上黒川花祭り後編と御神楽祭り

さて、長い長い後編の始まりです。
消防団の訓練服からそのまま鬼の衣装に着替えました。

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鬼の衣装に着替えるというのは、帯などを腕やももに巻いたりして
ひとりでは難しいもの、かつ時間が掛かります。

準備をしていたら、山見鬼の前、いちの舞が終わりそうな太鼓のリズムに!!

ヤバイヤバイ!!

基本的に、舞と舞の間を長時間開けることは許されません。

もう、いちの舞の3番手が終わるぞ!!
と、焦って面を付けてみたところ…

それは二番手でした(汗

テンパってますね。

改めて、のんびりと面をしっかりと付けて待機。

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そして舞庭へ!!!

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万年子鬼不足の上黒川花祭りですが、
今夜も助っ人外国人ならぬ助っ人外部人材が活躍して下さいました!!

助っ人になってくださったのが、80日間チャレンジ事業で活躍された県の方と
地域おこし協力隊くん!!

満足に練習する時間も取れず申し訳ありませんでしたが、
お陰で舞庭が賑やかになりました。

一番子の私は一番最初に舞庭に出てきて、
一番最後まで舞庭にいなくてはなりません。
よって、ペース配分をしっかり考えながら…

山見鬼の親分が出てきた時など、タイミングを見計らっては休憩しておきます。

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でも、舞庭の観客の皆さんが元気良く囃して下さると、
どうしてもペース配分を忘れて元気よく頑張っちゃいますね(笑)

山見鬼親分が舞庭から立ち去り、
他の子鬼も舞庭からいなくなると…

さあ、私の出番ですよ。

最後の力を振り絞って、元気よく舞います!!

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周囲のボルテージも最高潮!!

と、同時に、

「けんたろーー!がんばれよーーーっ!!」

という掛け声が何度も何度もこだまする(笑)

もう、中の人とか、関係無しで恥ずかしいやら嬉しいやら(汗

舞終わって面を外すと、いつも感じる達成感に触れられます。

さあ、そういえば、まだ舞庭に来てくれている友人たちに挨拶できていない。
挨拶回りに向かうと…

私が幼少の頃から上黒川花祭りに来ては
笛のお手伝いから舞庭の片付け手伝いなど、大変お世話になっている方。

その方が発した一言が、とっても印象的でした。

「山見鬼の一番子、まるで敏昭君(我が亡父)が降りてきたかと思って涙出ちゃった。」

亡き父の性格を表すような、非常に几帳面な舞だったそうです。

思わず、私も目がうるんじゃったですよ。

 

今年も、私の大学時代に所属していたサークルの友人が遊びに来てくれていました☆
しかも、初めて花祭りを見に来るという後輩たちを連れて!!

賑やかになって有り難いです。

このうちのひとりが、いつも上黒川花祭りの動画を編集してくれているしましょくん。

今年も期待…

なーんて(笑)

また、第18期緑のふるさと協力隊メンバーや、
その派遣元の地球緑化センターの方(先日、東京で会いました)、
泰阜村の地域おこし協力隊さん、
私が官学連携担当だった時に豊根へフィールドワークに来ていた学生さん。

地域づくりを生業にする若い衆です。

そして…もちろんっ!!
地元の皆様。

自分が豊根にUターンしてきて2年目。

1年目の時とはまた知り合いネットワークが全然広がっていて、
多くの方に声を掛けられたり掛けたり☆

新年の御挨拶を一気に済ませちゃう場ですね、ここは(笑)

毎年来てくれる小学校時代の図工の先生が、
私が鬼を舞っている間、妻が舞をしっかり見られるように…と、
息子をずーっと抱っこしていて下さいました。

本当に、助かります。

また、仕事で花祭りの「特殊撮影」をお願いしている業者さんも
ちゃーんと来て下さっていました☆
その方は、全ての花祭りを回られており…すげぇです。

次第は三つ舞の扇⇒やち⇒剣とつづき、

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榊鬼の時間です。
こちらの一番子は、一個上の先輩。

そして、その他子鬼メンバーは、これまた外部人材に助けられました。

昨年初めて鬼を舞ってくれたフィールドワークで来ていた学生さん、
そして…アーティスト熊谷曜志くん!!

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私も、写真を撮影しながら榊鬼の親方の動きを観察させて頂きました。

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親方と一番子、ピッタリと息が合っています。
そして…釜割り。

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さてここで、私は友人にカメラを預けて再びしたく部屋で着替えに勤しみます。
そう…次は…

花祭りの次第の中でも特殊な場面です。

舞と言うよりも、エンターテイメント。

擂り粉木・杓子に、巫女に婆です。
一応のストーリー展開がありつつも、
観客の顔に味噌を塗りたくるという…

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味噌を塗られたら、一年間の無病息災が祈願されます。(といわれて育った。)

昨年や一昨年はおびえて逃げていた子どもたちも、
今年はホッペに、ちょこっとぬらせてくれました(笑)

こちらは、羽交い締めにされる山之内博章さん(笑)

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だんだんと私も、やりたい放題モードに入ってきています。
面を付けているからですかね。

背格好で誰なのかはバレバレなんですが。

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これは…ちょっとひどい(汗

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でも、この方、毎年必ず味噌塗りの時間帯にはいらっしゃって、
景気良く塗られてくれるので大変助かります(笑)

味噌塗りも一段落してきたところで…

巫女(姫様)と婆登場!!!

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ストーリーとしては、巫女が舞庭をぐるっと回ってふたたび帰るまでの間、
すりこぎ・杓子の魔の手か忍び寄るところを、ばばあがガードするというもの。

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巫女には指一本触れさせないぜ!
という鉄壁の防御。

しかしこれ、婆は体制的に非常に辛いんですよ。
腰を曲げないと怒られます。

その体勢で、2人の赤いやつらを同時に相手するもんだから…。

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最近は、もう、数年間エース的動きを見せている後輩が専任になっています(笑)
彼の動きは、レベルが違う!!

我々もタジタジです。

そして、無事に巫女と婆は帰っていきました。

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さて、ちょこっと味噌を塗ってから帰るかな…

そう思っていた次の瞬間!!!

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ばばあ、カムバック。

守るべき姫君が帰ってしまったのに、
名残惜しいのか…

戻ってきましたよ。
こんな展開は初めてじゃなかろうか(汗

どゆこと!?

焦る我々。

とりあえず、婆と戯れて、味噌塗って、最後に相手舞をして…

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我々も支度部屋に戻りました。
あの婆の再出現は何だったんだろうか…。

さて、外も明るくなってきましたよ。
四つ舞の扇を挟んで、ふたたび衣装替え。

いつもは湯囃子に備えて、この時間は数十分の仮眠タイムを取る私。。

今年は舞手です。
四つ舞のやち・剣。

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寝る暇が無いではないか。
そして、実はこの舞、青年の舞では唯一私が舞ったことが無い舞です。

だが。練習無しのぶっつけ本番。

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舞ながら、次の動きを聞いて確認しながらの付け焼き刃(笑)
それでも、今まで舞ってきた舞の延長線上にあるので、大丈夫です。

今回自分が舞った中で一番長い舞。
やっぱり疲れました。

そして次は湯囃子!!

さらにその次の朝鬼の子鬼たちが支度部屋で練習に勤しんでいました。

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榊鬼を舞ったプロに手ほどきを受け、
大学の後輩と緑のふるさと協力隊@浜松のOBくん。

非常に熱心で、足のステップは上出来です!!

一方、舞庭では…

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さあさあ、今年も過激なステージが始まりますよ。
我々も薄着になってスタンバイOK

そして…

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ほとばしる湯!!

湯!!!

こっちに飛んできた!!

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湯を浴びたいけど写真を撮りたい…カメラを濡らさぬように…

湯が踊るとは、まさにこの光景ですね。

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湯をぶちまけている間、疲れも最高潮で、
舞手はもう周囲に気を使う余裕は無いので、
自分の対面にいる舞手へ思いっきり湯をぶちまけることも多々あります(笑)

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全4回。

湯(水)を継ぎ足しては舞庭が清められ、最後に烏飛び(兎跳び)でフィナーレ。

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これがホントにシンドイ。

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けれど、一種の達成感があるので気持ちの良い瞬間ですっ!!
次の朝鬼に備えて、舞庭には大鋸屑が撒かれました。

間髪入れず、砂遊びの如く遊び出す子どもたち(笑)

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そして、朝鬼の登場!!

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例年、親方しか出てこないような状況が続いていましたが、
今年は友人たちの協力で2匹の子鬼が出てきてくれました☆

フィナーレを飾るのが、最後の獅子舞。

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獅子の胴体には子どもたちが何人も入っていて、
悲鳴と共に可愛い動きをしています。

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そして…しめおろし。

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釜の火を吹き消す所作や、しめ縄を断ち切り、終宴を告げます。
最後に、氏子総代長からの御挨拶。

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こうして…

上黒川花祭りが無事に終了しました。
来訪下さった皆様!!本当に有り難う御座いました。

いつもならこのままパルとよね温泉に入って疲れを癒やし、
帰宅して爆睡するんですが…

今年から氏子総代。

片付けの最後まで仕事が残っています!!

私は会計なので、会所で受け取られた奉納金など、集計作業を行いました。
ってか、この超寝不足状態(起き続けて24時間以上経過)で金勘定するって…

かなり無理がありますね(汗

でも、帰宅してから数えると不明点があった時にまた集まらないといけないので、
この場で集計しきります!!

13時頃、ようやく一通りの作業を終えて、パルとよねへ。
ひとり寂しく風呂に浸かって汚れを洗い流しまして…

帰宅してみたら、友人たちが我が家に遊びに来てくれていました!!

花祭りに初めて来た人もいたので、感想を聞いたり、
久しぶりに会う面々だけに近況報告を聞いたり☆

楽しい時間を過ごしました。

さあ、ようやく仮眠…。

コタツで若干うたた寝。

さあ!!
今年は恵まれた年!!

明日から週末!!

ならば、行くしかない。

富山地区の御神楽祭りへ。

バカですね。もう。若くないのに(笑)
さすがに、富山地区までの道中は妻に運転してもらい私は車内でグッタリ。

富山地区の急な坂をぐぐーーっと登って鳥居が見えてきた!!

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賑わっています。
初めて来ました。御神楽祭り。

なんたって、地元上黒川花祭りと日程がモロかぶりなので、行けた試しが無い。

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明かりの方へ近寄っていくと…

「おっ!!! けんたろう!! めずらしいじゃん!! 上がって!上がって!!」

奉納を済ませると、早速、日本酒で熱烈歓迎を頂きました(笑)
まさに、迎え酒とはこのことか。

舞の方も、拝見させて頂きます。

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花祭りの四つ舞に似ていて、特に上黒川では釜と太鼓の間で相手舞と追い回しを
3回ずつ繰り返す舞がありますが、手足の所作が違えど、その順が同じだったり。

もちろん、太鼓と笛の音色は全く異なります。

どこかに共通点がないか、探しちゃいますね。

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こちらは息子も大好きな獅子さま。

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皆が手に持つミカンを一口に頬張ります!!

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一方、息子はおでんが食べたくてたまらないようで(笑)
注文する時に、

「こんにゃく!!」

を連呼していたので、1個多めにサービスしてくれましたww

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私は、もう、日本酒を飲み過ぎてフラフラ。

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兄弟鬼。

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ステップは花祭りにも似ているけれど、
どちらかといえば、東栄町の花祭りに似ている気がします。

ここらあたりで、私も息子も限界に近づいてきました。

失いそうな意識の元、どうにか車までたどり着くと、
妻に運転してもらって自宅までの45分程度の道のり。

が。

ものすーーーごく長く感じました。

なんたんって、上り坂で1回、下り坂で1回。

気持ち悪くてどうしようもなくなって…

車を停めてもらって草木に栄養を与えていました…。

極寒の真っ暗闇の中。

周囲に、こだまする私の雄叫び。

うむ。切ない(笑)

帰宅後も苦しみつつ床につきました。

ながーーーい1日でしたが、最高の1日だった!!(最後を除けば)

“上黒川花祭り後編と御神楽祭り” への2件の返信

  1.  今は設楽中勤務とご本人から聞いた先生にけんたさんは教えてもらったんですね。音楽とか教科専任の先生っていましたね。図工の先生なら美術科卒なので、花祭りにも興味持ちそうですね。
     実は私、花祭りの場での人間ウォッチングが好きなんですよ(笑) 興味持ってしまう人をよく見つけます。「この方、毎年必ず味噌塗りの時間帯にはいらっしゃって、 景気良く塗られてくれる」という方、初めからしまいまでおられ、火の番をし、「湯ばやし」で使う水をバケツに汲んでましたね。しかも、テンションのピークが「味噌塗り」(笑) 年齢からもその意気に脱帽です。拙ブログに書いた理由以外にも、バケツの水汲みを手伝ったのはこの方に興味を持ったからです。坂宇場の方だった様な。
     ホント、いろいろなお役目お疲れ様でした。

  2. >スーさま
    先生はむしろ…舞庭に来る教え子に会うのが楽しみかも知れません(笑)
    花祭りを何カ所も巡っていると、あ、この顔は…という人が何人もいらっしゃいますよね。
    面識は無くても、見たことがある…的な。
    まあ、中には、地元民から見ると、うむむむ…という行動をされる方も目立ちますが(汗
    ま、いろんな方がいての花祭りですしねww
    祭りの日は皆さんおおらかです。
    何かあった時は、消防の夜警団が黙っておりませんし!!

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