舗装引っぺがしや落石や

秋の気配を感じる気候。

朝は肌寒くなってきました。
つい最近、コタツを仕舞ったかと思っていたのに、
もうすぐコタツの季節が迫っているのを感じます。

さて、今日は舗装の受け持ち現場が2箇所、施工中!

立会が必要な段階だったので、まずは一箇所目。
豊根小中学校や保育園が位置する村道へ。

今日と明日で、一気に古い舗装から新しい舗装へ生まれ変わらせます。

向かってみると…

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巨大な路面切削機やダンプカーに興味津々の子どもたちが集まってきてた!

工事に携わるおじちゃん、子どもたちに大人気。
質問攻めに遭っています(笑)

そりゃ、こんなに大きな機械を使って何をしているのか、気になりますよね。

せっかくなので授業で取り上げて頂きたいくらいでしたが。
将来、日本のインフラを担うことへ、興味を持ってもらいたい。

公のため、人のため、とっても大切な仕事です。

次の約束の時間が迫っていたので、
着手の確認だけ実施して、今度は三沢方面へ。

こちらは既に舗装を終えて、白線を引く準備中。

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山間部の道路は、例に漏れず、カーブの連続です。
そして、幅員も一定ではなく、広くなったり狭くなったり。

そこにどのように白線を引っ張るのか。

まずは下書きで、石灰粉をまぶした糸を足で踏みつけながら、
ふたりがかりで、かなり器用に曲線を編み出しておられます。

この曲線の出し方ってのが、職人技。

また、安全靴で踏んづけるだけでは粉が路面に定着しないため、
棒を使って弦を弾くごとく、糸に振動を与えながら、歩き進む。

それを現場監督さんと私で見ながら、糸使い魔術師の皆様へ、
細かい注文をお願い致しました。

完成型、どうなるのか楽しみです。

白線を塗布する作業は午後からになるということなので、一旦、お昼ご飯。

すると…

国道で落石が発生したという一報が!!

それも、大型車は通行が厳しいほど大きな石だと!??

急いで現地へ向かうと、1.5メートル四方サイズの巨大落石。

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それが中央線付近にまで落ちてきていたんだそうです。
既に、落石箇所にほど近い熊谷建設の方と、駐在所の警察官さんが現着済み。

駐在さんと私で、片道交互通行の交通整理をしている間、
熊谷建設の方がユニックを手配して下さり。

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器用に重心を探ってワイヤーを巻き付け。
トラックの荷台へ積載。

その間に、愛知県の道路維持作業班の皆様も現着され。

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巨大落石により生じた道路の凹みへ、スプレーの瀝青材を塗布、
そして常温アスファルト合材を使って応急処置。

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数センチの凹みですが、バイクが通過するには危険性があります。
平らにならして、応急処置完了。

あっという間です。

道路作業班の方々は、皆さん豊根村在住の方々。
対応下さった熊谷建設の方々も、豊根村在住の方々。

国道は、域外からの通過交通が多く、広域で利用される道路です。

通過地点に建設会社があるからこそ、誰しもが安心して通行できる。
これは、この業界の共通認識ですが、もっと多くの方に知って頂きたい。

地元に建設会社が無かったら、緊急処置が1時間で終わるなんてことはありません。

復旧の目処が付いたところで、再び舗装切削の完了状態立会のため、
豊根小中学校前へ。

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古い舗装の表層部分が、しっかりと剥がされて。

この剥がされた状態というのが、自分は一番興味がある。
過去に、この道に対して施された舗装工事が浮き彫りになるんです。

舗装の内継ぎ目が出てきたり、元々路盤が悪かったらであろう場所が出てきたり。

思わずして、ほぼ1日中現場に出払っていましたが、
学び多き、良い1日でした!

さて、今夜は宿直です。
気候が安定しているので、よく眠れる…かな?

代替の古いパソコンでもテザリングができたので、更新!

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