昨夜はずっと雨模様。
今朝は雲間から晴れ間ものぞき…
窓の外には山水画のような風景が広がっていました。
まあ、豊根では別段、珍しい風景でも無いのですが(笑)
やはり、綺麗だとシャッターを押したくなりますね。
この宿は温泉で、日帰り入浴をやっているほどに施設が整っているので、
朝も風呂につからねば!!
朝食前にひとっ風呂頂きました☆
暖まったところで、朝食をば。
朝食会場では、昨夜息子が仲良くなったお隣に宿泊のお子様と、
今朝もまた遊んでいたのでした。
宿の方も非常にアットホームで…いや、息子のお陰なのかな?
いろいろと融通を利かせて下さり、有り難いです。
そんな宿を後にしまして、秋芳洞へ向かいます。
道中、秋吉八幡宮なる神社を発見したので、参拝。
朝の神社って、空気が澄み切っていて本当に良いですね。
心が洗われます。
こちらが拝殿で、例の如く、息子がお賽銭係(笑)
と、境内にこのようなものが。
御輿に太鼓が乗っている??
天日干しをしているのかは定かでありませんが、
ついでに良いモノが見られました☆
秋芳洞入り口周辺に近づき、駐車場を探しながら運転していると…
視界に入ってきたのが、
こちらを向いて「こっちに停めろ!!」と言わんばかりに激しく手を振っている
おばちゃん3連続。
これは、駐車した後でぼったくられるのか!?
と、ちょっと怖かったので…
スルー。
市営駐車場があるようですが、どうやら有料らしい。
だったら、先ほど激しく手を振っていたおばちゃんのところへ行ってみよう。
行ってみましたら、なんと!!
駐車料金無料と書いてある。
店内で買い物をしたら…とかいう制限無し。
なのに何故あれほどに激しく勧誘していたのか…。
ナゾは深まるばかりですが、駐車させてもらって秋芳洞へ!!いざ!!
秋芳洞と秋吉台は、地理の教科書で見て以来、ずーーっと行ってみたかったところです。
ようやくその念願が叶いますっ!!!
秋芳洞(あきよしどう、「しゅうほうどう」の読みは誤り、詳細は後述)とは、山口県美祢市東部、秋吉台の地下100-200mにある鍾乳洞で、約1kmの観光路をもって公開されている。鍾乳洞としては日本最大規模。洞奥の琴ヶ淵より洞口まで、約1kmにわたって地下川が流れ下っている。1990 年前後の洞窟探検家による琴ヶ淵から奥への潜水調査の結果、東方約2.5kmにある葛ヶ穴まで連結し、総延長は約8,500mに達した。その後の探検によっても延長は伸びており、現在日本第3位にランクされている。1926年以前は滝穴(瀧洞)と呼ばれていた。特別天然記念物。秋吉台国定公園に属する。
■秋芳洞 – Wikipedia
入り口下には、エメラルドグリーンに似た「淵」がありました。
これはまるで…ニュージーランドの氷河の水!!
水中に含まれる石灰石成分が太陽光を乱反射しているのでしょうか。
特に、波長の短い色を。逆に波長の長い光を吸収?
中に入って、外を見た時の景色も格別。
鍾乳洞内は、箇所毎に照明がともされており、
これがまた幻想的な風景を助けています。
さあ、ここで、暗闇を夜と勘違いしたのか…
息子就寝(汗
早いなぁ~。
こちらが秋芳洞でも有名な「百枚皿」。
まるで棚田のような形をしておりますが、どうやってできたんでしょうねぇ。
緩やかな洞床の傾斜面を少量の水が穏やかに流れる場合、次第にいくつもの水たまりを形成することがある。山の斜面につくられた棚田のような見かけのもので、小さいものは掌大から、差し渡し十数mの大きさを持つものまである。棚田の畦に当たるところをリムストーン(畦石、輪縁石)、リムストーンに囲まれて生じた水たまりをリムストーンプール(畦石池)という。リムストーンプールの深さは小規模のもので数cm、大規模のものでは数mにおよぶ。くねくねと曲がってとくに長く伸びるリムストーンを英米語ではChinese Wall(万里の長城)と表現している。■鍾乳洞 – Wikipedia
天井を含めて撮影してみましたが、写真の真ん中を分けて上下で世界が違いますね。
次の写真は、洞内富士と呼ばれ、直径約5mの巨大な石柱。
遠くから見ると、まさに洞窟内の富士山。
鍾乳洞を奥に行くに従って、段々気温も上がってきました。
秋芳洞の場合は、通年で15℃から17℃の間で保たれております。
決して人工的な空調ではなく、空気の入れ替わりが緩やかだから。
その気温も助けてか、人工照明の光も助けてか、洞窟内にコケや雑草が生えているところも(笑)
洞内には様々な名前が特徴的な部分につけられていますが、
そのネーミングセンスがスゴイ(笑)
大松茸っすか!!ww
千町田
こちらは黄金柱(こがねばしら)と呼ばれ、秋芳洞のシンボル的存在だそうです。
その大きさ果てしなく、画角に収まりきらない(汗
この巨大柱の奥は、鍾乳洞的には行き止まりになっていますが、
そこに数メートルの人工的なトンネルが開けられており、
黒谷鍾乳洞に連結されています。
そちらの方はまた雰囲気が異なりました。
秋芳洞の方は、水の流れる音が鳴り響いていたんですが、
黒谷の方は、もの凄い静か。
そこに、ピトッピトッ。
水の滴る音が聞こえてきます。
本来ならば、黒谷入り口というのがあって、こちらから出ることができるんですが…
現在、改修工事中で出られませんでした。
なので、折り返しで来た道を戻ります。
この時点で、息子も起床!!
なんにしても、平日の秋芳洞は観光客めっちゃ少なかったので、
息子を連れても楽々回ることができました☆
2時間近くも洞窟内を堪能していたんですが、気付いたのは…
早い時間帯には外国人観光客が多くて、昼時に近づくにつれて若い学生やカップルが増える。
なるほど、学生は夜行性ですね(違
秋芳洞を出ると、お土産街が広がっております。
妻がショッピングを楽しんでいる間、おいらと息子はお土産街の道路で戯れてました。
すると…
道行く観光客の皆様が
「かわいいーーーっ!!」
って、息子に近づいてきて下さるじゃありませんか。
息子も、自分がモテていると自覚しているのか、愛想を振りまくりまくってます(笑)
こいつは…(笑)
どこかの町(この町??)の観光部の偉い方々が通過された際には、
息子に、どうぞっ☆って、葉っぱ虫をくださいました!!
これ、全部葉っぱでできているんですよ。
この芸術のすばらしさを、息子は…
食べようとしている(汗
こらこらこら。
お土産屋さんの物色が終わると、
例の、激しく手招いていたおばちゃんのお店で昼食を頂きました。
不思議な、日本人の心理なのか…
別に、ここで何か買い物をしなくても駐車料金は無料なのに、
な~んか、ここで食事をしたいなぁって気分になるモノです。
おばちゃんたち、それが狙いなのかな。
なんて良心的なんだ(笑)
ちなみに、食事をしていたら、同じ宿だった家族連れがいらして御挨拶したり☆
平日で人が少ないと、直ぐに分かりますね(笑)
お店を出まして、次に向かったのは秋吉台(■秋吉台 – Wikipedia)。
秋吉台(あきよしだい)は山口県美祢市中・東部に広がる日本最大のカルスト台地である。北東方向に約16km、北西方向に約6kmの広がりを有し、台地上の総面積54km²、石灰岩の分布(沖積面下の潜在部を含む)総面積93km²、台地面の標高180〜420mである。
秋芳洞の上に広がる平原です。
見事なカルスト地形が広がっているという話ですが…。
カルスト地形(独: Karst)とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。化学的には、空気中の二酸化炭素を消費する自然現象である。
車でドライブロードを駆け上がり、展望台に出てみてびっくり!!!
これはスゴイ!!
秋芳洞以上の感動を覚えました。
この景色、日本じゃないみたい。
一気に、異国へトリップした気分です。
この下に、まさにあの秋芳洞があるんですねぇ。
丘全体が石灰岩で形成されているということか。
この景色、どこかで見覚えが…。
そうだ!!ニュージーランドだ!!
■NZ七日目・・・トランツアルパイン号 – kenta’s page!!2009
まさに、異国の大自然といったイメージ。
ここは日本なのだろうか…と、疑わしくなっちゃうほどでした。
展望台は、あまりにも風が強すぎて、息子もベビーカーごと吹き飛ばされそうな程だったので、
車に戻って今度はカルストロードをドライブです。
このドライブコースは、この台地を突っ切っており、
車窓からは壮観な眺めを眺めることができます。
途中、長者ヶ森というスポット近辺に駐車場があり、
そこから徒歩で台地表面へ歩いて行くことができました。
秋吉台では3月頭に野焼き行事があるらしく、
その結果がこの風景らしい。
草木も枯れ果て…というか、焼け焦げた跡が。
その上を見上げてみますと、何やら青々と茂った「塊」が見えますぞ。
近づいてみると…。
これはなんだーーーー!?
荒れ果てた草原に、突如として小さな森が現れた。
中に入ってみると、そこにはまるで…
ジブリのトトロに出てきそうな空間が。
本当に、ここだけ異空間なんですよ。
周囲の荒涼とした平原の中に、なぜこんな空間があるのだろうか。
まさにここが、「長者ヶ森」らしいですよ。
森の周囲を見渡すと、徒歩の散策ルートも整備されているようですね。
時間があったら、このルートもハイキングしてみたかったなぁ。
まあ、荒野ばかりが広がっていたんですが、
実はこんな風景も!!
草原を整備している最中らしいです。
新緑というアクセントが荒野の中に広がり、またもや不思議な風景(笑)
さて、ここの駐車場の案内地図に、長者ヶ峯展望台という、また別の展望台が記載されている。
せっかくだし、別の角度からも眺めてみたいなぁ…と。
ナビに打ち込むも、反応無し。
案内地図の場所、ナビに道路として載っていない…(汗
それでも行きたい情熱は冷めやらず。
案内図を記憶して、行ってみることにしました。
これが…恐怖の序曲だとは知らずに…。
案内看板くらい出ているだろう…と、軽い気持ちだったんですが、
進む道、どこにも看板が無い。
集落の生活道路を進み、だんだん林道のようになってきた。
それどころか、どんどん道は狭くなり、急斜面になり…。
ここ、入ってしまって良いんですかね…(汗
心細くなる。
むしろ、道を間違えたのでは無かろうかと。
それだけに、展望台を発見した時の喜びはひとしおでしたね(笑)
こんなところ、普通たどり着けないぞ。
思った通り、人は全くいませんでした。
ただ…眺めは抜群!!!
先ほどの長者ヶ森が、眼下に!!
こうしてみると、ますます不思議な場所ですね…あの森は。
帰り道でナビが案内してくれたルートがまた、すんごいの。
完全に林道。
WISH1台分の幅、ギリギリ。
対向車来たらヤバイって!!
って思ってたら、地元の方らしき対向車(汗
慣れたモノで、WISHをあしらっていってくれました☆
(我が車のタイヤ半分、舗装面から落ちてたけどね…。4WDサンクス)
さあ、今夜の宿がある下関に行きますか!!
そう思っていたら、妻がもう一回、おみやげ屋さんを見てみたい!!と。
時間に余裕もあったので、再び秋吉台展望台へ(笑)
おいらも石大好きなので、一緒になって石を眺めていました(笑)
で、買っちゃった。
鍾乳石のスライスみたいなモノで、見た目は年輪のよう。
う~ん、そそられるww
そしたらば、売店のおじいちゃんが、おつりをくれる所作を見せつつ、
途中で止まり…おもむろに小さな小石たちを集め出した。
そして、その中から綺麗なモノをピックアップし…
おつりと一緒に、おまけの綺麗な小石たちを下さったのです!!!
おいらと妻、余程の石マニアに見えたのかな(笑)
さあ、下関へ。
1時間少々で到着。
チェックインまでにまだちょっとだけ時間が合ったので、火の山展望台に上ってみました☆
これがまた…圧巻!!!
関門橋がバッチリ見えるじゃありませんか。
感動やぁ~~。
秋吉台の時もそうでしたが、WISHのエンジンが高回転になりまくるくらいの坂を登ると、
こうした綺麗な景色に出会えるのですね(笑)
反対側には、列をなして過ぎゆく船団。
海の上も、何も無いように見えて、交通ルールがしっかりしているんですね。
さらには!!
夕暮れ時、西の海。
遠く、海面上が輝いているじゃありませんか。
ズームインしてみますと…
おおおーー!!
夕日が雲間から漏れて、海を照らし出しています。
ありがたやありがたや。
今日は1日、自然の偉大なる景色を楽しみました☆
今夜の宿は、■下関ホテル関門の宿源平荘(げんぺいそう) | ふぐ料理が自慢の旅館です。
今回の旅路の中で、最も奮発した宿!!
これは楽しみだぞぉーーーー。
関門海峡と言えば、ふぐですからね。
そして夕食は…
ふぐづくし☆
ふぐ刺し、ふぐシューマイ、ふぐ飯、ふぐ鍋…すげえっす。
こちらがふぐ刺し。
個人的には、下の写真のふぐシューマイが最も美味しかったです☆
やっぱ、本場下関はひと味違います!!
(って言っても、今までふぐなんてほとんど食べたことありませんがw)
お風呂は、今夜も温泉です☆
お風呂上がりに…と、ロビーにはビールサーバーが置いてあり、
各自、自由に無料で飲むことができるという素晴らしいサービスが。
残念ながら、おいらには1杯だけあれば充分なんですがね(笑)
ネット環境もあったので、やっとこさブログが更新できました☆
あ、今日も5000文字超えたぁ~。
秋芳洞か~あの大きさと不思議さ?には圧倒されるよね~
真夏に行ったのに凍えた記憶が…真夏だからこそか!?
ちたま的知識を手に入れた今なら別の楽しみ方も出来そうな気がする。遠いけど!(笑)
けんたさんまいどー☆
引き続き、バーチャル旅気分☆楽しませてもらってます。
けんたさん達も楽しんでますかー!!!
本日の秋芳洞&秋吉台は、中学校の修学旅行で行って以来だ!でも、秋芳洞はなぜか覚えてない(汗 たっちゃんみたいに、暗くて寝たかいなw
でも、千枚田や黄金柱は美しい!日本でも中々ない景色やね!
そして、観光地に必ずいる駐車場勧誘おばちゃん(笑)
でも、秋芳洞のおばちゃんは、良い方やないですかねー?
たいていは、無料駐車場があるのに、「ないから!」「ここが近いから!」っという甘ーい言葉に騙されるw
そして、モテモテたっちゃん。一歳になると、もう自分がモテモテってわかるんかい!?
まあ、あの笑顔にはだんきちのおっちゃんも無条件降伏www
秋吉台も、ここが日本か!っていう雄大な景色やね~。
beautiful!!!
なるほどけんたさん達はNZに行ってはるから、そっくりなとこがあるんですね!
なんか、ナウシカとかラピュタとかジブリに出てきそうな景色だ☆
関門海峡は、学生時代大阪→九州を自転車旅行した時に通りましたが、火の山からの景色は見なかったんだな。
行ってみたい☆
そして、本日も締めくくりはふぐ尽し☆じゅるる!!!
いや~旅って本当に良いですね~!(by水野晴郎風)
>ironくん
お!やっぱり行ったことがあるんだね。
そりゃ、専門家だもんなぁ~~。
今回も連れて行って蘊蓄聞きたかったわ(笑)
真冬は逆に暖かくて…非常に良い空間だよねww
しかし、遠い。また行きたいが、遠いっ!!!
>だんきちさま
お楽しみ、有り難う御座います☆
こちらも、だい~~ぶ疲れがたまってきていますが…(笑)
毎日、息子のお陰で良い運動させてもらってますww
大阪だと、秋芳洞が修学旅行コースになるんですねぇ~~。
宿の主人もおっしゃっていましたが、かつては修学旅行生で
かなりの盛り上がりを見せていた秋芳洞でしたが、
今は皆、海外へ修学旅行に行ってしまうらしく、相当客入りが減ったそうです。
確かに、現地は「古き良き観光地」ホント、そんな感じがしました。
駐車場勧誘のおばちゃんは、全国の観光地で量産されておりましたか!!!(笑)
秋芳洞近くのおばちゃんたちは、良い方ばかりでしたよ~☆
息子と遊んでくれました。
それにしても、だんきちさんは大阪から九州まで自転車旅行を!?
すごいなぁ~~~~。
でも、学生時代ならでわの体験ですね!!
勤めに出ちゃうと、なかなかできない…。
火の山は、自転車ではちょっと急峻すぎるかもしれません(笑)
関門海峡は人道もあるらしいので、いつか歩いてみたいところです。
自転車でも良いですねぇ~~~
今回の旅も折り返し地点を過ぎて、たまった疲れをどうしようか考え中です(笑)
これは、最終日の別府温泉で…フフフ。