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2008年11月22日

 ■ 花祭りっ!@坂宇場&月地区

昨夜は遅くまで部の新人歓迎会だったため、
今夜の花祭りに備える意味もあっての…

午後1時起きwww

いやぁ~久しぶりに惰眠をむさぼったが、
たまには良い物だw

さて、英気を養った後は、荷物をまとめて大府を出る!

が、道中、せっかく養った英気を吸い取られるような…

香嵐渓渋滞にはまる!

まあ、この時期、夕方からのライトアップで混雑するとは思いましたが…
不況も相まってか?
近くで観光済ませようとする人が増えたのか…

裏道でまさか渋滞するとは思わなかった(汗

30分ほどロス。

途中のスーパー「パレット」にて塩を買ってきてくれと母から頼まれていたので
駐車場に車を止められるかなぁ…と、若干心配。
よって、渋滞中に嫁さんに下車してもらって買ってきてもらおうと。

で、おいらの方は駐車場入り口到着…。

して、びっくり!!!

パレットの駐車場、がら空きですよ。

どうやら、観光目的の駐車は遠慮ということらしいんですが、
とりあえず、

近隣住民もここまでたどり着けない模様!

普段と比べても車が停まっていない。

やっとのことで渋滞を抜けるも、
観光バスの遅いこと遅いこと。

豊根の実家まで3時間もかかりやがったよ…。

今週末は、豊根村の坂宇場地区と東栄町の月地区、足込地区にて
花祭りが催されます。

夕食を実家にて食べてから、
まず向かった花祭り…

やっぱ、おいら的には坂宇場!
(嫁さんは早く月に行きたいーー!と言っておられましたが(汗))

だって、坂宇場には、豊根の花祭りの「神」がおられますから。
そう…おいらの豊根結婚式披露宴にて鬼を舞ってくれた、あの従兄弟。

実家を出てすぐ、工事用の信号で止まったんですが、
おいらの前で信号待ちをしている車…

な~んか、どこかで見たことが…
なかなか走っているのを見たことが無い車種なので、
これはもしや…

豊根結婚式&披露宴で写真を撮って下さったプロカメラマンの
山之内博章さん(上黒川花祭り保存会所属)!?

そんなことを嫁さんと車内で話している内に
会場すぐ近くの道の駅「グリーンポート宮嶋」に到着。

さっきの車も駐車場に!!!

ここの駐車場に停めさせて頂き、
さっそく例の車に近寄ってみると…やはり!

山之内さんじゃないですか!

なんというグッドタイミング(笑)

名古屋からちょうど、到着したところとのこと。
そして、驚くべき事に、坂宇場地区に来るのは17年ぶり!

花祭りを知った18年前には各地区をまわっておられ
翌年からは上黒川固定で撮影されていたそうなのです。

やはり、撮影目的は…「神」ですか!?(笑)

さて、舞庭に到着。
会所でお見舞いを渡すと、早速「神」発見!

挨拶に行こうと、近づいた瞬間!

「まあ、飲め!」

一升瓶、手渡されました(笑)
さすがは、神です。

既に、半分以上消費されておりますが(汗
そのまま一升瓶はおいらに託され、
観客の皆さんに振る舞ってきてくれ!とのこと☆

そうそう、今年の坂宇場の花には、若い人が多いこと多いこと。
若い人と…子供も多い!
会場にいらした中学校時代の恩師に聞いたところに寄ると、
丁度、坂宇場は今、舞い手となる年齢の子供がピークらしく、
続く子供がいないのが、心配なところらしい。

それにしても、俺らよりちょっと若いくらいの人もたくさんいる。
神によると、どうやら大学生が大量に研究しに来ているようなのだ。

で、ちょっとヒヤリング。

来られているのは、名古屋市立大学生の軍団らしい!

ゼミの先生も一緒とのことで…

神、一升瓶片手に先生の所へ!!

が!

学生さんがなにやら慌てている。

「あっ!神!違う違う違う!(汗」

どうやら、先生ではなく知らないおっちゃん??のところへ
間違えて向かってしまったようだ(汗

既に、神酒の力で神がかってしまっている☆

まだまだ、若い人はいらっしゃいます。

ちょうど、夏にお会いした豊根村インターン生OBOGの皆さんもおられ、
なんと!
またまたお土産を頂戴してしまいました(汗

DSC_2044

東京から遙々、いつもながら感心してしまいます。
やはり、遠路遙々来られたからにはおもてなししなくては!

片手にあった一升瓶をオススメする(笑)

既に、一升瓶を持って現れたおいらに驚愕しておりましたが…
皆様、とても良い飲みっぷりで☆
さすがに、ドライバーさんには飲ませられませんでしたが!

さて、坂宇場の花祭りのことを少しは書かないと…(汗

坂宇場の花祭りは、幾多の花祭り地区の中でも、
上黒川とそっくりなんですよ!

太鼓の拍子、囃し立て方、舞方に至るまで。

細部は若干異なりますが、
それは恐らく…待った経験のある人じゃないと気付かないレベルじゃないでしょうか。

当然、上黒川の人も多い。

皆、囃し立てやすいので、坂宇場に集まってくるのです。
地区も隣同士だし、中には上黒川花祭り保存会の人が笛を吹いていることも(笑)

逆に、上黒川の花祭りには、坂宇場の方々が来て囃して下さいます。
自分の地区の時は、進行役に皆忙しくて、囃し立てる余裕がないのです。
だから、各地区、持ちつ持たれつなわけです。

そして、花祭りのもう一つの醍醐味と言えば…

豊根出身のみんなに会えること!

今回は、中学の寮にいた時、2年生の1学期かな。
寮で同室だった先輩と後輩でそろい踏み☆
なんか、すげー懐かしかった(笑)

さあ、そんな懐かしい再会もありましたが、
嫁さんに落ち着きが無くなってきたので(笑)

嫁さんの花祭りが育った地区!
もう、第二の故郷と言っても良いくらいの地区、
東栄町月地区へ。

もちろん、おいらはべろんべろんに酔っぱらった赤鬼だったので、
嫁さんの運転にて☆

月地区の花祭り、実は訪問するの初めてなんです。
舞庭の天井には、大量のびゃっけが!

すげぇ!

こんだけ見事なのは初めてだ。

DSC_1780

また、月地区は坂宇場とは打って変わって、人が多い多い!
ただ、そのほとんどは観光客なのかな??

坂宇場をエスニックなマニアックダンスクラブとするならば、
こちらは、観光客に開かれた催事…という感じだろうか。

坂宇場は、おいらたちの年齢層の見物客が沢山いたのに対し、
こちらはカメラマンや、ご年配の方が沢山おられました。

DSC_1800

会場はこんな感じです。
公民館の中で行われます。

到着後はしばらく、地固めの舞が続き、
花の舞も何組か出てから…

これ、振草系花祭りに特有の!

おいらも初めて見る、榊鬼の庭入りです。

DSC_1806

月地区では、集落の家々を榊鬼が舞いまわり、
最後に、舞庭にこうして入ってくるのです。

舞庭の外に鬼がいるって、不思議な感じでした。

内に入ると…

DSC_1821

威勢の良い鬼様の舞いが!

DSC_1833

ござを敷き、「へんべい」を踏みます。
一通り舞庭で舞い終えると…

突如外に突出!!!

榊鬼がモーゼの如く、人の海をかき分けて外に出て行きます!

で、そのうしろを…
おいらも、素早く追いかけさせて頂く(笑)

そして…
ナイス撮影ポイントゲット!!!!!!

DSC_1849

外の焚き火の火を激しく舞いあげております!
思いっきり火の粉を浴びながら(汗

DSC_1855 

それに対して、伴鬼達も続きます!

「こら!もっと激しくはねんかっ!!!」

という激しい怒号が響き渡っておりました(汗
伴鬼達も必死!

さあ、そんな激しい神事が終わった、落ち着いた舞庭の様子です。

DSC_1865

大入系(豊根、御園)とは違って、
釜は土で盛られたその上に載っかっています。

一大イベントも楽しんだことだし!
と、再び車を20分ほど走らせて…

坂宇場に舞い戻ってきました!(笑)

演目は既に山見鬼を終えて三舞い、剣です。

DSC_1876

手に剣を持ち、三人で舞うという舞いです。
時間は既に午前2時過ぎ。
舞庭の中もかなりヒートアップ!!!

酔っぱらい達によるヒートサウンドが響き渡っております☆

そして…こちらも榊鬼の出番です!

DSC_1901

一晩で、榊鬼を2地区も見られるなんて…
こんな贅沢初めてだぞ(笑)

榊鬼と言えば、花祭りのメインのようなものです(観光的には)。

DSC_1910

こちらもへんべいを踏みますが。

榊鬼が外に出て焚き火を掘り起こす月地区(振草系)とは異なり、
「たいわり」と言いまして、たいまつをマサカリで叩き清めます。
(ちなみに、上黒川(大入系)もたいわりです。)

DSC_1940

DSC_1935

激しく火の粉が迸り、迫力あります。

そんな迫力の榊鬼が終わると、本当の神楽?と言いますか、
禰宜、巫女、擂り粉木、杓子、の登場です。
坂宇場では…巫女は出てこないのかな?
見なかったような気がしますが…

この、(恐らく)禰宜さま。

そう…

あの!
一升瓶の似合う「神」(従兄弟)!が舞われております。

DSC_1964

見た目ですぐ分かる(笑)

しかし、今年は従兄弟も花祭りの重大行事「しずめさま」の舞を舞ったそうで、
年々、その舞いの格が上がってきておりますよ!

で、次は四つ舞いの扇が始まりました。
三舞い四つ舞いは、大抵、青年が舞うんですが、
なんと!!!

中学生?高校生?の、女の子が舞っている!

しかも、ものすごい楽しそうで、超元気!

未来の花キチを見た気がする。
うちの嫁さんも、大はしゃぎ☆

未来は明るいぞーーー!

しかし、この長くて辛い舞いを女の子が…すごいです。

さて、湯囃子と朝鬼が始まるまで、ちょっと仮眠するか!
と、嫁さんと車の中で就寝。

が、これが悲劇の…

寝坊に!!!

いや、ほんの2時間位なんですが、
坂宇場のペースが我々の予想よりもかなり速かった!

しまった…。

若干ブルーで外に出ると、
ちょうど、自宅に帰ろうとしている従兄弟に遭遇。

「ご苦労様な!」

と、声を掛けられ、また上黒川で!と、声を掛け返す。

正月(上黒川の花祭り)が楽しみです☆

投稿者 kenta : 2008年11月22日 23:57

コメント

写真が素敵~。
さっきのテレビといい、ここといい、見てれば見ているほど行きたくなる!!(笑)
やっぱ、強行で行くべきかなー。

…と、言うか、もうすっかり行くつもりになっていたりする(笑)

投稿者 遥 : 2008年11月25日 19:28

>遥さま
花祭り自体がステキだから、写真をどう撮ってもステキに写っちゃうのさ☆
遥さまも一眼カメラもって花に行くべし!
小林の花祭りや山内、テレビに出ていたねぇ~
マスコミからも花祭り包囲網が(笑)

行くつもりですよね~☆

投稿者 けんた Author Profile Page : 2008年11月25日 19:39

 私も坂宇場にいました。若い人達が終始囃してくれてましたね。「花の舞」は、1つの手が2舞あって、華やかでしたね。坂宇場でも、激しく舞う「三ツ舞(やち)」を女の子2人が舞っていて、びっくりしました。
 さて、今日のテレビで、山内が9日に神事だけ行なったことを放送してました。一部を今年開催するという情報があった後に延期の情報が続き、「開催内容等の詳細を再度協議し、しっかりと準備を行い、現在実施することができる精一杯の内容で開催したい」という理由になっていたので、積極的延期かと思ったんですが、一部開催がされるかどうか分かりませんね。ただ、去年まで舞っていた三沢の青少年は舞いたがっています。彼らの思いが実現できる事を願っています。

投稿者 koppa : 2008年11月25日 20:38

>koppaさま
初めまして…ですか!?コメント有り難う御座います。
声も枯れ枯れの囃し声でしたが…日頃のストレスだけでなく、自分の場合は風邪まで吹っ飛んでいってくれました(笑)
おっしゃるとおり、花の舞で1つの手が二組あったのは驚きでした。
本当に子供が沢山、そんな印象の坂宇場でした。
三ツ舞のやちといえば、激しい青年の舞の代表格!それを女の子二人ですか!?
僕らが到着した時には既に剣だったんですが、やちを見たかったーーーー!

今日放送されていた中京テレビのニュース特集、私も拝見しました。
確かに、このような激しい舞の多くある花祭りを高齢者の方が多い集落で維持するのは並大抵のことでないと思われます。
私も一部開催の噂は耳にしておりましたので、結局見に行ったことのない山内地区へ行けるかと楽しみにしておりましたが…
現実は厳しいですね…。
伝承だけでもどうにか残ってくれれば…と思いますが…。
映像と記憶を元に、いつか蘇ることを僕も願います。

投稿者 けんた Author Profile Page : 2008年11月25日 21:47

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