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記憶に新しい、笹子トンネルや太和金トンネルの崩落事故。
高度経済成長期に、もの凄い速度で日本中で整備が進んだ、
公共インフラネットワーク。
インフラを構成する道路、そしてその構造物は
短い期間で大量に建設が進んだため、
老朽化して方が生じる時期も集中します。
よって今、全国的に5年に1回の道路構造物の点検が義務づけされました。
もちろん、村道だって例外ではありませんっ!!
トンネルこそ無いものの、村内の村道には80橋を越える橋梁があります。
その点検業務も私が担当する仕事の一つ。
今日は、点検作業のため、こんな作業車に乗りました。
一見して、高所作業車のように見えますが…
これ、ぐいーんと上に伸びた後、ぐいーんと下に下がるのです。
その名も橋梁点検車。
橋の高欄を乗り越えて…
今度は縦軸がぐいーんと伸びます。
こうして、橋の下に潜っていきます。
潜ったところで、今度はバケットが伸びる。
安全帯を身につけた状態で、いざ、橋の下。
かつては国道151号線として使われていた橋梁。
橋桁を点検用ハンマーで叩いて、打音を確認し、
コンクリートの劣化モードや、損傷区分を探し出します。
以前、名古屋大学で受けた橋梁点検の研修が役に立つ!!!
んで、叩いていたら一部分だけ音が異なるところを発見。
コンクリートの浮きがありました。
ただ、構造には全く影響の無いレベルなので、
安心して通行が可能です☆
とは言っても、国道151号線は改良されて別の所を走っているので、
この橋が使われることはほとんど無いと思われますが。
周囲は紅葉が始まっていて、美しい!
橋梁点検車に乗れるなんて、とっても貴重な体験をさせて頂きました。
高所恐怖症だと、ちょっと厳しいかもしれません(汗
ちなみに、同日、国道151号線の本線の方でも橋梁点検があったようで、
そちらは高い渓谷に架けられている大きな橋が対象。
使用されている橋梁点検車も、非常に大きなものでした。
日本に20台くらいしか無いとか!?
全国一斉に始まったインフラメンテナンスだけに、
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