昔話に花が咲き

この仕事をやっていると、現場に出かけて住民の方々とお話しする機会がたくさんあります。
もちろん、事業者さんのみならず。

今回、公共土木施設の不具合に関するお問い合わせを頂いて村内の現場へ出かけました。

現場で待ち構えておられたご年配の住民の方。
到着して現場不具合について説明されるかと思いきや!!

まずは、その集落の歴史からお話が始まりました。

豊根村は広く、私にとってなじみの薄い地域も、いくらかあります。
よって、現地で聴くことができるお話というのは書籍を紐解くよりもリアリティにあふれ、自分の記憶にも残りやすい。

先方も、お話に夢中になって、今回の訪問の目的だった公共土木施設の不具合のことをすっかり忘れるレベルです。

もちろん、最後には忘れずに現場確認しましたが!

現場確認した後も、

「まあ、茶でも飲んでいきなさい。」

玄関先で村の戦後から今に至るお話をじっくりと伺いました。

驚いたのは、私の住む地域から離れた場所なのですが、
私の祖父世代における親戚関係を恐ろしいほどに熟知されていること。
もちろん、我が家の親戚関係も。

道路や通信ネットワークもそれほど発達していなかった厳しい時代を生き抜いてきた方々にとって、親戚ネットワークという助け合いの形は、生きる上で非常に大切なネットワークであったことを想像します。
その親戚ネットワークは、自分のネットワークのみならず他の親戚ネットワークについても知っていることが当たり前の時代。

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