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弘法山のお祭り

弘法山のお祭り

朝、7時半起床。

あれ?

昨夜寝たのは…午前4時半。

ふむ、3時間睡眠だ。

今日はお昼前から「弘法山のお祭り」があるため、
11時半までに豊根まで帰らなくてはならないっ!!

宿を出まして、まずは名古屋の伯母の家へ立ち寄りました~~。
そういえば、転職してから寄るのは初めてだ!!

ってなわけで、新しい仕事のことについてお喋りしつつ…

朝食が出てきました(笑)

すんませんっ(汗
ごちそうになりますっ!!

居心地がよくてついつい長居をしてしまいます。
そしたら、割と厳しい時間となって参りまして…

休日のR153。

これがまた混むんですよ!!
抜け道という抜け道を駆使しまして、どうにか…

11時35分に弘法山到着。

が、車を降りた瞬間、皆さん手には景品の入った白いビニール袋を…。

間に合わなかったぁーーー!!

餅投げ終了。

「お、けんちゃん、今頃来ただかん(笑)」

と、すれ違う人「全員」に言われた(汗

既に会場入りしていた妻子と「なおらい」の支度をしていた母に合流。
お食事はちゃっかり頂きました☆

さてさて、突然弘法山と言われてもなんのこっちゃ?でしょう。
ゆ~らんどパルとよねの裏手の小高い山のことで、
ここには四国88カ所巡りを模して、お地蔵様が並んでいるのです。

山をぐるーっと一周する感じで。

P1080031

こんな感じ。

かつては花祭りにひけを劣らない…
いや、こっちの方が参拝客が多かったくらいらしいのですが、
今はだいぶ縮小されてしまっています。

おいらが小さな頃は的屋もありましたしね。

まあそれは…致し方ないというか…我々の責任かもしれません。

おいらが小学生だった頃は、「御練り」と言って、
花祭りとは別に、こちらも子どもが衣装を着て締太鼓を一人が持ち、
一人がバチを持って舞いながらたたき、
山をぐるーっと巡礼しておりました。

それも、一時は無くなってしまっていたそうなんですが、
父たちの代で復活させたらしい。

そしてまた無くなってしまって…

複雑な気分です。
ま、我々の世代の責任です。本当に。

昔はこちらのお堂前の広場にて、獅子舞も奉納されていたんですよ!!

P1080030

ちなみに、宗教的には「弘法大師」なので仏教です。
が、しかし、面白いことに、境内には金比羅さんも祀られているんですよ。

P1080032

神仏混淆ですね。
ちゃんと、残っているところには残っているんだ。

弘法山方面からは上黒川花祭りの舞庭を見渡すことができ、見事な桜が☆

P1080041

この前の消防の懇親会でも、年の近い先輩と御練りの話をしていましたが、
我々ではもう、復活させることは無理だろうな…と、二人で切なくなってました。

せめて、花祭りだけは…同じ道をたどらせたくないものです。
これ以上、我々の世代の責任で大事な文化を消滅させては…

ホント、先祖に顔向けできませんです。

Comments:4

kawag 2011年4月19日 00:17

「お練り」、
下黒川の宮渡りでやってるやつですね。初めて観た時は驚きました。
弘法様と祠は廻って御参りしたことありますが餅まきとかやって見えるんですねえ。

だんきち 2011年4月19日 20:40

けんたさんまいど~☆

北設楽弁、難しいなあ…「~だのん、かのん、かん、だで、ずら…」という語尾は分かるだが、使いこなせんのん。
けんたさん教えてくださ~い☆

前記事のあの椎茸サマが、もう残希少なんですと!!!
ガーン☆あの肉厚美味いのにぃ…(涙)
にっくき猿どもめ…ウキー(怒)
食べ物の恨みはこわいでぇーwww

さてさてー、弘法山のお祭り、村では春祭りなんすね。
お餅なげとかあるんですか?楽しそうだぁ☆
八十八か所を模した地蔵さんと、真言宗のお堂、金毘羅神社…フムフム、これは昔金毘羅講や八十八か所参りの名残かや?と興味がわいて調べてみました。
金毘羅さんは金毘羅権現なる神仏混淆の神様が由来だとか。
こないだけんたさんが行かれた金毘羅さんは元々は真言宗のお寺で、神仏習合で金毘羅大権現と言われ、明治の廃仏毀釈で金毘羅宮となった。つまり、弘法山は、真言宗の金毘羅大権現にゆかりのあるお堂なんではないでしょうか?
ならば、真言宗開祖空海にゆかりの八十八か所を模したお地蔵さんがあるのもうなずけます。
はるか昔、金毘羅講をくんで実際に参詣をしたのかもしれませんし、八十八か所参りができないので、弘法山で八十八か所参りをしたことにしたのかもしれませんね。歴史だなあ☆

「お練り」豊根だと坂宇場の春のお練りや下黒川の花祭りが有名だし、長野の坂部の冬祭りや大河内の霜月神楽でも「お練り」があります。また売木村でも春に「お練り」がありますね。三遠南信では、春祭りで「お練り」が定番だったのでしょうかね。
けんたさん、「復活」にはやはり子供がかかせないのかのん?「お練り」をしる世代がいる間になんとかできたらいいんですが、なかなか難しいんですね…

人あっての生業、生活、ムラ、そして文化。
難しいけど、なんとかしたい「課題」ですね。

けんた 2011年4月19日 20:49

>kawagさま
そうですよね!!下黒川では花祭りとセットで行われていますよね。
(見たことが無いので、いつか見てみたいですが…)
kawagさんは既に弘法山巡りされておりましたか。さすがですね(笑)
餅投げもやってるんですよ~~☆
間に合いませんでしたけど(泣

けんた 2011年4月19日 21:01

>だんきちさま
そういえば、だんきちさん、北設弁をコメント欄で大いに使用されておりますね(笑)
いや、ここに住んでいないのに、すごいなぁ~と思って読ませて頂いておりました。
かくいう私も、豊橋や名古屋に住んでいるうちに、なんとなく中和されてしまった感はあります(汗

椎茸は、ホント、残念です。
贈呈モノにはちょうど良かったんですけどねぇ…。
おいらが定年後の趣味で…って何年後の話だ(笑)

弘法山と金毘羅神社に関する御解説、有り難う御座います!!!
なるほどなるほど。
共通点は真言宗なのですね。
祖父にかつて聞いた話では、地区の方が金毘羅講?八十八カ所?を勧請されたとか。
それほど歴史は古くないらしいです。(あくまで、花祭りと比較して。)

三遠南信にて、こんなにたくさん御練りが執り行われているんですか!!
こりゃ、初めて知りました。
もしかしたら、父たちも復活させる際に他地区を学びに行ったのかもしれませんね。
映像保存技術が無い当時、そうでもないとなかなか復活させられません。

そして復活には子どもは必要不可欠!!
となると、やっぱり難しくなっちゃいますよね(汗

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