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2006年11月06日
 ■ レッツ豊根村with教授

紅葉も広がりつつあるこの季節★

朝8時半に教授と待ち合わせして
行ってきました!豊根村★
(俺的には、帰ってきましただがw)

もちろん、2人きりですよww

今回は、突然豊根行きが決まったため、
あまり各方面へ予約を入れることができず
結構行き当たりばったりでしたが…

まあ、感触としては…大成功!!!!

今日の出来事を書いていきマース★

まず向かったのがR153経由でそのまま根羽村から茶臼山へ
入るルート。
何故かというと…

先生に是非見ていただきたかった
「月瀬の大杉」があるからでっす★

知ってる人は知ってると思いますが…

以前の日記に写真が載ってます。
<引用>


マジで、でかいんです!
この杉。

樹齢にして1800年!

根羽村にあるため、いったん愛知県を出ますが。

先生の反応サイコーでしたww
やっぱ、これだけでかい杉は、他に見たことが無い!

2人で怪しげにぱしゃぱしゃ写真を撮ってましたw

そして、根羽村から茶臼山へ!

その道中なんですが。
もう、紅葉が綺麗なんですよ!
今、紅葉前線は、茶臼山を過ぎて中腹まで下りてきている模様。

ここでも、道中車を停めてはパシャパシャw

景色にとっても感激してました~

そして、茶臼山!
めっさ霧!
雲の中ですわ…。

まずは昼食を取る。
そこで、第一村人発見!ぢゃなくってw
早速知り合いに遭遇っす。

親類のおばさま★
そして、一個下の後輩w

んで、今回のたびのテーマは、
「豊根村は、いかにして生き残るか?」
っちゅーことなので、
こういった観光施設ひとつについても昼食の際、
先生のありがたいご講義をいただきました!

これがまた、デザイン面とか結構具体的で勉強になります。
(詳細は、別日記に書く予定。)
そう、先生は、多摩美の講義も担当してるくらいですからね。

んで、お次は茶臼山高原美術館。
ここでは、前田真三さんの写真を展示してます。
以前にも行ったんですけど、

全然写真変わってる!!!!

こりゃ、リピーターで来ても結構満足できますよ★

先生も、僕も、写真好きなので、
2人でしばらく堪能★

そして、先生、前田さんのDVD購入!

残念ながら、「奥三河」の写真集は絶版だったので、
このDVDは主に北海道の風景写真中心ですが…。

写真館をあとにすると、山を下ります。

途中、旅館「清水館」で宿泊できるか聞いてみたんですが…。

なんと、今日に限って団体さんが大量に。
そして、満室と…。

ちゅーわけで、行き当たりばったり旅行は、
この時点で日帰りに変更w

この旅館は、前にもドタキャンになっちゃったりして
お世話になっていたのでお土産を携えて★
やっぱ、礼儀は欠かせません。

先生、是非次回はここへ宿泊ください★

女将さんに、軽く就職先内定のお知らせをし…(もちろん、顔見知りw)

次なる目的地は我が家!

家には、じいちゃんとばあちゃんしかいませんでしたが。
先生と、じいちゃん。

結構相性良いぞwww

話がドンドン盛り上がって気づけば一時間くらい経ってたw

じいちゃんも、頭の回転が速く…
2人で熱烈な議論が交わされていました★

後に、先生と話をしたときに、じいちゃん80歳超えてます
って話したら、めっちゃめちゃびっくりしてましたw
先生も、この人は頭の回転が速いと思ったらしく、
結構難しい話もしてました。

なんか、自慢のじいちゃんっす!!!!!!!!

んで、一路新豊根ダムへ。

先生、原子力の専門家ですから、発電関係詳しいんですよ。
その上、揚水発電なんて、原子力と対になってるようなもんですから。
その、揚水発電方式で日本一の発電量を誇っているのが新豊根発電所なんですよ。

まあ、今回訪ねたのは、揚水発電の上池になってる新豊根ダム側。

やっぱ、山ばっかりの険しい道を進んでいった先に、
あの巨大な人造物がいきなり現れると誰しもおどろくものですねw
先生も例外じゃなかった。

2人でパシャパシャww

これがまた、ダムの湖と反対側には
大入渓谷の壮大な絶壁を見ることができるんですけど、
さっきまで降っていた雨が、水蒸気となって雲間へ消えてゆく…。

めーーっちゃ、幻想的★

癒されるわぁ…。

先生が隣にいて緊張してるのに…


癒されるわぁ・・・・・・(笑)


てか、道中、ひたすら講義受けてるようなもんでしたから(笑)
豊根のことについても、また、一段と理解と興味が深くなった。

先生、豊根初めてなのに…知識量が半端ない。

途中、先生、
「ガソリンスタンドある??やっぱ、豊根にお金を落としていかないとね。」
って…。
さすがです。

気の使い方が半端無い!

で、スタンドに行くと、中学の先輩のお姉さんがおりまして…。
僕の顔が分かったらしく、話しかけてくれました!
お互い花キチ同士、花祭りの話題で持ちきりでしたがw

そして、小学校、中学校の寮の前を通り、
先生、その小学校の大きさと寮の規模にビックリ。
少人数だから、もっと小さなのを想像してたらしいですが、
教育に力を入れていたのも、豊根村の特徴。

と!

そこへ一台の車が通りかかり、ストップ。

中から下りてきたのは…

小学校の時の校長先生であり、現村議会議員の先生★
僕に気づいて車を停めてくれ…
さらに、おいらの恩師同士の巡り会いという…。

ここは路上だが!w

まさか、小学校の時の校長と大学の教授が、
豊根のこの場所で会話を交わすなんて、
全く想像できんかったわww

で、温泉につかってから、
上黒川の舞堂へ。

このために、特別に、舞堂の鍵を開けてもらってたのです!

おやじサンキュー!

舞堂の中を見学していただき、ちょっと花祭りの解説。

雨も本降りになって来ちゃったんですが、
役場へ!

さりげに、昨夜役場の方へ電話を入れておいたんですが、
お忙しいところ快く快諾してくださりありがとうございました!

んで、最初は豊根の解説をしていただこうと思いましたが…

主だったところは既に本日、徘徊済みww

実地も伴って、先生、既に豊根マスターの勢いですが!

そして話は茶臼山の経営の話や特産ブルーベリーの広報の話、
もちろん、村の財政に関する話も。

最後の方には、豊根村の将来像について、
熱い議論が交わされておりました。

もう、ね、今日、一番勉強させてもらったのは、
おいらです。

講師の先生たっぷりだもの。

じいちゃんに、役場の方に、校長先生に…もちろん、教授。

自分の生まれ育った村に対して、真剣に考える良い機会でした。

若干ですが、自分の辿りたい将来像も見えてきました。

先生も、帰りの道で、
役場にあんな優れた人材が居るとは思ってなかったって
おっしゃってました。

まだまだ、豊根も見捨てたもんじゃありません!

自分にできること、がんばってやっていきたいと思います!

先生も、自分も、大満足で名古屋の帰途へ。

長久手で、死ぬほど大量の焼き肉を先生におごっていただき★

腹一杯で日記書いてます(笑)
今日は、ホント、良い一日でした!

(全然、修羅場じゃなかったw)

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 ■ 頭の中が新鮮なうちに…豊根雑感

今回の豊根紀行。
個人的にも沢山の収穫がありました。
なんか、記録しておきたいので、記憶の新鮮なうちに★

まず、やはり、先生のおっしゃるように、急峻な渓谷の谷間に集落がぽつぽつと集まっている豊根村。
人々の暮らしに、それほどの不満はない。
けれど、誰もが心の中には抱いている将来への不安。

それは、数字上では、人口ピラミッドのあり得ない程の
逆三角形。
村内でほとんど見ることのない子供の風景。
見るのはお年寄りばかり。

そして、無造作に放置されてゆく森林。
愛知県は、見て見ぬふり。
出身議員を少なくすることで、県へ意見が上らないようにする。

事なかれ主義。

これといった産業は無く、法人税を当てにできないため、
ダムや、開閉所の固定資産税で「表面的には」潤っているように見える
村の財政。

完全に、囲い込まれている。

都会は都会、田舎は田舎。

都会から田舎を意識するときは、野山だけ。

本当にそれだけ?

俺たちが維持していくべき国土は都会だけ?

都会は、都会だけで独立できるのか。

否。

今は海外に頼っているため、
田舎の重要さは全くと言っていいほど意識されない。

水源にしても、資源にしても、
本当に大事なのはどこ?

みな、合成の誤謬で、身近な環境にしか目がいかない。

俺たちが本当にすべきことは、
本当に、環境のためになってるのか分からないリサイクルとかの
補助金事業を、もっと、長いスパンを見て必要なところに分配すること
ではないのか?

このまま山が荒れて、結局被害被るのは、
その下流域に住む人々。

本当に分かっている人は本当に少ない。

山が荒れることで、水への栄養素の補給は滞る。
それは何故?
山が荒れ果て、人間の手でしか保全することのできない杉の山々。
それ、すなわち、保水力の低下。

雨が降ったらそのまま流れ落ちていってしまう。

下流域の土壌も、そりゃ痩せる。

海外から、食料輸入できなくなったらどうすんの?

もっと、県単位で、そういった「無視された地域」へ目を向けるべきじゃなかろうか。
こんな、弱者切り捨て合併を推進するよりも。

そういった地域を維持する人がどんどん減っていく。

もう、都市部の人も他人事じゃない気がするんだが…。
(って、俺が、言うな…っと。)

豊根の人間も、人間で、厳しい言い方になると、
「自動的に」入ってくる大型公共事業の固定資産税。
そのぬるま湯につかっているうちは、抜け出せない。

そう、危機感を持つことができない。

極論、いったん、村が倒産した方が、皆、目を覚ますのではないか?

そんな激論も交わされた。

石油の豊富な、今の時代に今を見るんじゃなくて、
将来のための蓄積をどう取っておくか。
そりゃ、将来を予測するなんて、相当難しい。

けれど、何もやらなきゃ、何もならないじゃん。

そんな、中で頑張っている人を応援したい。

でも、直接的にできる境遇にいない自分。
苛立つ…。

自分に何ができるか?
本当に考えた。

そこで、先生がヒントをくれた。

俺には、俺にしかできない、村への貢献。

それを目指して、人生全うしていきたい。

そう思った今日でした。

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