台風21号対応で避難所待機要員に

出勤後、ただちに本日のミッション説明を防災担当課から受ける。

本来業務から外れて、台風21号対応の災害対策要員です。
事前の気象情報により、早めの対応が必要となり、既に避難所開設へと動いています。

よって、準備を整えて私は上黒川にある避難所駐在員となるべく、現地へ。

途中、防災倉庫から非常用食料を搬出し、避難所へ搬入。

防災通信用のボイスパケットトランシーバーを1基持ち、職場の防災担当課および村内各所の避難所との間で一斉通信が可能。
ボイスパケットトランシーバーは携帯電話回線を利用しているため、通信品質は通信圏内であれば抜群です。

避難所準備完了の連絡を本部へ送り、避難所運営スタート。

と、ほぼ同時に、避難者の方がやってこられました。

避難してこられた方から

「おぉー?ここの勤務になっただかぁ?」

いえいえ、異動じゃありませんよ!

今回の避難所は職場とのVPNLAN回線が確立されているため、職場サーバーと通信が可能であり、通常業務を進められます。
日常から書類を電子化して管理しており、場所を選ばずにパソコンと専用回線さえあれば仕事が可能です。
今後、風雨が激しくなる前に、やっておくべき仕事は片づけておきます。

お昼に差し掛かり、

Xバンドレーダーを見て、台風の位置がリアルタイムでつかめます。
雨の境界線が弧状に迫ってきています。

そして、台風上陸。

14:30豊根村全域に避難準備情報発令。

倒木等の連絡が、職場に入っているとのこと。

18:30ごろには非難されていた方も自宅へ戻られたため、本部より帰還命令。
防災倉庫から出してきた物品などを元の場所に戻して、避難所をたたみます。

職場へ戻るも、課員は全員現場に出払っている状態。

村内至る所で倒木が発生しており、現場確認に行ってしまっています。
真っ暗闇の中。

最新情報を仕入れねば…と、防災担当課へ向かい、一緒に夕食のカップラーメンを食べながら、今日1日の状況を教えてもらいました。

しばらくして出払っていた課員が戻ってきて、現場状況を教えてもらい、関係機関との調整、明日に向けた作戦会議、諸々。

富山地区への道路が倒木で塞がれてしまっており、富山地区へ帰ることができなくなってしまった職員さんもいます。

当日出てくる案件は、人が良く通る場所。

明日以降、人通りの少ない道路、村道や林道、農道で発生した不具合が集約されます。
そこが、我らの本来の仕事。

県道でこれだけ倒木があるということは…言わずもがな。

明日以降、多忙な日々が続く予感しかしません。

帰宅指示があり、21時には帰途に就きます。

帰り途中、重要文化財熊谷家の前にある県道が「池」になってる。
軽トラの軽い車重でハンドルを取られそうにながら、のんびりゆっくり走行。

道路が川に。
しかも、視界は最悪。

台風はとっくに日本海へ抜けたというのに。

やれるように、やる。
明日から、がんばります。

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