久しぶりに夕立の無い一日でした。
おかげさまで、作業もはかどるっ☆
ジリジリと太陽の光が照りつける中、
HOTに暖められたアスファルト舗装の路面を簡易測量しに出かけます。
先輩方や後輩君と、道路に対して縦に横にメジャーを引っ張りまして。
20メートルごとに幅員を取っていきます。
この業界では、20メートルというのがひとつの単位だそうで!
それぞれにナンバーを振って、
変化点があるような場所には、ナンバープラス○○メートルというような形で記録。
それをCADで展開図に仕上げてやれば、舗装面積を示す図面となるわけです。
あくまでこれは、簡易的な測定。
面積だけをザクッと知りたい場合です。
精密な測量には、それなりの知識と技量が必要!
トータルステーションという測定器具を使うそうです。
いつか…やってみたいなぁ。
さて、今度は場所を変えて山の中へ。
今度は、道路の路側が崩れている場所の横断測量です。
こちらも簡易的な測定。
ポールを使って、崩れた斜面の形状を数値化していきます。
ポールの取り回し係として、斜面で足を踏ん張って数値を読み上げます。
こちらでも、変化点を見極めてポールを立てたり水平にしたり。
と!
ブゥ~~ン。
大きな羽音が自分の周りをグルグルと。
そして…ポールに止まる。
クマバチだ。
振り払って測定を続けるも、ポールが大好きでたまらないクマバチ君。
ポールにくっついて離れません。
振り払っても、ポールめがけて戻って来ます。
仕方が無いので、ポールにクマバチをくっつけたまま測定続行(笑)
なぜ…
そんなにポールが好きなんだね?
危うく、握りつぶしそうになります。
いや、測定中に手にくっついたりして、さらに邪魔度が増します。
春先の山道や林道では、オスが交尾のために縄張り内の比較的低空をホバリングし、近づくメスを待つ様子が多数見られる。また、オスはメスに限らず飛翔中の他の昆虫や鳥類等、近づくもの全てを追跡し、メスであるか否かを確認する習性がある。
Wikipediaに聞いてみたところ…
どうやら、メスと勘違いされているようです。
近づくモノ全てを追跡してメスであるか否かを確認する習性って…。
もうひとつおまけに、おもしろい情報がありました。
大型の体とそれに見合わない小さな翅から、かつてはマルハナバチとともに「航空力学的に、飛べるはずのない形なのに飛べている」とされ、長年その飛行方法は大きな謎であった。「彼らは、飛べると信じているから飛べるのだ」という説が大真面目に論じられていたほどである。現在はレイノルズ数(空気の粘度)を計算に入れることで飛行法は証明されているが、ここからクマバチは「不可能を可能にする」象徴とされ、しばしば会社やスポーツチームのシンボルマークとして使われる。
クマバチは航空力学的に飛べるはずがない形!?
そこから不可能を可能にする象徴にまで昇華されるとは。
カラクリはレイノルズ数だったようで。
流体力学で習ったような気がしますが、憶えていません(汗
流体の粘性に関係する指標だったような。
難しいことはさておき。
今度は法面調査へ。
法面の高さを調べるわけですが…
先輩が車から出してきた黄色い円筒形の1.5mくらいの棒。
なーーーんと!!
するるるる~~っと伸びる!
伸びろ如意棒!
あっというまに、15メートルくらいに伸びました。
そうそう、法面を眺めていたら、何やら不思議な「線」が見えます。
上の写真、斜めや横、縦に白い石の筋が流れているところが見えますでしょうか。
水の流れた跡なのかなぁ?
時間があればほじくって調査してみたいところでしたが。
今夜は宿直なので、この辺りで切り上げて帰らないと定時に間に合いません。
本来は納涼祭の日が宿直でしたが、宿直を代わってもらって、
それをまた代わって欲しい方がいらして…
動きに動いて今夜の宿直。
天気も安定しているので、何事もないことを祈ります。