台風に備えて消防団活動

職場にて入電。
急遽、太和金トンネル(現道)に向かうことに。

現場で、国道の道路管理者の方々と共に、
思案を重ねているところで…

東栄町側の太和金トンネル入口付近、
新太和金トンネル開通に向けた工事が進められてて、じっくり拝見!

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向こう側に見えるコンクリート吹き付けされた面が、
新太和金トンネルの東栄町側入口になる予定箇所。

そこにむけて、現道と接続するべく、盛土工事が行われていました。

盛土の法面を安定化させる方法は、
補強土壁工やブロック積みなど、多々ありますが、
その中でも垂直に盛土ができる方法のひとつ、その名も

テールアルメ工法

テールアルメとは、世界でNO.1の実績を誇る補強土壁工法です。
盛土内に帯状の鋼製補強材(ストリップ)を層状に敷設し、土とストリップの摩擦効果によって、強固な補強盛土を構築できます。Terre(テール)はフランス語で「土」、Armee(アルメ)は「補強」を意味し、英語ではReinforced Earthと呼ばれています。

重力式擁壁と補強土壁工の合わせ技というイメージでしょうか。

写真のコンクリート構造物が、その法面に当たります。

垂直方向へ一定間隔で、ストリップと呼ばれる摩擦抵抗材を使うことで、
多層面で土のすべりに対する反力(せん断抵抗力)が得られる方法。

土質力学という分野。

金属材料工学で言えば、
複合材料(フィラーを混合or異種材料による多層構造)とすることで
単一材料の状態よりも、降伏応力や耐力が増すというイメージ。

土の粒子と原子の粒子という違い、マクロとミクロという違いはあれど、
物理現象としては同じと思うと、面白いです。

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開通するのが楽しみ!

 

さて、台風6号が接近。

雨も多いという予想ですが、インフラが破壊されないことを祈るばかり。
また、人命被害がないこと。

切に祈りつつ…

突発事項が多発して、くっそ忙しかった仕事を切り上げた夕方。
既に疲労困憊ですが。

消防詰所に、団員集合!

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これから、台風警戒活動です。

スピーカーを使って台風警戒を呼びかけながら、
独り暮らしの高齢者世帯を一軒一軒、訪問。

戸締まりの確認を呼びかけつつ、
何かあったら消防団がおるでね!!と、声をかけて巡りました。

日が暮れて大雨の中で、突然の訪問者だけに…

最初は、警戒して玄関先までいらっしゃるわけですが、
我々の消防団訓練服が目に入るなり、安堵の表情を浮かべられ。

いや、訓練服のみならず、だいたい顔パスですので、

「けんたろくんか!久しぶりだのん!」

ちょっとした会話を交わしながら、
元気をお裾分けできましたでしょうか。

また、スピーカーで警戒を促す文書を読み上げながら進んでいると、
玄関の扉を開けて、ポンプ積載車に向け、全力で手を振って下さる方も!!

やる気がみなぎります。

無事に、何事もなく、嵐が過ぎ去ることを願います。

「台風に備えて消防団活動」への2件のフィードバック

  1. 台風警戒活動、お疲れ様でした。

    この日18時20分ごろ詰所前を通りかかり、出動準備中の皆さんのお姿を拝見。あまりの神々しさに、車窓からそっと手を合わせました。

    土砂降りの雨の中、向かった先は温泉のレストランです。
    カツ重を食べました。
    とても〇〇かったです。

    そのあと役場で大学の先生とかビレッジマネージャーさんのお話を聞きました。
    軽トラを飛ばし、帰宅したのは23時ごろでした。

    1. >山のしんぶんやさま
      その時刻は…私は積載車を車庫から出していたタイミングかもしれませんっ!
      前を通りかかられたのですね~~寄っていってくださいよっ(笑)
      って、取材に向かう途中だったんですね。

      夜更けの取材、大変お疲れ様でした。
      大学の先生もいらしたのですねぇ~~。

      カツ重が腹に染み渡りつつ…。
      温泉では私はカツ重率が高いです。
      伏せ字が気になりますが(汗

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