多方面の視点を持って新型コロナウイルス

お仕事では、土日をはさんだ調査が金曜日の夕方に来たりと。

土日はお休みなんて言ってられない状況になりつつあります。
必要なことは必要に。

さて。

新型コロナウイルスに体する考え方、これほど人類の注目を集めている対象なだけに、数多くの「諸説」がネットに溢れるようになってきました。

その中から、しっかりした根拠を携えた情報を取捨選択して未来を見通す。
報道されていることも、「諸説の一つ」と考えるべきなのは、何においても一緒です。

報道機関は専門知識の専門家ではありません。
もちろん裏を取るはずですが、裏を取る対象も「発言権や権力を持つ諸説を持った人」です。

季節性インフルエンザの死者数と新型コロナウイルスの死者数が比較して語られることが多いですが、死者は死者、人が亡くなる数を比較してどうする。そんな反論も付随します。

ただ、人間が生活を営む上で、リスクを考えて受容するというのは、コーヒーを沸かすという簡単な日常動作においても発生します。
熱湯を沸かすわけです。
それを運ぶ途中でこぼして火傷するリスクがあります。

だからといって、コーヒーを沸かさないという選択にはなりません。

交通死亡事故を発生させる自動車の運転も同じ事。

リスクの高さや低さを考えて人は生活しています。

感染症もリスクのひとつ。

今回、日本全体的に選択したリスクの回避は、ひととひととの接触を無くすこと。
そこには逆のリスクも発生します。皆さん重々承知だとは思いますが。

ちなみに、インフルエンザ死者数推移のグラフが

■なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味 怖いのは新型コロナだけじゃない (2/5) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

年間の死者数を各年ごとに示されています。
これが、インフルエンザウイルスによるリスクです。

 

■2019年のインフルエンザ死者数は3000人を超えている|Gelate(ジェレイト)|note

非常にわかりやすくまとめておられるテキストです。

マスコミが引き起こす人災とインフォデミック
あまりにも細かい報道を連日し続け、不安を煽っているメディアの報道には違和感しかありません。
「〇〇県で一人感染者(死者)が出た、二人目が出た」と逐一速報することに意味があるのでしょうか?
かえって不安を増大させていると感じます。
「感染経路不明」の報道も不要でしょう。感染症の経路をリアルタイムで細かく追うのは不可能に近いです。これも視聴者の不安を大きくします。

私が、今回のコロナウィルス対策で最も恐れていることも書かれていました。

日本における「経済や生活苦を理由とした自殺者の数」は、2003年が最多の8897人。その年の完全失業率は5.3%でした。失業率が1ポイント増えると自殺者は1000~2000人増えることが分かっています。
リーマンショックの時も、自殺者数は2003年と同様、8000人を越えました(完全失業率5.1%)。

リスクを取るバランス感覚。
それを踏まえた上での国策であると、信じています。

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