大雪大災害対応1日目[けんたの重大事件簿]
(2014-02-15 20:54:00) by けんた


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前日のブログからの続き。

こたつで一休みしようとしたところ…
着信が!!!

おおっ!!組長さんだ。

どうしたんだろう。
電話に出てみると…

「家に木が倒れ込んで、えらいことになってるんだわ!見に来てくれん??」

えええええーーー!!!
そりゃヤバイ!!

とりあえず、記録の目的もあって、カメラを持参し、
作業着に着替えて組長さん宅へ。

道路の積雪も、この辺りにしては近年まれに見る量。
かつ、もの凄い重たい雪です。

明るくなってきたので、先ほどまでの恐怖は取り除かれましたが…。
ここでまた、恐怖を目の当たりにする。

ホントだ…。
家に木が食い込んでる。

さらに倉庫はぐしゃっと。

数時間前耳にしていたバキバキバキ…と木が折れる音。
まさか、こんな所にまで広がっていたとは。

一通り現場写真を撮影し終えて、この木って動くんだろうか。と、
枝を握って揺すろうとしてみたんですがビクともせず。
今思えば、危ない行為だった…。

チェーンソーでどうにかなるかと思ったんですが、
そこにいた人数だけではどうにもならなさそう(泣

大変危険なので、雪がある程度なくなってから対処しようということになりました。

外出したついでに、周辺集落の被害状況調査をすることにしました。
直ぐ目に飛び込んできたのは、上部が裂けて折れた木々。

雪のちから…本当に恐ろしい。

金越方面へ歩いて行くと、皆さん雪かき中。
夜明けに悪夢のような時間を過ごした金越の交差点。

轍が幾重にも、様々な方向を向いてグッチャグチャ。
自動車の通過が全く無い、異様な静かさのR151。

そして、そこら中で道路に向けて倒れ込む木々。

なんということだ…。

R151金越集落の橋まで歩いていき、他に大きな家屋被害は無さそう。
今持っている情報を持って、一度、職場へ出向いてみよう。

自宅に戻って支度を調え、めっちゃ時間をかけて職場へ。
途中、黒川トンネルの辺りは轍が1車線分しか無くて、
対向車が来たら、即、終了。

数百メートルバックして避け合いしないと進めないレベル。

午前10時過ぎに職場へ到着。
既に災害対策本部が立ち上げられており、
職場周辺にお住まいの職員さんたちが参集していました。

状況を聞いてみると、停電の影響で様々な電力、通信インフラが遮断され、
まずもって、状況把握が大変困難ということが判明。

持って来た情報を展開して、ホワイトボードでシェア。

まてよ?これって、陸の孤島状態なのか???

少しずつ判明してくる情報からして、
孤立している…よう…だ。

村が。

車に乗って状況調査に出ようにも、
深すぎる積雪と大量の倒木に阻まれて、
行動できる範囲がかなり限られている。

それもあって、参集できた職員も少ない。

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