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同期北海道スキー3日目

同期北海道スキー3日目

昨夜はもの凄い嵐が吹き荒れていました。
朝起きて外を見ると、数十センチ、積雪量が増えています。

ただ、そこには青空が!!

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青空が見えるだけで、寝起きの我々はハイタッチ。
激晴れは期待していませんが、せめてリフトが動いて欲しいという…切ない欲求。

宿の方も、今日ならきっと大丈夫ですよ!!
と、励まして下さいます。

朝一番の送迎バスでゲレンデまで運んで頂き、斜面を眺めると…

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まだ、誰のシュプールも画かれていない美しい斜面がそこに!!

早速ゴンドラに乗って山頂方面を目指しますが、
青空を観て、ときめきが止まりません。

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これなら、山頂経由でビレッジやヒラフなどの他のスキー場へ行くことも可能か!!
ニセコアンヌプリを最高峰に、その裾野に三つのスキー場が広がっています。

その三つの共通リフト券を使っていますが、
スキー場間を移動する方法は麓をバス移動するか、
もしくは山頂経由でどのゲレンデへも下ることができます。

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しかぁ~し、まだ甘かった。
山頂方面へ向かう唯一のアクセスリフトが、まだ動いていない。

昨日は終日動いていなかったので仕方なくバス移動でしたが、
どうにか動いてくれないものか!!

しばらく、その手前のペアリフトで山頂付近のパウダースノーを味わいながら、
山頂へアクセスするジャンボ第4ペアリフトが動き出すのを待ちます。

数分の間に「晴→曇→雪→吹雪→晴…」を繰り返す移り気な天気でしたが…

一瞬の晴れ間を狙ってマイカメラでマイ滑りを動画撮影してもらいました☆

それも、追従走行で!!

最後の方で大変なことになりましたが、
カメラを守って天才的な縦回転をされた撮影者に感謝です(汗

自分の滑りを動画で確認すると、クセがよく分かります。

そして!!!

満を持して、ジャンボ第4ペアリフトが動き出しました!!

先ほどのゲレンデマップを見ても分かる通り、
山頂の周囲を取り囲むようにゲレンデが広がっており…

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山頂方面を眺めると、こんな感じ。

辺り一面真っ白で、コースの「幅」が無いに等しいんです。
やろうと思えば、ぐるーっと山頂周囲を半周くらいできます。

逆に言えば、どこを滑ったら良いのか、判断に迷う(笑)

こんなゲレンデ、初めてです。

しかも!!!

ふわっふわのパウダースノー。
朝一番の醍醐味です。

身体が中を浮いて滑っているような、浮遊感。

横切る雪しぶき。

たまらん。

けど、寒すぎる…。

麓の標高は400mくらいで、ここは1000m以上。
気温差がかなり激しいです。

昨日滑ることができなかったニセコビレッジスキー場へ向かいますが、
寒さにやられた我々は、10時の休憩ということで、高いところにあるカフェへ。

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メニューの値段も、標高と同じくらい高いですが。

なにせ、ヒルトン系列のカフェ。
そりゃ、高いですわい。

暖まって英気を養ってから、
今度は非圧雪上級者コースのスーパースティションへ。
決断したは良いものの、問題が一つ。

唯一のアクセス手段となるリフトが、営業していない。

うむー。
コースは開いているようなんだけど。

悩んだあげく、どうしても、そのコースが魅力的でしょうがないので、
気合いでリフト分を登山することにしました(笑)

疲労困憊の先には、衝撃的な看板が。

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コースは開いていましたが、「非圧雪 上級者限定」の文字。
そして…

登山していたのは我々のみ。

すなわち。

パウダースノー貸し切り状態。

なんという贅沢空間。
登山の疲れも吹っ飛びました(笑)

下のゲレンデマップで、ニセコゴンドラに沿うようにして下向き黒矢印が
「スーパースティション」コースです。

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計画的には、

「スーパースティション → じゃがいも → みそしる」

と、下って行く予定。
途中から「こんぶ」に抜けるのも魅力的ですが。

きわどい位置にあるだけあって、立ち入り禁止区域の看板がコース外にありました。
もちろん、そっちへは行きませんよ。

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スーパースティション。
本日、一番最高のコースでした!!

全員、必ず1回以上、吹っ飛びました(笑)

でも、そこはふかふかのパウダーゾーン。
全然痛くない。

けれど、雪煙が半端ない。

こけた直後の同期が滑り出したところへ、みんなで

「Sちゃん!そこでもう一回ヘッドスライディングだっ!!」

と、言った次の瞬間。

マジでヘッドスライディング。

単なるヘッドスライディングではありません。
前転宙返り付属のヘッドスライディング。

本人、全く意図せずして…(汗

まさかの偶然に、こけた本人含めて全員大爆笑。

頭を雪の中に突っ込んで、板だけが空を向いていました。

人のことを笑うと、自分に返ってくる…。
それはそのとおりです。

斜面中腹でクラッシュした私、片方の板が外れ…
さらに不幸なことに、麓で待っている同期のところまで流れていってしまった…。

うあー。

非圧雪急斜面。

これは厳しい。
片足でどーにかこーにか滑り降りつつ、
板にたどり着いた頃にはヘトヘト。

「みそしる」で体力を奪われた我々は、
お昼時となったので昼食を取ることにしました。

その場所は…

ホテルヒルトン!!ランチバイキング!!!

ヒルトンのランチバイキングなのに、
2000円と、割と良心的な価格設定です。

まず、入り口からしてスキー場に似つかわしくないラグジュアリーな空間。

みんなスキーウェアを着ているものの、ちょっとドキドキしてしまいます。

カレーが名物らしいですが、普通、スキー場のランチといえば
千数百円するもの。

豊富なラインナップに、デザート、珈琲付き。
食べ放題、飲み放題(アルコール除く)。

めっちゃお得ですわ。

たらふく頂いた我々は、もう、動けない(笑)

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ニセコへ来たら、ヒルトンランチバイキング、オススメですよ。

腹ごしらえをしたら、昨日はバスで40分掛けて移動したグラン・ヒラフへ。
バスだと時間が掛かるのに、山頂付近経由のスキーだとあっという間ですね。
円錐形状。

昨日、滑りたくても時間がなかった「温泉沢」コース。

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最大斜度40度の非圧雪コースです。

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あまり長いコースではありませんが、
一気に下り降りる気持ちの良い場所。

そこから、まだパウダースノーが残っているところを探しては滑走します。

そろそろリフトの時間も危うくなってきて、一歩間違えば帰られなくなるため、
早めにアンヌプリスキー場方面へ戻ることにしました。

ニセコビレッジスキー場経由で、久しぶりの1人乗りリフトで極寒に耐え…。
凍り付く頃に山頂付近へ到着。

長い…。

山頂付近は何故か晴れ間が出ていて、麓のパノラマがっ☆

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せっかくなので、ちょっとだけ顔を出してくれた太陽を背に記念撮影を☆
と、思ったら、後ろで何か起きていますが。

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先ほど、動画を併走して撮影してくれた同期がカメラを握ってパシャリ☆

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左端が私です。
今シーズンから新しいウェアを着用していますが、
これ、めっちゃ動きやすいです。

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あと、細身型なので、身体の動きがよく見えます。

ああ…晴れていたらどれだけ絶景だったことか。
めったに来ることができない場所だけに、残念すぎる。

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髪の毛も凍り付き、手先足先が凍り付き。
顔の露出部分は真っ赤っか。

ちょっと、気温的にヤバイです、ココ。

でも、めったに来られないから…
という思いだけ、気力だけで滑り続けますが…

既に疲労はめいっぱいたまっていたのでしょうか。
非圧雪地帯ばかり滑っていたので、足がガクガク。

私、何も障壁の無い場所で、バランスを崩し…

そのまま…

クラッシュ!!!

しかも、あろうことか、両足の板が外れて、さよーならー。

もう、あかん。
でも、あとちょっと。

リフト券が使えなくなるのが16時30分。

その5分前に、ゴンドラを乗り継いでギリギリ頂上付近のリフトに乗れた!!
これが、今シーズンのラスト滑走。

気持ちを込めて丁寧に…

なーんて、余裕無し。
もう、太ももが笑ってる。

いやしかし、今日は堪能できました。
顔痛いですが。

ニセコアンヌプリスキー場は、オールグリーンでリフト全基が稼働してくれました☆

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IC付きリフト券、今回お世話になったのがこのカード型リフト券です。

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貸出型で、無線で情報を読み取り、リフト入り口ゲートが開きます。
志賀高原のそれと同じシステムですね。

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今回は、ナイターやらないつもりだったので1日券ではなく、8時間券。
これを返却すると、保証金の1000円が戻ってきます。

宿から送迎バスが来るのを待ち、宿へ戻ると早速、宿の温泉へ!!

身体の解凍作業を進めます。

が、しかし。
露天風呂で暖まっていたところ、湯に浸かっていない頭部…

髪の毛がパリパリに凍結。

数分の間の出来事です。
かなり…冷えますね…。

身体は温まりましたが☆

その後、マッサージ機で、これでもか!!ってくらいもみほぐして、
腹一杯夕食食べて…一息ついています。

 

本日は、昨日ほどの暴風ではありませんでしたが、
北海道内では大変な災害になったところもあったようで、
被災された方のご冥福をお祈りいたします…。

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Comments:4

山のしんぶんや 2013年3月 4日 10:34

北海道の雪を堪能されたようですね。
まさに「シーハイル」の世界ですね!
おいらは布川の花祭りを堪能してました。
居合わせた企画の山下さんを80日間チャレンジの金城さん(東栄町担当)と取り違えたのは祭りの熱気で頭がいかれていたせいです(汗

  ステップターンすりゃ たわむれかかる
  杉のこずえの 未練の雪よ
  心は残れど エールにとどめ
  クリスチャニアで おおシーハイル

  夕陽は赤々 シュプール染めて
  たどる雪道 果てさえ知れず
  町にはちらほら 灯がついた
  ラッセル急げよ おおシーハイル

黴が生えたような歌ですが、若い頃よくうたったものです。

たっぷり充電、ばっちりお仕事。
ご健闘を!

けんた 2013年3月 4日 22:51

>山のしんぶんやさま
無事に帰ってきました!!
山のしんぶんやさんは布川の花祭りをご堪能されたようで☆
それも、取り違えるほどに(笑)
Facebookでリアルタイムに更新される布川の花祭りの様子を拝見していましたが、北海道にいるのにうずうずしてたまりませんでした。
布川に行けなかったのは、かなり久しぶりでした。
また、来シーズンが待ち遠しいです。

そして、お恥ずかしながらシーハイルという言葉を初めて耳にしました!
ので、調べてみました。

youtubeには音源もあって、聞きました。
めっちゃ渋いっ!!!!(笑)
「シーハイル」自体は、スキーヤー同士のあいさつの言葉なんですね。
奥が深い…(^^)

山のしんぶんや 2013年3月 6日 11:19

おお、パソコンで歌が聴かれるんですね。
「屈伸滑降で」と歌ってますが、わしらは「クリスチャニアで」と歌いました。
どっちが正しいんだろ・・?

昨日は豊根村教育委員会へ行きました。
肝心の原稿は・・・・・・載りませんでした(涙

けんた 2013年3月 6日 21:39

>山のしんぶんやさま
クリスチャニアって初めて耳にしました。
ちょっと調べてみたら、面白い単語ですね。
■昔のスキー用語で「クリスチャニア」とは、何のことでしょうか? - Yahoo!知恵袋

北欧の言語で、ターンを示すとは…。

記事、残念っ!!
でも、田んぼオーナーが載っていましたね☆
いずれ掲載されることを願っております!

いつも、有り難う御座います(^_^)v

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