寝不足仕事で警報解除されず

台風20号がこの地域に最も影響を与えるタイミングは午前3時ごろ。

台風から少し離れていますが、雨雲が奥三河地域を覆っています。
昨夜22時前には富山地区で停電が発生。
23時ごろから気象アラームが何度もなり始め、布団に入って眠りについたと思ったらアラームもしくは電話に起こされてを何度か繰り返し。

その数、およそ20回。
1時間から30分おきに。

そのうちに、夜が明け始めました。

夜通し寝ずの番をしているインフラの守り人。
昨夜は中部電力さん、新城設楽建設事務所設楽支所の皆様から深夜にもかかわらず情報提供を頂きました。

警報は出なかったため、朝6時を過ぎ、バスは通常運行。
運転手さんの点呼。
ホッとしてリラックスしていたところ…。

ケータイがぶるっと震えて通知を見ると…。

豊根村に大雨警報発令。

午前6時半ごろ。

通知を確認するが早いか、学校や教育委員会から本日の学校出校日が休校の旨、連絡が入ります。
早く周知しないと、万が一、お子さんがバスに乗ってしまったら大変!!
学校の連絡網があるとはいえ、遅れをとってはなりません。

臨時放送の原稿を手に、放送室へ駆け込む。

マニュアル通りに臨時放送を流すためのスイッチ群を押す。

ピンポンパンポーン。

「こちらは、広報とよねです…。」

村内全域に向けて、臨時の同報無線を放送しました。
久しぶりに。

テンション低い私の声が、村内にこだまします。

内容を読み間違えてはいけないので、このときばかりは、くっきりと目が覚めました。

その後も、問い合わせ等の電話対応を行いながら、
他の職員さんが出勤してこられると、ホッとします。

上司から、

「眠れなかっただろうから、休めるなら休めよ~。」

有り難いお言葉を頂きましたが、仕事は待ってくれませんので、そのまま仕事を続行。

いまいち、頭に入ってこない文字列を目で追いかけながら。
また、現場に出て打合せを実施したり。

徹夜明け花祭りの後のような、テンションハイ状態。

そして、ひたすら続く、通行止め情報の問い合わせ電話に対応します。

一方で、村内の災害状況も確認する必要があるため、課の中で役割分担。
私は電話応対のため職場留守番、残る4名がそれぞれ分散して村内の被災状況確認へ。
電話応対が追い付かない場合は、隣の課が電話に出てくれ、助けてくれました。

現場から戻ってきたメンバーから写真を含めた報告をもらい、状況を確認。

雨が降るたびに、片付け切れていない仕事の上に重なるように、やるべきことは増える一方。
私が土木を担当して以来、これほど降雨に悩まされ続けた年は初めてです。

スタッフやお金が増えることはありません。
低コストで迅速に、やり抜く方策を考えて参ります。

そして夕方。
富山地区の降水量は300mmを超えました。

土壌雨量指数は高い状態になっています。
何事もなきことを、祈るのみ。

これでまだ、8月、なんだよなぁ。
11月頃まで、悩みは続きます。

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