「がんばらまい」と、「マイカー」を掛け合わせたような言葉。
一歩間違えば、オヤジギャグと言われそう…
いや、言われているかも知れませんが!
豊根村が10年ほど前に国へ特区申請して、
いわゆる「白タク」業務ですが、認可された事業。
今は特区から外れて、制度として確立されて、
全国的に展開されるようになりました。
もちろん、白タクなので、タクシー事業者がある都市部には無い機能。
それが、国交省のページに紹介で掲載されていました☆
総合的な交通体系を目指して:総合交通メールマガジン - 国土交通省
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◆有償ボランティアタクシー「がんばらマイカー」の取り組み[PDF]
(公益社団法人 豊根村シルバー人材センター)
ちょっと探すと、いろんな紹介記事が見つかります。
月刊地域づくり 第248号 「がんばらマイカー」、地域を守る
こちらは、特区申請したときの資料で、
官邸のウェブサイトに掲載されています。
www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kouhyou/031222/035.pdf
一種のデマンド交通手段で、料金体系や予約方法、
また運転者の報酬方式はタクシーと全く異なります。
一方で、サービス内容はタクシーに匹敵するほどのもの。
豊根村内に、タクシー業者さんはありません。
そんな中で、Door to Doorの移動を可能にします。
それでいて、運転手さんはボランティアであり、
定められた料金…ベースは人件費を除く経費ですが、格安。
広い村内において、車の運転ができなくなった方にとっての移動手段として、
バスというのは本数も少なく、路線が全ての集落をカバーしているわけでもなく、
バス停まで歩いて行くのが難しい方もこれから増えていきます。
そんなときは、がんばらマイカー。
運用開始から10年が経ち、数多くの問題点も明らかになってきました。
より良い形を求めて…
議論は進みます。
安いタクシー形態というのは、バスのお客さんを奪いそうに見えますが、
実際、バスの主なお客さんは保育園、小中学生。
ある意味、完全なる棲み分けがなされているわけで。
がんばらマイカーも、公共交通機関と言っても良いかもしれません。
そう言っている大学の先生もいらっしゃいました(笑)
自分が年老いて、車の運転もできたくなった時を想像してみると、
バスしか無いってのは、マイカーになれた世代には厳しいですね。
自分の子どもが一緒に住んでいれば丸く収まる話なんですが。
時代はそうじゃないってこと。