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組のお彼岸お中日作業

組のお彼岸お中日作業

  • Posted by: けんた
  • 14年03月21日 金曜日
  • 行事 | 豊根

毎年、春分の日。 祝日です。
春のお彼岸お中日には組で集まって年度総決算と新旧役員の交代が行われます。

が。

今年はちょっと、違います。

2月14日の大雪災害によって、集落共同で使っている水源へ通ずる道が
数多の倒木によって進行が難しい状態になっているんです。
車両通行は不可能な状態。

また、集落で祀っている祠周辺も、桜の枝が折れたりして
見るも無惨な姿になっております。

それらの片付け作業が加わっています。

朝8時に集合し、年齢などを考慮して一人一人の作業が決められます。
私たち比較的若い衆は、倒木除去のため水源方面へ。

作業風景を記録すべく、私はカメラ担当も拝命しました。

まずは、祠周辺で倒木除去をしている方々。

DSC00198

集落全体が見下ろせる絶景ポイントがそこにあたります。
自前のチェーンソーを持ち寄って、折れしなった木々を切断。

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ここでも、チェーンソーを余裕で使いこなす方々。
作業服も…

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迷彩柄(笑)

上の写真、ひとり作業されている方がいらっしゃいますが、分かるでしょうか(笑)

んで、こちらは水源へと通ずる道。

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水源に向かう途中まで自動車で行くことができるんですが、
倒木が倒れていて、それを刻んでは投げ!繰り返します。

猟師の方々が既に倒木除去の作業を途中まで進めて下さっていたとのこと。
誠に、有り難いことであります。

山深くなるにつれて、舗装された路面が見えなくなるほどに…

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先週末の熊野神社舞庭片付けの際、先輩が持っていた「鳶口(トビグチ)」を見て、
丸太を引きずって運ぶにはちょうど良いなぁと思った私は、
試しに軽トラの荷台に鳶口を乗せてってみましたが…

これが大活躍!!!

「けんたろくん、良いモノ持って来たねぇ!!」

と、褒められ☆
先輩、ナイスアイディア有り難う御座います。

軽トラで進める最終点まで到達すると、
そこからは沢沿いに歩いて道を上ります。

水は低きへ流れるもの…

沢というのは山肌を浸食するため、谷間にあるわけですが、
ということはすなわち、斜面下向きに倒木は倒れるので、
必然的に沢を封鎖するような形で木々が倒れているわけです。

DSC00213

沢に木々が倒れ込むというのは、そこがせき止めの起点になって
自然のダムが形成された場合は鉄砲水の危険性に繋がります。

よって、切り刻んで、これらの木々も除去します。

この辺りは土の層が薄くて、岩盤層になっているため、
根が浅い倒木は、根こそぎ倒れていました。

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木の価値が高かった頃には考えられないかも知れませんが、
今や木を出荷して得られるお金よりも出荷賃の方が高くなることが多いご時世。

もったいぶらずに、切りまくります。

DSC00218

既に天然のダムを形成しかけているところについても、
この機会に…と、ダムを決壊させて行きます。

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並々ならぬ倒木によって、沢が見えなくなっている部分も…。

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水源に到達し、水の吸い込み口などを補正して流水を確認。
このところ、水圧がかなり弱くなっていたので、これで回復するか…?

周囲を見渡すと、根こそぎ倒れた木々が目に入ります。

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水源は大丈夫な様子なので、中腹まで下って水圧を確認します。

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しかし。
水圧に変化無し。

弱いまま。

何故だ。

もう一度、水源方面へ登って行きつつ、
土の中に埋まっている塩ビの水道管から漏れが無いかを確認して歩きます。

どこからも漏れている様子は無く。

管の中に土砂が詰まっているかも知れないという予測の元、
中間地点のバルブを閉めては解放する作業を繰り返してみると…

濁った水がドドドッと。

こりゃ、詰まりの可能性が高いと。

ここで、水道のプロフェッショナル出番です。
再び水源の方へ確認に向かわれたんですが、しばらくして水圧が元に戻ったという報告!

聞く話によると、水道管で詰まっていると思しき場所を叩いたら通ったとのこと!

思しき場所って…。

管の内部状況が見えなくても、泥が詰まった場所が分かる??

レントゲン博士もビックリですね。
まさに、職人の感。
※集落の御近所さんです。

自然の中で生きるスキルを身につけていらっしゃいます。
果たして私は死ぬまでにそのスキルを会得することができるのか…。

作業を終えて集会所に戻ったら、なんかちっちゃいのがコタツに入って座ってる。
おじいちゃんたちと談笑を深めていたのは…

息子でした(笑)

リュックサックを背負って、おせんべいもらって楽しそうww

さて、今度は祠へのお祀りです。
集落の境界にある祠、そしてこの集落を見渡せる高台の祠。

御神酒とお供え物を捧げて、祝詞を奏上します。

すると、外では雪が降り始めました。

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もう…雪は勘弁。

通り雪のようでしたが、雪の形状は寒いときに降る、固い塊状のもの。

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集会所へ戻ると、今年度から来年度へ向けての組役員の改選です。
全部で13戸の組なので、役は直ぐに回ってきます(笑)

ちなみに、平成25年度に私が拝命していた役員は

伍長

氏子総代

農事班長

森林組合参事

以上、4つ。

平成26年度は、このうち三つの役が解かれまして、
氏子総代だけになります。

会計報告などが終わると、お酒を飲みながらの座談会がいつもの如く始まります。
今日もまた、面白い話がたくさん。

昔はこの周辺でもタバコの葉っぱを栽培していたという話や、
もちろん、先日の大雪災害時のお話しも。

また、今後、災害があったときにどのように行動するか…とか、
どんなものがあったらいいかとか、そんな話がたくさん出ました。

まさに、地域の防災会議さながら。

今日も山の中での作業だったため、私の鼻は両面通行止。
その状態でお酒を飲むと、呼吸がとっても大変になったのでした(泣

Comments:2

UZ 2014年3月23日 18:15

豪雪の後片付けおつかれさまです。
3月の広報とよねを見て、その被害の甚大さを感じました。
あれでは、僕の力じゃ手を出せない状況だったと確認できました。
その後も片付けた続いていて大変ですが、無理してね〜!

ところで、ふるさと納税のお礼のお手紙10日ほど前に無事に届きました。豊根村制120年・・・。すばらしい歴史ですね。
掲載されている写真を見て長い長い歴史を感じました。

それでは、村長さんにもよろしくお伝えください。
こんなところでお礼をするのはルール違反????

けんた 2014年3月23日 20:14

>UZ先生
広報とよねに掲載されていたレベルのモノは、専門家の皆さんじゃないと厳しいレベルですね(汗
そこには載っていなくとも、片付け仕事はたっくさんありまっせ(笑)

ふるさと納税、有り難う御座いました。
って、ここで言うのもなんですが…。
時の絆も同封させて頂きましたが、一定の額以上のふるさと納税を頂いたときの特典になっております。
過去の広報とよね掲載記事をまとめたモノ…。面白いですよね。

村長さんも、お、UZくんか!とおっしゃっていましたよ☆

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