佐久間町の天竜川に架かっていた原田橋という吊り橋。
豊根村内でも、特に富山地区から南方へのアクセス路として重要な橋でした。
皆さん御存知の通り、平成27年の土砂崩れによって落橋。
土砂崩れ発生直前に、現場で土砂警戒されていた
浜松市役所の土木事務所職員2名が亡くなられるという痛ましい事故。
重要な橋だっただけに、すぐに仮設道路が整備されました。
ただ、仮設道路に長大橋をかけるわけにはいきませんので、
川の水面に近いところに作られており。
これまで大型車両の通行ができませんでしたが…ついに!
【通行制限緩和予告】国道473号(原田橋)河川内仮設道路の大型車の通行制限緩和について/浜松市
国道473号(原田橋)河川内仮設道路の舗装改修、及び左岸道路の部分拡幅工事完了に伴い、大型自動車(全長8.7m未満に限る)の通行が可能になります。
1.通行制限緩和日時
平成28年8月9日(火曜日)午後3時(予定)
2.今後の通行可能車両
原付含む自動二輪車、全長8.7m未満の自動車
※自転車及び歩行者は通行不可
全長8.7m未満であれば、大型車両も通行可能になりました。
この仮設道路、河川敷の中を走破します。
よって、大雨が降ったりして佐久間ダムの放流があると、
水位が上がるため通行止がかけられてしまいます。
それは豊根村住民にとっても懸念事項。
今の仮設道路はどうなっているのかなぁ?と
googleマップの航空写真を覗いてみたところ…!!!!
左上の赤い点線丸が佐久間ダム、左下の赤い丸が仮設道路。
ん?!
なんか、白いぞ???
拡大してみます。
おおおーーー!
佐久間ダム、放流している状態の航空写真です。
このタイミングを狙ったのか!?
ということは、仮設道路は…
なんとぉーーー!
水位が上がると聞いておりましたが、
上がるどころか、仮設道路が水没。
これは…通行止になります。
仮設道路を乗り越えて、川の水が下流へと。
天竜川にはいくつかダムが有り、それらが連携しています。
ということは。
上流のダムも放流していたりして…?
ひとつ上流の平岡ダム、放流していました。
続いて、もうひとつ上の泰阜ダム。
こちらも放流中。
もういちど、佐久間ダムへ。
佐久間ダムが放流しているところを見たことがありませんが、
これは…大迫力。
下流に移ってみると、秋葉ダムも放流中。
天竜川の支流になる、我らが新豊根ダムは…
さすが。
基本的に放流しないダム。
沈黙を守っています。
ダム湖の水はトンネル通って佐久間ダムへ直接流れ込んでいます。
さすがにそれは、航空写真では見えません。
タイミング良く、衛星が狙ったものですね。