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四国九州旅行7日目大分と船

四国九州旅行7日目大分と船

  • Posted by: けんた
  • 11年03月25日 金曜日
  • 旅路

気持ちの良い朝日に目覚めて、部屋の窓から見える景色がこちら。

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う~ん、絶品。
下関で見たように、雲間から差し込む太陽の光が海面をスポットで照らし出しています。
ちなみにここは別府の中でも鉄輪温泉というところに属すそうです。

小鉢が沢山並んだ朝食に舌鼓を打ちつつ、
息子はいつもの如く、しゃもじを持って暴れつつ…

お腹いっぱいになったところで、宿を出ます。

今日は、新門司港から出るフェリーに乗船するので、
行動時間はフェリー律則です。

よって、あまり時間に余裕はありません。

せっかく別府まで来たんだから…と、地獄巡りをしていくことにしました☆
ここはかつて、おいらの父と母が新婚旅行で来た場所。

だいぶ昔の話になりますが…
地獄を全部回るには時間が足りないと思ったので、
母に電話して「オススメ地獄」を聞いてみることに。

別府の地獄巡り、現在の地獄の数はこれだけあります。

『血の池地獄』
『竜巻地獄』
『海地獄』
『鬼石坊主地獄』
『山地獄』
『かまど地獄』
『竜巻地獄』
『白池地獄』
以上8つです。
(別府地獄組合加入の地獄のみ記載)

やはり印象的だったのは「血の池地獄」だったようなので、
宿から3キロほど走って行ってみました。

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血の池地獄(ちのいけじごく)は、『豊後国風土記』や『万葉集』にも「赤湯泉」などとして
記載されている非常に歴史のある地獄だそうです。

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1927年(昭和2年)には高さ220mにまで達する大爆発を起こしたらしく、
この真っ赤な池が大爆発って…末恐ろしい風景ですね。

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よーっく水面を見てみると、赤いものが沈殿しています。
これは酸化鉄や酸化マグネシウムらしいです。

ただ、絵はがきなどで使われている血の池地獄の写真は
もっと華やかな赤というか…明るい赤な気がするんですが。

絵はがきの方をよーっくみてみたら、これはどうも撹拌した後の色のようですね。
ちなみに、下の写真右側が入場券代わりの血の池地獄絵はがき。

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左手に見えますのが、血の池プリン(笑)
ほんのりとワインのような風味を感じる文字通り赤色のプリンでした。

既に、息子の手が見えておりますが…

俺にも食わせろーーー!!
と、叫んでいるところです(汗

先ほどの赤い沈殿物ですが、皮膚病薬の「血ノ池軟膏」として利用されたり、
染料として利用されたりしていました。

恐らく、沈殿物を採取する時が、最も綺麗な赤色の池面を見ることができるんじゃないでしょうか。

血の池地獄の隣には龍巻地獄がありました。
龍巻というのは…勢いの強さをネーミングにしているのでしょうか…

別に、湯が竜巻のように轟々とうなっているわけではなく、間欠泉です。

さあ、どうだ!?
行ってみたものの、中は空っぽ。

おっとぉ~~これは何分待ちコースだ!?

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ここに湯が出てくるらしいんですが…。
ただ、既に待ってる観客の方も多く、この人入りからして数十分はこの状態っぽい。

20~40分間隔で噴出するということなので…

な~んて思っていたら、すぐさま湯気のようなものが出てきまして!!
それは徐々にお湯の柱へと…!!

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なんとまあタイミングの良いこと。
吹き出す瞬間をキャッチすることができました☆

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こりゃまた、偉い細いお湯柱だ。
そういえば、血の池地獄の係員さんが、
「天然の地獄はここだけです」
なーんて言っていたのがひっかかったんですが…

ということは、この湯の柱も人工的なものなのか!!

間欠泉自体はあっただろうけれど、吐き出し口を狭めて柱を高くしているのかも。
(あくまで、おいらの想像ですよ。)

さて、最後に海地獄を見て帰りましょう!!
ってことで、別府インターへ戻る途中にあった海地獄へ☆

ここには宿の方がオススメして下さった美味しいプリンがあるらしい。

到着後、程なくして妻が

「血の池地獄があるよ~~」

って。

ええっ!?
ここは海地獄だと思うが…。

しかし、眼前に広がった風景。
これはまさしく血の池地獄ではないかっ!!

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海地獄では血の池地獄も堪能できるようです(笑)

そして、こちらが本場海地獄。

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血の池地獄の赤とは対照的なマリンブルーの池面が広がっていますね。
蒸気の量も半端無いです。

この綺麗なマリンブルーを呈しさせているのは、硫酸鉄。
別府温泉って、別府八湯と良く言われていますが、源泉の種類も豊富。

すなわち、含まれるイオンの種類も豊富であり、
同じ別府ながら、こんなに異なった色の地獄が見られるんですね。

左手には卵が篭に入った状態で吊されており、
温泉卵製造中のようだ。

と、奥の方へ目をやると…

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こ…この形…どこかで見たぞーーーー!!!

龍巻地獄、間欠泉じゃないか!!

海地獄に来れば、血の池地獄と龍巻地獄も堪能できるようですww

そして、こちらが妻お楽しみの地獄蒸し焼きプリン。

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パステルのプリンのような食感で、大変美味しゅう御座いました☆

息子もプリンをちょこっと食べた後、地獄周辺をひしゃく持って走り回っていました(笑)

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地獄もスイーツも堪能したところで、別府から宇佐へ移動します。

目的地は、宇佐神宮です。

こちらも門前町が発達しておりますが、人影はまばら。
いや、かなり閑散と…

宇佐神宮は全国に4万社ある八幡様の総本宮。
豊根だと、坂宇場と大沢の氏神様が八幡様ですね。

全国には11万社の神社がありますが、そのうちの4万社を占める…
すなわち、最も多いのが八幡様だそうです。

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既に抱っこに疲れていた我々は、ベビーカーに息子を乗せてお参りに。
息子も久しぶりのベビーカーだけあって大人しく乗ってくれています。

境内も広いので、この方が楽々☆

が!!

かーいーだーんーだーー。

短い階段が連続していたので、ベビーカーごと持ち上げていくことにしました。

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こりゃまた、抱っことは別の筋肉が鍛えられそうだ(汗

階段を上りきったところに、綺麗な朱色の拝殿が目に入ってきました。

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通常、神社の参拝作法というと2礼2拍手1礼なのですが、
こちらの神社の場合は2礼「4拍手」1礼

拍手が2回多いのです。
これも、古くから続く伝統のようです。

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まず参拝したのは上宮。

伊勢神宮の外宮と内宮の如く、宇佐神宮の場合は上宮と下宮があり、
片参りにならぬよう…と、下宮にも参拝。

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高台で日の光に輝く上宮とは趣が異なり、
うっすら森の中にひっそりとたたずむ下宮。

個人的には、こっちの雰囲気の方が味がっていいなぁ。

門前町で昼食を食べ、帰途につくべく新門司港を目指します。

さて息子。
宇佐神宮でも新たなアイテムをゲットしました!!

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お守りの鈴です☆

もう既に、車内は花祭り状態(笑)

長時間ドライブになるとイライラしてくる息子も、
これだけ遊び道具??があると大人しく(もないけど)遊んでいてくれます。

ただ…

窓をガンガンひしゃくで叩くのはやめてくれぇ~~~(汗

大分と北九州間の高速道路は、現在建設中のようで、
途中からは一般道を進みます。

で、フェリーの時間まで、ちょっとだけ時間ができました☆
これは…

行けなかったあの神社へ行ってみよう!!!

というわけで、こちら☆

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そうです、数日前、下関を出る時、関門海峡の向こう側に見えた和布刈神社であります。
今度は下関側を見渡す位置に。

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またまた関門橋です(笑)

で、この鳥居の下はこのように…

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階段が海にそのまま導かれていました。
拝殿はこちら。

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神社名となっている「和布刈」とは「ワカメを刈る」という意味だそうです。

毎年旧暦元旦の未明に三人の神職がそれぞれ松明手桶を持って神社の前の関門海峡に入り、海岸でワカメを刈り採って、神前に供える「和布刈神事」(めかりしんじ)が行われる。from Wikipedia

真冬に…海へ…

風も非常に強いところだし、かなりの修練ですね。

そして、3月ではありますが…風が強くて寒すぎるっ!!
息子も寝てしまっているので、早々に退散です。

出航の1時間前に新門司港到着。
既に長い車の行列ができていました。

そこに私も駐車し、車検証とクレジットカードを持ってチェックイン。
既にネットで決済していたので、この二つを持って行けば、そのままチケットがもらえます。

妻子は一緒に乗船できないので、運転手のおいらのみ車に残って待ちぼうけ。

こちらが新門司港⇒泉大津港の船「つくし」です。

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WISHを船内に積み込むと、私も乗船。
既に部屋に入っていた妻子と再会し、その部屋にびっくり!!

今までフェリーは2回ほど乗りましたが、このような個室は初体験。
普通の宿の和室そのまんまですよ。

エンジン音と、それによる細かい振動を除けば(笑)

地デジも写るし、洗面台はあるし。
快適だなぁ。
窓からは外の風景が見られます。

せっかくなので、出航シーンを見るべく、デッキに出てみました。

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風が強すぎて飛ばされそうや(汗
寒さに負けた我々は船内に戻り、早めの夕食です。

なんたって、明日朝は4時半起床。

生活時間を前出しです。

レストランには行列ができていましたが、
席にはかなり余裕があり、我々が選んだ部屋は、ガラガラ☆

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と、近くのテーブルにイカツイおじさま方が…

宴会を繰り広げられております(笑)

非常に慣れた雰囲気から見て、トラックの運転手さんたちかなぁ。

そこへ、息子。

突撃!!!

おじちゃんたちをじーっと見つめて、

「おっ!!」

と、手を上げて挨拶しているじゃありませんか(笑)

それを見たおっちゃんたち、

「俺の顔を見て泣かないとは、やるなぁ。坊主。」

すんげぇうれしそう☆

おっちゃんたちに優しくしてもらって、上機嫌の息子、
テンション高いです。

そして、お風呂へ。
お風呂は展望風呂となっており、外に流れる景色を見ながら湯船に浸かります。

水の上を浮く船に乗って水の中に入る。
なかなか不思議な気分ですね。

湯船に入っていると、船の「大きな揺れ」を感じやすいように思いました。

さて、ここで問題が。

息子がなかなか寝ない。

とりあえず、明日朝は早いから…と、ケータイで目覚まし設定していたんですが、
どのアラーム音にしようかなぁ~とアラーム音を視聴していたところ…

息子、ノリノリである。

踊るぞーーー!!

と、言わんばかりにケータイのメロディーにのっています(笑)

こうして、楽しい夜はふけていったのでした。

Comments:2

だんきち 2011年3月27日 17:29

けんたさんまいど!

昨日はメールありがとやんした!
いよいよ旅もラスト、ですね…(も少し続けたい感じ、ですかね)
お泊りの別府温泉は、鉄輪温泉だったんですねー☆
地獄蒸しが有名な湯治場ですが、けんたさんたちのお料理で、地獄蒸し料理は堪能されましたか?
あと、地獄蒸しをできる場所や、蒸し風呂(サウナっぽいやつ)も、外湯であるんですよね。
地獄蒸しで温野菜作ったら美味そう☆
温泉好きなだんきちも、別府に行ったら行ってみたいところであります。
そして、地獄めぐりキターーーーー!
やっぱ血の池地獄が有名なのですね。
見たまんま赤いんだ…ああ、硫黄の匂いが画面にも伝わる(love)
しかし、そこは観光地!血の池プリン・地獄蒸しプリンとスイーツも充実ですねー。
血の池プリンはそのまんまやなあ…

宇佐八幡は、八幡の総本山。そうか、ミスターのおわす坂宇場も八幡神社でしたね。
かつては、国の大事を託宣した歴史もあり、今も例大祭祭事の時には、勅使が来られるという格式高い神社ですね。

そして、鈴ゲット☆
たっちゃん、花の舞「柄杓の手」コンプリートwww
車の中、大丈夫でしたか(汗

帰りは、阪九フェリーですか!
僕も学生時代の自転車旅行のラストはフェリーで帰りました。
雑魚寝の船室が思い出深いです。
お風呂に入っていると、ゆーらゆーらして変な感じなんですよね。

しかし、たっちゃん…君はどんだけ人見知りしないんだ!偉い、偉すぎるぞ!!!たっちゃん。
将来有望ですな。営業向きじゃない?

けんた 2011年3月27日 20:55

>だんきちさま
長いと思われた旅も、最終日になってみるとあっという間でしたねぇ。
おっしゃるとおり、も少し続けたい気分でしたが(笑)
メニューに地獄蒸しもあったんですが、肉食系女子の妻の希望により豊後牛になりました☆

鉄輪温泉は、とにかく蒸しまくりなんですねww
確かにそこら中から蒸気が上がっていました。
これも湯量が豊富だからこそなせる技なんでしょうね。

あ、舞堂の湯釜でも蒸し料理が…なーんて、やったらバチが当たりますね(汗

硫黄の香りが大好きなだんきちさんは是非とも地獄巡りしてみて下さい☆
時間が無い時は、海地獄に行けば全てを堪能できます(笑)
あ、坊主地獄は無いか…。

ミスターにも宇佐八幡をオススメしておこうかな。
宇佐という地名は、ローマ字にすると「USA」。
これもなんか面白かったです(笑)どこかの軍事大国のようで…(汗

それにしても、宇佐八幡について追加の解説有り難う御座います☆
例大祭で勅使が来られるとは、かなり格式が高いですね。
そんな格式高きお守り鈴をゲットできるとは!!
…ただ、いつもなめちゃうので…バチが当たらないことを祈ります…。

帰りは阪九フェリー☆
あの航路で一番評判の良い船を選びました☆
船優先で、路線は二の次というww

私も小学生の時に雑魚寝の船室を体験しました~
しかも、台風直撃していて、かなりの方が酔っていた…。

自分も酔いそうでした。
まるで、一定感覚でバンジージャンプしているような…。
こんな状態だと、お風呂も営業停止でしょうね(笑)

息子は、息子のおじいちゃん(おいらの父)に似て、
人付き合い最強になりそうな予感ですww
隔世遺伝恐るべしっ!!

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