医療従事者1回目のコロナワクチン接種

因果な時に医療従事者になったもんだ…と。

一緒に働く医療機関の皆さんとともに、新型コロナウイルスワクチン接種してきました。
豊根村でも、5月17日から高齢者向け接種が始まります。

■とよね村 Toyone Village Official Siteー豊根村新型コロナウイルスワクチン接種のご案内(65歳以上)

このスタートを切るために、振り返れば昨年の10月ごろから仕事はワクチン接種準備中心。
医療機関と保健機関の運営という通常業務がむしろ片手間になるという、気の遠くなる状態でした。

未だにその状況は変わっておりませんが、進んで戻ってを繰り返してきたワクチン接種準備に、住民の皆さんへ明確な日程を示すことができるところまでたどり着けて、まずひとつめのハードルを乗り越えたような気分です。

医療従事者接種をするだけでも、いろいろと考慮することはあって、我々の診療所が日常診療を止めるわけにはいかないため、重篤な副反応が万が一発生した場合を考慮し、スタッフの日程調整、接種先医療機関との調整、ちょっと自分が思い描いていた形とは違ってしまいましたが、もう、状況的に仕方ない!と割り切って日程決定。

接種時にスマホを手に持って動画を自撮りしながら接種しようとしたら、医師の先生が、

「看護師に頼んで、撮ってもらいましょうか。サービスしますよ(笑)」

というわけで、一部始終を看護師さんが動画に収めてくださいました。

今後、接種について不安になる住民の方がいらっしゃったら、動画を見せながら解説しようと思います。
人間「未知」の所作が不安をあおるもの。

身近な人が接種しているその光景を眺めるだけでも、不安要素は少しでも取り除けるかと。

感想としましては…。
接種自体の痛みは、インフルエンザ予防接種よりも少ないです。
全然、痛くないです。

先生、動画撮影を意識してか、実況中継しながら接種してくださいました(笑)

さて。
新型コロナウイルスワクチン接種の準備。
今は、豊根村の当日の接種体制を構築するべく、詳細マニュアルを作っています。
毎日スタッフが入れ代わる可能性もあるため、スタッフが一見して読み込めば動きがわかるように、また注意点や忘れてはいけないことなど、しっかりと盛り込みます。

しかしながら、私自身、専門的な学校を卒業したわけではないため、医師、看護師、保健師の皆さんから何度も意見を仰ぎます。

既に何度か実地シミュレーションを実施しており、副反応、アナフィラキシーショックへの対応シミュレーションも実施しました。
その様子を頭に思い浮かべながら、必要物品などの手配も並行して進めています。

こちらはそのうちのひとつ。

レストランでよく目にする呼び出し端末です。
こいつを使うことで、駐車場で多くの受付手続きを終わらせてやろうという算段です。
工程全体を眺めた時に、最も混雑するのが受付。
受付がすべての中でのボトルネックです。

それをいかにして平準化するかが、キモです。
受付業務を分解して、被接種者さんにとっては多くの待ち時間となる駐車場において受付手続きを進めちゃう。

生産技術者時代の「サイクルタイム」の考え方がかなり生きました。

ボトルネックになる工程を他工程に分散させて、サイクルタイムが等しくなるように。
業務の割り振りを考えるうえで大切なことです。

受付を分散させたら、次のボトルネックになるのが接種工程。
そちらも業務を分解して事務的なことと専門的なことを切り分けて、前後の工程に負荷を分散させます。

そうして、マニュアルもだいぶ整えられてきました。
マニュアルに明示することで、それぞれの工程の役割を明示します。

さらに、物品手配も進めまして、全国で引く手あまたとなり仕入れにかなり苦労した心拍モニターもなんとか手に入れられました。

被接種者の皆さんに、少しでも安心してもらえる環境を整えるために。

いつもふらふらになって帰ってくるお父さんを癒してくれる子供たちの笑顔が清涼剤。
残念ながら、最近は帰りが遅すぎて子どもたちとも出会えなくなってきました。

1日1食なんて日もあったりしましたが…。
飯が食えるだけでも、もうけもんです。

そんなときは年休取って子どもの通院に付き添って、癒されます。
次男クンとふたりで新城市へ行き、通院を経たお昼ご飯は次男クン大好きな緊急車両が見られるように新城某所のレストラン。

ちょうど、救急が入って出動。
食い入るように見つめていました。

さらに、週末は消防団の訓練会!

毎週、夜には消防団の打合せ会議が開催されています。
今年度は豊根村消防団の組織改革があったため、役員には調整のために多数の会議があります。

毎日がカオス(笑)

妻に「なんでそんなにやることが集まってくるの?」と言われました。

わかりません。
わかりませんが、誰も手を付けていない「部分」が気になってしまって、手を付けていたら、いつの間にか自分の仕事になっているのです。

たぶん、それが原因ですが、やらねばならないことをチームとして迅速に進めるには、マネージャーが気づいていない場合は、気づいた人間がやるのが一番早い。

気付く能力のみならず、実行する能力。
それらを鍛えるためには抜群のケーススタディになります。

できるうちは、がんばります。

昨日は、妻のたんじょうび!!

みんなでお祝いして、茶禅一で美味しいお蕎麦のランチを頂きました。

店主さん、そしてキッチン、ホールのスタッフさんから差し入れをたくさんいただき!

ありがとうございました。

妻に内緒で準備した、サプライズのプレゼント。
とっても喜んでもらえ、うれしかった。

「医療従事者1回目のコロナワクチン接種」への2件のフィードバック

  1. いやはや、先ずは接種お疲れ様でした。
    1回目っすか?2回目は3週間後?4週間後?
    Pfizerとモデルナで違ってたりして、厄介ですね。

    My wife は2回接種済です。
    2回目接種後の副反応が気になるところです。

    そして、役は、遣れる人の所に回ってくる…。
    回ってくる、は正確では無いですね。
    【気付いてしまう】とか【引き寄せてしまう】がシックリ来ますかね。

    そんな中、家族のフォロー、supportも確りしている、また、されてもいる。
    素晴らしい★

    ネック工程を絞り込んで、対応する。
    活かせてますね、ナマワザを。
    多台持ちした訳かな、受付を。

    どうか、このワクチン騒ぎが、後日談、kenta武勇伝となる日が早くこん事を…。

    1. ウェスさま
      いつも素早いレスポンスありがとうございます(笑)
      もうすでに、腕が筋肉痛みたいになっています。
      2回目は、3週間後、なんと、自分の誕生日でありますw

      今回はファイザーのワクチンを接種しました。
      モデルナは、田舎にはまだまだ…ってところでしょうか。
      奥様、すでに2回目接種を終えられたのですね。
      やはり、2回目の副反応が心配です。
      苦しい誕生日を迎えることになりそうです…。

      多台持ち…に近いかもしれませんね!
      ネック工程を絞り込むのは、もはや「癖」になっていますね。
      ずいぶん、叩き込まれました。あの頃にw

      私の武勇伝にはならぬよう!こびそかに、ひっそりと、知らぬ間にやってあったくらいが理想的です(笑)
      ブログには吐き出しますが!ww

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