頭の中が新鮮なうちに…豊根雑感

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今回の豊根紀行。
個人的にも沢山の収穫がありました。
なんか、記録しておきたいので、記憶の新鮮なうちに★

まず、やはり、先生のおっしゃるように、急峻な渓谷の谷間に集落がぽつぽつと集まっている豊根村。
人々の暮らしに、それほどの不満はない。
けれど、誰もが心の中には抱いている将来への不安。

それは、数字上では、人口ピラミッドのあり得ない程の
逆三角形。
村内でほとんど見ることのない子供の風景。
見るのはお年寄りばかり。

そして、無造作に放置されてゆく森林。
愛知県は、見て見ぬふり。
出身議員を少なくすることで、県へ意見が上らないようにする。

事なかれ主義。

これといった産業は無く、法人税を当てにできないため、
ダムや、開閉所の固定資産税で「表面的には」潤っているように見える
村の財政。

完全に、囲い込まれている。

都会は都会、田舎は田舎。

都会から田舎を意識するときは、野山だけ。

本当にそれだけ?

俺たちが維持していくべき国土は都会だけ?

都会は、都会だけで独立できるのか。

否。

今は海外に頼っているため、
田舎の重要さは全くと言っていいほど意識されない。

水源にしても、資源にしても、
本当に大事なのはどこ?

みな、合成の誤謬で、身近な環境にしか目がいかない。

俺たちが本当にすべきことは、
本当に、環境のためになってるのか分からないリサイクルとかの
補助金事業を、もっと、長いスパンを見て必要なところに分配すること
ではないのか?

このまま山が荒れて、結局被害被るのは、
その下流域に住む人々。

本当に分かっている人は本当に少ない。

山が荒れることで、水への栄養素の補給は滞る。
それは何故?
山が荒れ果て、人間の手でしか保全することのできない杉の山々。
それ、すなわち、保水力の低下。

雨が降ったらそのまま流れ落ちていってしまう。

下流域の土壌も、そりゃ痩せる。

海外から、食料輸入できなくなったらどうすんの?

もっと、県単位で、そういった「無視された地域」へ目を向けるべきじゃなかろうか。
こんな、弱者切り捨て合併を推進するよりも。

そういった地域を維持する人がどんどん減っていく。

もう、都市部の人も他人事じゃない気がするんだが…。
(って、俺が、言うな…っと。)

豊根の人間も、人間で、厳しい言い方になると、
「自動的に」入ってくる大型公共事業の固定資産税。
そのぬるま湯につかっているうちは、抜け出せない。

そう、危機感を持つことができない。

極論、いったん、村が倒産した方が、皆、目を覚ますのではないか?

そんな激論も交わされた。

石油の豊富な、今の時代に今を見るんじゃなくて、
将来のための蓄積をどう取っておくか。
そりゃ、将来を予測するなんて、相当難しい。

けれど、何もやらなきゃ、何もならないじゃん。

そんな、中で頑張っている人を応援したい。

でも、直接的にできる境遇にいない自分。
苛立つ…。

自分に何ができるか?
本当に考えた。

そこで、先生がヒントをくれた。

俺には、俺にしかできない、村への貢献。

それを目指して、人生全うしていきたい。

そう思った今日でした。

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