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組内の葬儀参列と手伝い

組内の葬儀参列と手伝い

  • Posted by: けんた
  • 14年07月12日 土曜日
  • 行事

通夜から一夜明けた朝。

家族揃って葬儀会場の基幹集落センターへ。

豊根の葬儀文化は他所とはちょっと違っていて、
通夜を開けた朝に荼毘に付され、それから葬儀となります。

亡くなられた方のご家族と共に、組の若い衆(とは言っても私の上は50代)が
棺を抱えて霊柩車へ。お見送りします。

妻子も日頃、組のお付き合いでお世話になっており、足を運びました。

出棺 合掌。

葬儀の一連の流れの中で、どうしても涙腺が緩んでしまうのが、
棺を最後に閉める、その瞬間。

何度、その瞬間に立ち会っても慣れることはありません。

奥様から涙ながらに、最後に一言、感謝の言葉。

「おとうさん、今まで、本当にありがとうございました。」

ブログ書いてても目頭が熱くなる。
実直で誠実な方。

高校を卒業してから定年まで、ずーっと役場に勤務されたとのこと。
定年と言っても、20年近く前になるわけですが。

それからもシルバー人材センターの事務局長されていたりと、
村のために尽力された方。

 

ご家族の皆様もお見送りのため火葬場へ向かわれ、
我々組の人たちは一旦帰宅。

11時頃に再び会場へ向かい、ご家族、親族の皆様の到着を待ちます。

そして、ここからが忙しくなる!
組の中でも若い方から順番に受付当番に立ちます。

私も、招待者の皆様の受付を。
親族の方から頂いた招待者リストを元に、
来訪される方の御香典のお名前をチラッと確認し、
一般の方は一般受付へ案内したり、返礼の品もしくは引換券をお渡しします。

波があって、長蛇の列ができると焦ります(汗

葬儀はリハーサルなどあるわけがなく、全ての準備が急遽行われるものなので、
トラブルは、必ずつきものです。

親族の皆様が力を落とされている間、組の皆さんがサポートで円滑な運営に期するわけで。

無事に葬儀が終わり、三日七日の法要が済み。

お見送りと片付けを経て一旦帰宅します。
そして今度は場所を御自宅に移しまして…

組念仏。

組の皆さんが亡くなった方のお宅に集まり、
念仏を49回、唱えます。

その後、御親族の方々からご接待を頂き、慰労下さいました。

丸々1日をかけて故人を送り出しました。

昔は葬儀屋さんもなくて、もっともっと組の関わりが強くて、
葬儀にも多くの時間を費やしたと聞きます。

そうして、突然のことに対する気持ちの整理を済ませる。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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