大雪大災害対応4日目[けんたの重大事件簿]
(2014-02-18 23:58:00) by けんた


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朝起きると、なんだか騒がしい。

テレビや電気がつきっぱなしじゃないですか!!!

どうやら夜中に電気が復旧したようで、
停電まで電源が入っていた家電へ一斉に電気が入力され、
つきっぱなしになったようです。

今日も、いつもより早めに職場へ向かいます。

そして、朝から鳴り止まない職場の電話。
土日よりも電話の数がかなり増えています。

その多くは村内というよりは…村外から。
村内にご家族が住んでいる方からの安否確認や、
村内の通行止情報に対する問合せが多いです。

でも、一番多かったのは…

報道機関からの問合せ!!!

報道機関からの問合せや職場への取材が半端ない。

テレビカメラのロケスタッフが、入れ替わり立ち替わり、
入っていらっしゃいます。

この三日間の報道機関の沈黙は一体何だったの…??って思えるくらいに。

村内外の方に村の状況を知って頂くことは重要なので、
正確な情報を伝えようと努めるんですが…

何度も何度も同じ質問が間髪入れずに
わんさか電話が鳴りまくるので、なんともはや。

 

昨日、地域回りをしていたときからですが、
防災行政無線(通称、同報無線放送)が受信できないという声がチラホラ。
豊根村内には、各戸に無線受信機が設置されていて、
様々な機関からの情報が定時放送で毎日流れています。

ただ、今回は非常時のため、全て臨時放送で
停電や通信遮断された地域ではとても重要な情報源。

原因が、この時点では分からず。

停電時でも受信できるように電池が入っているんですが、
電池切れのパターンだったり、電池をずっと入れていたために
液漏れ?さび付き?により通電できないのか。

というわけで…

午後からは広報車を運転して、停電集落を巡回しました。

今日の夕方と明日1日、湯〜らんどパルとよねが、村民に向けて温泉を無料開放!!!
停電の影響でお風呂にしばらく入ることができていない方がたくさんいらっしゃいます。

その情報を伝えるべく、放送係の先輩と二人で赤い車に乗って。

雪深い地域が多く…

三沢の舟ノ沢は、もの凄い積雪!!

路面が凸凹の踏みしめられた雪の場所もあり、
一度停車したら進めなくなりそうな恐ろしい場所も。

雪の壁も車幅ギリギリ!!

スリップしたら雪の壁にぶつかりそう…。

軽トラで来たかった…
でも、屋外放送機能の付いた車は限られています。

まるでオフロードコースを走っているような、凄まじい上下動を感じつつ、
車の滑り方とハンドルに集中して冷や汗かきながら、どうにか集落へ到達。

道の選択を誤った…。

集落から出るときは別の道を選択しましたが、そっちは大丈夫でした。

道に出ている人にはビラを配布して、
隣近所の方へも伝えて下さいね!

と、お話ししながら進みます。

停電が長期間続き、憔悴されているかと思いつつも、
皆さん、昔ながらの生活を再現されて、とっても明るい笑顔。

ホッとします。

三沢から古真立方面へ向かいながら、集落内では徐行して放送します。
道路の両脇には、常に山のような雪の壁。

そして…

辺りも暗くなりかけた頃、日曜日に通行することができなかった、
電柱が倒れていた場所へ到達。

事前情報では、電柱の撤去が終わり、通行可能とのこと。

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