花祭り若手伝承者サミット

昨日から始まった名古屋市博物館での奥三河のくらし特別展。

そのオープニングイベントとして、
東栄町、豊根村、設楽町の各地域で開催されている花祭りの実演と、
各地域の花祭りを継いでいく若者によるサミットが開催されます!本日。

名古屋市博物館

花祭を伝える-実演+若手伝承者サミット-

主催:花祭の未来を考える実行委員会・名古屋市博物館

総合司会:イレーネ・デワルト氏

日時・内容:11月2日(土)

13:00 月(つき)の花祭(東栄町)実演

14:00 若手伝承者サミット

豊根村からも坂宇場、上黒川、下黒川の3地区から数名ずつ向かいます。
上黒川は、私と先輩のふたりがパネラーです!

早朝、豊根出発で名古屋へ!

上黒川と下黒川は一緒に1台で相乗りしようっ☆
ってことで、下黒川から順番に、私も自宅前で拾って頂きました。

運転して下さるのは、あの有名な金ピラ先輩です。

下黒川の保存会長さんも御一緒で、6名で名古屋まで。
道中はやはり、花祭りの話も交えて、今日はどんな話をするのかねぇ~
と、名古屋まで喋りっぱなしで御座います(笑)

会場である名古屋市博物館へ到着すると、
東栄町月地区の方が既に準備に掛かられていました。

今回、花祭りの実演は東栄町月地区の皆様によるものです。

明日は東栄フェスティバルで忙しいところ、
大変お疲れ様です。

出演者控室に案内され、坂宇場地区のお二人も合流。
他に、東栄町の月地区二人、下粟代地区一人、小林地区一人、
津具地区のお二人が参加される、若手サミット。

そして!!!

我々をコントロールする司会者はなんと!!

ZIP-FMのナビゲーターでお馴染みのイレーネさんですっ☆

以前、上黒川の花祭りにも来て下さったことが有り、
大の花祭りファン。花キチさんです。

悲しいことに、豊根村内では電波受信でFMラジオのZIP-FMを聞くことがほとんどできず。
車内ではもっぱらAMラジオなんですが。

有名人を前にじっとしているわけにはいきませんっ!
早速、先輩はスマホを取りだして写真を撮影されていました(笑)

イベントが始まるまで、まだまだ時間があったため、
頂いた招待券を使って

特別展「奥三河のくらしと花祭・田楽」

を皆で見に行くことにしました。
花祭りだけではなく、少し前の奥三河の暮らしや風習などが展示されています。

山の暮らしが分かる民具がたくさん展示されていて、
でも、それを使っていたのは我々の祖父が子どもだった頃くらいの話。

見たことはあるけど、使ったことは無い品々ばかりです。

花祭りコーナーが半分以上のスペースを取っていましたが、
上黒川の切り草作品もたくさん置いてありました☆

切り草が比較展示されていると、地区による特徴が明らかで、我こそ一番!
という風に、いにしえの人たちが形状を工夫したであろう形跡が読み取れそうです。

最新の展示方法も模索されていて、
iPadを使ったもの、3D映像の動画など。

皆で3Dグラスをかけて田楽の映像を見ていましたが、
奥行きある映像で神事が再現されていて、まるでそこにいるみたい。
おもしろーーーーい!

けど、途中で皆さん、

「こりゃちょっと、酔うわ(汗」

って。
はい、私も。

慣れが必要な予感。

皆さん、酒に酔うのは大好きですが、映像に酔うのは苦手です(笑)

また、花祭りを担う若手集団だけに、展示の見方も一般とはちょっと違います。

「この面の、この部分は上黒川の榊に似とるのぉ」

とか、豊根の鬼の面については一部の子鬼面にまで頭に入っています。
なので、お面品評会みたいになってた(笑)

そして、中には「体験コーナー」なるものもあり、
マサカリが置いてありましたが…

さすがに、体験するまでも無いので、全員、見事にスルーでしたww

むしろ、そこにいてお客さん向けに指導会やったら良かったでしょうか(笑)

あと、やはり古文書展示についても見事にスルー。

私もそうですが、花祭りを「実際に」担っている若者は、古文書云々よりも、
実際にどうやって受け継いで伝承して、楽しむのか、そっちの方が大切。

現場が大切!

小難しいところは学者さんにお任せします。

我々は研究者ではなく、親から受け継ぎ子どもへ託す者たちです。

さて、開演時間も近づいてきたので、会場へ。
第1部は東栄町月地区の皆さんによる出花ですっ!

妻も大変お世話になっている月地区の皆様。
今日は妻子は富山地区へ行っているので不在ですが。

湯立ての神事から始まります。
唱えるのは先日伊勢神宮へ奉献したときに一緒だった月の神主さん。

会場へ向けて餅が投げられました!

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息子が花祭りお兄ちゃんと敬愛するYAMATOくんも花の舞を頑張ってます☆

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上黒川の花の舞はこちら→花祭り~愛知県豊根村上黒川地区~花の舞一覧

次は青年による勇壮な四つ舞の扇。

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上黒川の四つ舞はこちら→花祭り~愛知県豊根村上黒川地区~四つ舞一覧

一番手は、遠い親戚の子でした☆

そして、山見鬼登場。
めっちゃスリムな山見鬼様。

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東栄町の花祭りでは山見鬼が釜割りされます。

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配付された資料によると、生命の再生を図って生まれ清まりの役をになうため、
山を割るということで、このような所作となるそうです。

なんで、豊根には無いんだろ。

1時間にわたるエキシビジョンが終了し、
ちょっと緊張してきました(笑)

休憩時間を挟んで舞台裏に回り、指定された順番に着席します!

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過半数が豊根の若い衆です(笑)
普段着で…とのことだったので、皆さんラフな格好。

金ピラ先輩が、最もフォーマルかもしれませんww

そして、各地区から持ち寄った白衣や法被などの衣装を着用。

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豊根では基本的に舞庭での舞子指導や警備を白衣を着用して行います。
白衣を着用しているのが、豊根の若い衆です!

一番左にいらっしゃるのが、司会者を務められるZIP-FMのナビゲーター、

イレーネさんです☆

ZIP-FM/BEATNIK JUNCTION

C’est un peu japonisé ← ブログ

ブログの方では、早速記事にされていました!
花祭サミット!|C’est un peu japonisé

それっくらい、花祭りが大好きでたまらないZIP-FMのナビゲーターです(笑)

DJプロフィール | イレーネ | Fm yokohama 84.7 (FMヨコハマ)
FM横浜のDJもされてるんですね。

こうした花祭りに関するシンポジウムといえば、
花祭保存会の年寄り衆が来て継続していく上での問題点などを
議論するというのが相場と決まっているのですが…。

知識と経験が豊かな年寄り衆からそれを受け継ぎ、
指導を通して子どもたちへ継いでいく年代が集まって話をするというのは、
今までに無い取り組みではないでしょうか。

花祭りでは、お役御免になるまでに常に引き継がれることの連続。

子どもの頃は年齢によって引き継がれる舞がだいたい決まっていて、
青年になると太鼓や鬼の舞が引継始められ、
そして年を取ると運営するための準備や裏方仕事を引き継ぐようになり。

年齢のバランスが良かった頃は黙っていてもそれが回ったかも知れませんが、
人が減ることで年齢構成もいびつになり、世代を飛び越えて伝承する必要も出ます。

まさに、そんな難しいところに達しているのが上黒川。

子どもは外に出た人の子どもや他地区の子どもにお願いすることもできますが、
指導者としての30台、40台は積年の積み重ねが必要になるので補充が効きません。

そこが一番、人が欲しいところだけど、その議論無しで花祭りを維持していくために、
外部から人材を!という動きが動いている。

それが明らかになった議論だったかと思います。

聴衆の多くは地元の方では無かった分、その点が強調されやすいです。

また、あくまで花祭りを見て頂くお客様は氏神様筆頭に、
日本全国の八百万の神様。

観光客が第一のお客様ではありません。

観光客向けだったら、舞の解説を入れるとか、見やすい席を用意するとか、
もっともっと、おもてなしをする。
もっとお客様としての扱いをしても良い(いや、すべき)と思いますが、
そうはなりきっていないのが、上記のことが理由なのかなと思っています。

ただ、外部の人、観光客に来るなと言っているわけでは無いのがミソ。

花祭りを維持している人間も、多くの人に注目されて、
それが素晴らしいものであると評価され、参加して頂くのは嬉しいことです。

サミットが終わってからの慰労会でも話がありましたが、
我々だって、大勢に盛り上げてもらって祭りができること、それが一番楽しい。

地元の人だけではそうともならない時代になってきて、
外部の方にも盛り上げてもらえたら嬉しいのです。

サミットでは上黒川の先輩から外国人であるザック先生が
鬼を舞ってくれたエピソードも出ました。

そういった交流も、大歓迎なのです。

んでもって、あの場で思いっきり言うことは難しかったですが、
なんといっても維持していくためのお金も必要です。

大量の切り草を作るためにも、紙を買う必要があり。これが高いんですよ。
会場を暖かくし、湯立てをするための炭だって必要。

振る舞われているお酒だって、奉納が無ければ難しい。

そして!
サミットでも話で出ていましたが、我々が子どもだったときから
花祭りマニアだったわけじゃありません。
3歳、4歳の頃なんて、舞習いで練習するともらえるお菓子が一番の原動力(笑)

お菓子が欲しくて、当日のお駄賃が欲しくて、舞っていて、
いつの間にか花祭りが大好きになっていたという。

そのお菓子やお駄賃を渡すにも、もちろん財源が必要。

氏子の数も減っていき、収入の減少が目に見えているので、
お金が足りなくて切らざるを得ない祭事もあり得ます。

会計をやっていると、それが数字として見えてきます。

宗教行事なので、行政からお金をもらっているわけでもありません。

そのサポート、それが頂けたら本当に有り難い。

サミットが終わってから、下黒川、上黒川の若手で
豊川市内の焼き肉屋さんで一杯飲みながら、そんな話をしておりました。

花祭りの継続について、サミットよりも濃い本音トークでした(笑)

ノンアルコール運転して下さった、金ピラ先輩有り難う御座います。

豊川から豊根までの道中でのこと。
妻からメール。

「川合の花の舞、これから行かない?」

とのこと。
あ、今日だったか。

川合ってのは、静岡県佐久間町にあります。

というわけで、私だけ東栄町のリックスで降ろして頂きまして、
妻と合流、そこから静岡県佐久間町へ。

見に行くのは初めてです。

会場に到着し、今は設楽町地域おこし協力隊となった協力隊君と出会いました。
そしてっ!

鳥肌が立つ。

花祭りじゃ無いし、だいぶ違うものなんだろうなぁ~って想像していたんですが、

そっくり。

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中心部には小ぶりの釜がありますが、大入系統、豊根のモノと同じです。
文化圏的には東栄町と繋がりが強いと思っていましたが、
東栄町を飛び越して豊根村のそれと似ているとは。

さらに、驚くことに!

うたぐらの文言や、リズムが…

上黒川の花祭りにそっくり。

終いには、足のハネ方が左ハネばかり。

下黒川や坂宇場では両足ハネ。

上黒川は、左足ハネのみ。

上黒川に一番似ているんですよ。
何故、こうなった。

花の舞というものを見に来たつもりが、花祭りを観ている気分。
大変驚きました。

一方で、息子は到着して数秒後に、こんな感じww

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地元の子どもたちと戯れて居ました(笑)

ちなみに、今日行ってきた名古屋市博物館の特別展についても、
会所前の掲示板にポスターが貼ってありました!

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ここは静岡県だけど、奥三河と結びつきが非常に強い。
まさに、三遠南信。

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天井は無く、完全屋外です。
そこに切り草的なものがたくさん吊してあって、
ここは花祭りとは逆でしょうか。

ざぜちが中にぶら下がっていて、結界としての役割は「かいだれ」が担っています。

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黄色、緑、赤の3色で、色使いは少ない。

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同時進行で、拝殿内では可愛い巫女さんの舞が奉納されていて、
これはまた、不思議な光景でした。

んで、鬼様…もとい、天狗様が登場!

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たいまつを持って、天狗様を囲いますが、
この風景は花祭りでも観ることができます。

満を持して登場されたのが山見鬼。

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一通り舞終えると、天井に下がった蜂の巣(花祭りで言う蜂の巣的なモノ)を
マサカリを使ってたたき落として紙吹雪が舞います。

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手前の天狗様で隠れてしまいましたが。

お次に登場したのは、可愛い花の四つ舞。

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これもまた、豊根の花祭りそのもの。
だけど、花笠のサイズがスゴイ。

花笠に、「花」がついています(笑)

今日は1日、花祭りづくしでした。
今年もまた、シーズンが始まりますね!

妻はいてもたってもいられない様子ですww

さあ、明日はとよね・みどり湖ハーフマラソン大会!
スタッフの集合時間は朝7時ということで…

寝不足確定です(汗

“花祭り若手伝承者サミット” への2件の返信

  1. >かしさま
    下川合の花、初めて見に行きました!
    名前は違えど、舞は花祭りそっくり!
    驚きました。

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