集落における命の源、水源。
今は簡易水道も村内完備されて、その重要性も薄れてきていますが、
それでも、農業用や処理されていない美味しい水として需要は高いです。
ですので、水当番を回り番で、各戸が担当しています。
先月は我が家の担当。
エアーがかみこむという情報を得たので、
水源の沢元を見に行ってきました。
途中までクルマで、そこからは徒歩で山肌斜面を登っていきます。
息子も行きたいってことでしたが、
一歩間違えば斜面を滑落することもあり得る危険な場所。
躊躇しましたが…
意を決して、息子と二人で山登り。
山には息子が大好きな木の棒がたくさん落ちています。
山を登り始めて早々に、両手に抱えきれないほどの木の棒を拾う息子…。
おいおい、それじゃあ歩けないだろ。
スタートから大荷物ですかい(笑)
ということで、どうにか説得して置いていかせました。
上を見上げれば、春の息吹に芽吹く木々たち。
新緑の中を、とても気持ちの良い散歩です。
途中、危険な箇所では息子を抱っこして進みましたが、
それはそれで、危険…。
心臓、ドキドキ。
40分ほどを掛けて、無事に水源へ到着。
息子におやつを与えて食べてもらっている間、
私は作業に赴きます。
こちらが、水を取るためにせき止められた簡易ダム。
ここまで重い鉄板とコンクリートを運ぶのは大変だったと忍ばれます。
一歩間違えば水槽に落ちそうなところでしたが。
念のため、ケータイは身から離しておいておきました。
重い鉄板をどかして中を点検。
取水するパイプが半分水面から出ていました。
エアーが噛んでいたのは、これが原因か??
とりあえず、水中に納めました。
ゴミを取り除いて、鉄板を再び元に戻します。
息子は木漏れ日のスポットライトを浴びて楽しそう(笑)
帰途に着きましたが、途中、沢を渡る部分もあります。
息子はバランス感覚を駆使して渡ろうとしますが、
さすがに落ちたら怪我をしかねないので、結局抱っこして渡りました。
腕まくりをして、美味しい沢の水を楽しむ息子。
水筒はいりません(笑)
途中、太い木が倒れて朽ち果てており、
それに乗って満面の笑み。
山肌に座り込んで、
「ねーむーいーー」
と言い始めた時は、どうしようかと思いましたが。
さすがに、急斜面をずっと抱っこして下って行くのはしんどい。
しかし、木の枝をゲットして目が覚めます(笑)
父と子の、短い探検。
連れてくるにはちょっと早かったかな…とも思いましたが、
無事に帰って来られて一安心です。