さすがに、自分の地区の花になると、
ケータイからこまめに記事をアップしている精神的余裕が無くなりますね(汗
遅くなりましたが、上黒川花祭り回顧録であります。
まずは、朝10時にお祓いを受けるため、お宮へ。
通常、親族が亡くなって一年、喪が明けるまでは
花を舞うことが出来ません。
我が家も、祖母、伯父を亡くしており…。
通常ならば、舞えません。
しかし…今年は緊急事態。
なにせ、氏子で喪中の人が続出。
舞手、太鼓手、人手が足りない…。
マジ、今年は中止なのか!?
そんな勢いではありましたが、
裏技があります。
いや、裏技と言っていいのか分かりませんが…
拝殿で朝10時に祈祷して、お祓いを受けることで、
花の担い手となることが出来るのです。
ま、でも、さすがに親、兄弟が亡くなった場合などは、
皆さん控えますけどね。
祈祷を済ませ、振る舞いの昼食を頂きまして、
実家に戻って一休み☆
今夜に供えて体力を蓄えておかねば…。
とは言っても、15時に会場へ行くつもりでいたので、
1時間ちょっとくらいしか横になれませんでしたが。
そして、会場に到着。
お祭りの日なので、境内にはのぼりがたなびいております。
ちなみに、向こうに見えるのが、我々夫婦が結婚式を挙げた神社です。
16時、湯立ての神事。
今年から、若手がデビューです!
いや、いつもやっている「役の家」の方が喪中のため…花に参加できず。
花祭りでは、多くの場合、こういった重要な役職は代々続けてきた「家」がやることになっています。
その跡取り息子(おいらより年下)がデビューなのです。
さて、その間、ビデオ撮影していたおいらにお声が。
「湯立ての舞を舞え!」
これまで何年も湯囃子をやっていて、お恥ずかしながら今年初めて知ったんですがw
明朝に予定されている湯囃子を舞うメンバーは、このとき、写真の笹のような物を手に持ち、
四人舞を奉納するのだそうです。
え。
いままでやってたっけか…(汗
そして、「献杯」を経て…
撥の舞。
太鼓の撥を持ち、笛と「うたぐら」のリズムのみで舞う一人舞ですが。
これ、通常は指揮者である太鼓なしですので、3者のリズムを合致させるのがとても難しそう。
んで、またここでフラフラしていたら、
「順の舞を舞え!」
おうっと。
今年は、やけに声がかかる…
なんか、既に疲れてきたんですが(汗
まだ夜…というか、花祭りはこれからです。
とりあえず、花祭りの序盤に行われる儀式的な行事が終了したので、
片隅に設置しておいたビデオカメラを片付けようと三脚をたたもうとした瞬間のことでした。
手のひらで何かを掴んだ模様。
あれ?
地面にあったゴミでも三脚に付着していたのかなぁ?
そして、手のひらを開いた瞬間、そこにいたものは…
カメムシ…(通称:ヘクサ)
慌てて振り払ったものの、
手のひらに液体が沢山。
これは…やられた…
ものすっごい、手のひらがくさい(汗
直ぐに手を洗いに行ったんですが、これがなかなか臭いが取れないんだな…。
ま、しょうがない。
さて、会場の方は子供達の「地固め」の舞に入り、さあ、舞習いの成果が出るところ!
その地固めの舞の最中、またまたお声がかかる。
「おい、しずめさまの太刀持ちやっとくれ!」
む!しずめさまの写真が撮れないっ!
ピーンチ!というわけで、幼なじみにカメラをバトンタッチ(笑)
太刀持ちの役4名は、しずめさまを舞う二人を囲んで両サイドに陣取ります。
しずめさまの舞の正面に太刀が来るよう、4人で回すのです。
と、ここで、会社の先輩が会場に到着したとの連絡!
先輩が一緒に連れてきたのは…
現設楽町長(笑)
そう、先日見事に当選された方であります。
■設楽町長選挙結果 – kenta’s page!!2009
豊根村の花祭りに来られるのは、初めてとのこと。
しかし、なぜ…職場の先輩が町長を連れてくるのか!?
以前の日記にも書きましたが、先輩の義父が町長なのです(笑)
先輩も、会社では同じグループで隣の席という…
なんという世間の狭さ。
9月の部署異動以来、直属の先輩ということで、新しい事業部のことを
いつも教わっている先輩なのです。
ちょこっと我が実家に戻り、町長と先輩をご招待。
妻も顔を出してご挨拶&談笑させて頂きました☆
花祭り中だったので、ゆっくりとお話をお聞きすることは出来ませんでしたが…
やはり、首長とお話しするとおもしろいっすね!
自治体ごとに、考え方の違いが微妙にあるのを感じます。
是非、今度はゆっくりと…
んで、再び会場に戻りますと…今度は豊根村長発見!!!
豊根村長と設楽町長の会合であります(笑)
その間には、おいらと先輩。
なんという…不思議な気分www
と、ゆっくり会話している余裕もなく…
花の方では「宝の舞」です。
これは、手に持つ色とりどりの紙で作られた「宝」を願主が奉納し、
4人で舞を納めます。
宝の本数に応じて、何度か、決められている舞と舞の間に挿入されます。
下の写真は、大御所の皆様によるものです☆
大御所の舞を見ながら、次世代のサラブレットが仲良く手をつなぎ…
「て~ほへ!てほへ!」
と、はやし立てておりました。
これは、なんとも将来有望な…☆
来年あたりからデビューかな!?
ちなみに、今回の写真ですが…
我々夫婦の結婚式写真集を撮影&作製して下さったプロカメラマン
山之内博章さんに露出設定を学んじゃいました(笑)
また、新たにゲットした外付けフラッシュの力もあり、
ようやく「明るい」花祭りの写真を撮影することが出来ております(汗
逆に、舞習いでは山之内さんに舞い方などをレクチャー☆
山之内さんは僕が小さな頃から上黒川に足を運んでくださっており、
毎年必ず、舞手に前年の写真をプレゼントして下さいます。
花祭り運営における、お手伝いもしてくださり、
今や、保存会の一員です!
そして…今年…
初めての花祭りデビュー!!!舞手として!!!
子鬼として花祭りに参加される方は多々いらっしゃいますが、
通常の舞で、外部の方が舞を奉納するのはかなりレアなケースです。
まあでも、その分、地元の担い手からは激しい指導が入っておりましたが(汗
それでも、舞いたい!と言う心意気を買っての、今回のデビューとなったのです!
また、今回も我が大学時代のサークルメンバーが駆けつけてくれました☆
既に常連となった同期(かれこれ5年くらい来ているか??)含め、
先日のサークルメンバー結婚式の際、花祭り突撃メンバーが結成されました(笑)
■子供・弔事・慶事・朝まで – kenta’s page!!2009
6名ものメンバーが正月のこの時期にもかかわらず来訪してくれ、
さらにさらに…これまでに無い展開が!!!
地元のおじさんたちからの熱烈アピールを買って、
メンバーから3名もの子鬼デビューですよ!
それも、うち二人は今回初めて花祭りを見た人ww
まずは、特攻隊長が山見鬼の子鬼デビュー。
ちなみに、彼、高校も一緒でして、同じ部活やってて、
おいらが大学に入ると、偶然にも同じサークルで遭遇したという…
なんとも縁深き友人。
いやぁ~酔っぱらいからのお願いに快諾してくれ、助かりました(笑)
そして、おいらも山見鬼…それも、初めての「一番子」デビュー。
一番子の任務として、一番最初に舞出て、
すべての鬼が出そろった後、最後まで舞っていなくてはなりません。
諸先輩方から、「ペース配分をよく考えろよ!」と言われました。
親方の舞を見ながらその場で学ぶという…
実践スタイル(汗
舞習いでは、ほとんど鬼の練習は行いません。
ってか、我々くらいの年齢になると、すべての舞がぶっつけ本番です。
基本は小さい頃にたたき込まれるので、
それを発展させて本番で舞う。
ま、それらしく舞えるようになるのは翌年でしょうね(笑)
それでも、「けんたろう、だいぶうまくなったなぁ~!」って言われるとうれしいですね☆
山見鬼から三つ舞を経て…
(三つ舞 扇の手)
(三つ舞 やち)
(三つ舞 やち)
…榊鬼へ…。
榊鬼、子鬼が四匹もいるという、なんという大豊作!
うち、二匹はサークルの後輩。
着替える前から、ステップなどの簡単な舞方指導を行いまして、
これは、結構行けるんじゃないか!!?
との確信の元、着替えです。
子鬼が多いもんだから、支度部屋も大混雑で、
着付けはおいらが二人分を担当。
つっても、榊鬼は子鬼の待ち時間が長いので、後輩達が風邪ひかないかが一番の心配。
子鬼たちが待っている間、親方のオンステージ!!!
榊鬼の「問答」です。
「釜割り」
「たいわり」
親方が支度部屋へ戻り、ここからが子鬼のオンステージ!!
残念ながら、子鬼につきっきりだったので写真を残せなかったんですが…
そこは、一緒に来ていたメンバーにお任せします(笑)
このように、子鬼は舞ってもらえると、だいぶ助かります。
なぜなら、鬼の面はたくさんありますが、舞手が少ない場合は
表に出ないままになってしまう面も発生してしまいます。
運営側でも、極力出ないようにしたい思いもあり、
子鬼の飛び入り参加は大歓迎です。
かつては、海外からのお客さんも鬼舞ってましたよ(笑)
サークルメンバー、有り難う!!!
また、常連の同期も、「てほへ!」のはやし立てありがとね!!
これもまた重要なヘルプ。
会場が盛り上がっていると、舞手も元気になります☆
さて、榊鬼が終わると…次は、「能」の時間です。
そう言ってもわかりにくいかもしれませんが…
いわゆる、「味噌塗り」っちゅーやつですよ(笑)
この役、毎年おいらやっていたんですが、
今年は…変わってもらいました☆
たまには、自分も味噌塗られたいじゃないか!!!
そして、写真も撮りたいじゃないか!!!
こんな感じで、味噌を塗った擂り粉木と杓子を持ち、
観客の無病息災を願って、観客に塗りたくります(笑)
天研サークルの後輩は、この杓子を顔面に
思いっきり押しつけられておりましたが…(笑)
が!!!!
今年はハプニングが!!!!!!
ここまで来て、担い手不足が露呈…(泣
ばばあ役がいない…。
ここで、姫様が出てきて、そこにたかる擂り粉木&杓子を、ばばあが追い払うという物語。
ばばあ役が不在のまま…
擂り粉木&杓子が路頭に迷ったまま…終演。
なんという。
ばばあプロのUZ先生を召還すべきだったか…
さて、既に日付は変わり、この時点で午前5時半頃。
とりあえず、続きは翌日の日記へ…☆
あらまあ・・・。
おばあがいなかったか・・・。
うちの姫はインフルエンザAに・・・。
ばばあのたたりか????
来年は舞いにいくか・・・。
>UZ先生
そうなんですよぉ…。
UZ先生の名前も、何度か出ましたが(笑)
ですので…是非、来年はお越しください!!!
おばあのポジションが待っています☆
おばあが守るべき姫がインフルエンザに!!!(違
ばばあのたたり…!?
にしても、姫様、お大事に!!!
ばばあの出番です(違
ども!
花祭りお疲れ様でございました。
そして、大作をありがとうございます★
我々は、申し訳ないが、22時頃に帰宅させて頂きました。
⇒町長の翌日の訓示に差し支えますので(笑)
おいら舞が拝見できず、誠に残念でしたよ。
しかし、我々が帰った後こそ、メインだったね…。
⇒来年は、KIBIの奴等を連れて、朝まで居る様にいたします。
(マティダに是非子鬼をやらせてやって下さい!)
でわでわ、また明日会社でお会いしませう。
明日朝には、疲れが癒えていると良いのですが!
>ウェスカーさま
休日出勤お疲れ様です。
大作…は、まだまだ前半ではありますが…
だいたい3分の2書いたってところでしょうかね。
是非、来年は町長とご一緒に朝まで…は、厳しいですかね(笑)
徹夜明けで訓示はさすがにハードすぎますか。
来年は、子鬼が量産されること祈っておりますww
明日、会社にて!
おいらは、現在微熱で…(汗
アレ??花祭りは無病息災のお祭り…
たぶん、湯囃子でパンツ一丁温泉ダッシュが効いたのでしょう…(笑)
花祭りお疲れ様でした(自分にもお疲れ様と言いたい)。
ちょっとだけだけど山見鬼の小鬼やらせてもらって、
花祭りがなんたるか、少しわかった…気がする(汗
こんな素人にも優しくしていただいて、関係者のみなさまに感謝です。
で、その御礼というわけでもないんだけど、
去年に引き続いて絶賛動画編集中!
とりあえず3部作の1つ目が完成したので、
よかったら僕のblogで御覧くださいませ☆
お疲れ様でした。お役目や他のお知り合いの方もみえましたので、お声掛けは控えめにしました。粟代で花祭り談義でもしましょう。喪中の方が重なってしまったのですか。中学生の舞手でも、直前に胃腸風邪にかかった子がいたと聞きました。お祓いは極力使わない様にしているという事ですか?微熱がありますか。お大事になさって下さい。「湯ばやし」であまりにも湯を振り撒き、舞手の病気にならない運まで、観客への無病息災のご利益として奪われてしまったのかも(汗) 私も貴所の花祭りについて、ブログに書きました。よろしければご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/kukankaisoku1/e/c598d9e214ce4ca2952f07af27d539bb
>しましょ特攻隊長
本当に、お疲れ様でした。
みんなの力添え、助かりましたよ☆
この調子で、来年も…子鬼、よろしくお願い致します(笑)
そして…今年も期待していますぞよ☆
例の動画たちを…。
3部作出そろったら、例年通り上黒川花祭り保存会公式サイトへアップさせて頂きます(笑)
なんか、会場でも動画視聴者がいたみたいだし…
我が幼なじみにも大受けだったし…(笑)
今度、会場に液晶ビジョンでも設置しておこうかww
確実にCBCに勝てる(笑)
>koppaさま
多くのお気遣い、有り難う御座いました。
みかん、甘くて、めっちゃ美味しかったです☆
下粟代でも味わいたい…いやいや、談義に花を咲かせたいところですが…
妻の出産が近いこともあり、1月中は自宅でじっとしていようと思いますですはい。
なので…お次は布川??あたりで子連れで参上できれば…と思っております!
お祓いについては、極力使わないように…というよりは、
やはり不幸があったお宅は気を遣ってめでたいところには出ないようにしていらっしゃる…
という動きでしょうかねぇ。
私の健康分も皆さんにお裾分けしてしまったかもしれません(笑)
昨日はのどの痛み、今は鼻水が止まりません(汗
ブログ、拝見致しました。
随所にちりばめられた観察眼、参考になります。
早速ですが、ブログの方にもリンクさせて頂きました☆