三河三観音のひとつに数えられる田峯観音。
由緒あるこの場所には、田峯城が位置し。
長篠の戦いでは武田氏の縁もある。
戦国時代、武将が行き交った。
というわけで!
奥三河総合センターと奥三河郷土館のコラボシリーズ、「設楽で遊ぼう!」の企画。
「甲冑づくりと山城攻略」に息子が参加!
娘もいるので、家族揃って出かけます。
支度を調えて自宅を出ようとしたところで…
自宅の電話が鳴り響く。
とっさに息子が電話に出たけれど、要領を得ないので交代。
隣集落の方から、山肌が崩れかけているという情報提供!!
なにーーーっ!!
台風が過ぎ去ったから大丈夫だと思っていたら…。
やはり、土砂災害は雨が止んでからも油断なりません。
このところ、職場じゃなくて私個人に災害連絡がかかってくるようになりました。
それが良いか悪いかは別にして…。
ま、知っている人の方が頼みやすい。
何より今日は休日なので、日直さんに電話が行っても、どちみち私にかかってくる。
運良く、設楽町へ向かう途中に現場があるので、
皆で現場へ向かいます。
近所の方が数名集まっていて、現場を確認。
たまたま通りがかりの消防団部長さんも立ち寄られ、
上司に指示を仰いで、地域担当の事業者さんに電話。
すぐに現場へ駆けつけて下さいました。
頼りになる兄貴です。
おいらの判断だけでは自信が無かったので、プロにも見いただき!
結果は、緊急措置は必要無し。
一応、崩れたことで落ちついている状態。
ホッとしました。
気を取り直して、設楽町へ。
田峯観音の駐車場からは、空に立ち上る水蒸気がとても美しく。
遅刻してしまい、既に甲冑づくりはスタートしております。
遅れを挽回するべく、妻も少しお手伝い。
要領を得た息子は、上級生を追い抜く勢い。
手先が器用だ。
おいらの祖父や父の遺伝子は確実に受け継がれております。
ものづくりに没頭したら、地震が起きようが火事が起きようが、気付かなさそう(汗
それっくらいの集中力。
取材にいらっしゃっていた山のしんぶんやさんが声をかけるも、
没頭モードに入った息子は…(汗
その代わりに、山のしんぶんやさんには娘を可愛がって頂きました☆
草摺部分の作成が完了してパーツが揃うと、
スタッフさんの手を借りて色づけです。
今回は、星空観察会@休暇村茶臼山高原でもお世話になっている、
奥三河総合センターのGOTOさんと設楽町地域おこし協力隊の石井ちゃんがコーディネート。
設楽町の武将隊…もとい、武将ッ隊(ぶしょったい)の皆様が全面監修!
さらに、田峯地区の方々がサポート下さっています。
相手が子どもたちなので、タイムスケジュールはあってないようなもの(笑)
地元設楽町はもちろん、東栄町、豊根村、遠方は田原からもいらっしゃっていたそうです。
お昼タイムは、みんなでカレーライス。
そして…!!!
ついに完成しました!
最初はボール紙だったのが、
甲冑らしさが存分に出ています。
このあと、子どもたちがチャンバラ合戦を始めたのはいうまでもありません。
チャンバラ合戦の空気が変化する程、
出でたるは…!!
甲冑で身をまとった武将ッ隊さま!!
ひとつひとつのパーツについて、解説して下さいます。
実際に甲冑を作るには、一体あたり5,000箇所も穴を開けるとのこと!!
そ…そんなにっ!?
甲冑は動きやすさを考えて、数多くのパーツが組み合わされてできています。
その組み合わせにはヒモが使われており、複雑な順序で結ばれています。
命を守るための防具だけに、入念です。
新聞紙兜をかぶって、全員で記念撮影。
息子もレプリカの兜をお借りして、武将ッ隊さまたちと記念撮影。
「みんな、グループに分かれて表へ出よう!!」
雨が上がった寸分の時を狙って外へ。
そこで待ち受けたる…武将ッ隊!
一斉射撃!!
全て手作りの火縄銃レプリカ。
ちゃんと、爆発するようになっています!煙も出ます。
すげえ。
こだわりを感じます。
子どもたちはスタッフさんに引き連れられて、田峯観音境内へ。
宝探しスタート!!
日中、田峯観音周辺の草刈り作業をされていた地元の方々の御厚意で、
境内でお菓子の宝探しです。
子どもたちの楽しみのツボを付いた今回のプログラム、
仕切るのは大変だったかと思いますが、スタッフの皆様、有り難う御座いました!
地元スタッフの方の中には、昨年まで豊根村内で学校の先生をされていた方や、
おいらの妹の担任をされていた先生など、久しぶりの再会もありました☆
明るい時間帯に行ったのは初めての田峯観音。
景色が美しく、心洗われる場所でした。
その足で新城市内まで買い出しに出かけてきました。
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