新たな構造物を構築する工事に着手する前に
ひとつ重要なプロセスとして、工事を実施する土地の地主さんとの合意形成があります。
これ、かなり重要。
よって、ほとんどの組織には、用地対策専属部隊があります。
豊根の場合は、もちろん兼務です。
今回は、地域関係者も交えて、大きな工事の説明会兼用地境界立会。
それも、自分の家の裏山。
かつて我が父達が通っていた小学校の跡地周辺。
今の豊根小学校の前身の前身。
明治41年から昭和42年まで、歴史ある場所。
赤線を歩き渡り、近所にもかかわらず、足を踏み入れたことがない場所を転々としました。
私の役目は、道路と民地の境界を確認すること。
あらかじめ、測量会社さんが設定した杭の位置を確かめます。
ここが赤線(里道)!?と思えるような場所ばかりでしたが、
集まられた地域の皆さんと共に、順番に確認を進めていると…
ヤギさんのテリトリー内に境界杭が。
もちろん、確認します。
が!!!
一瞬、ヤギが私の死角に移ったかと思った次の瞬間!!
偉い勢いで手に持っていた図面が引っ張られる!!
だ…誰だ!???
そちらへ視線を送ると…
ヤギだー。
慌てて図面を引っ張り返したんですが、
ヤギさん、口をもしゃもしゃしてる。
ま…まさか…。
手元の図面に視線を送ると…
図面が欠けてる。
ヤギに図面の一部を食われた。
まさかの展開に、皆さん大爆笑。
うあー。
と、思っていたら、再び死角からヤギ現る!!
また狙われた!!
さっさと境界杭を確認して、離脱。
続いて確認を進めていると…
「あれ?後続の姿が見えませんね。」
待てど暮らせど、後続の姿は見えず。
後続部隊では、炭焼きプロフェッショナル地権者さんによる、
炭焼き談義が始まったようです(笑)
測量会社の方、炭焼き小屋に引き込まれていましたww
ほぼ1日を要して、境界立会完了!
さあ、仕事をたたんで帰宅し、今夜も茶臼山高原へ…
そう思いながら、ディスプレイのシャットダウンボタンを押そうと思ったら、
メールを一通、受信している。
明日は休暇をもらおうと予定しているので、
受信ボックスの未読メールは空っぽにして帰りたい。
そう思って開いたところ…
「大至急」の文字が目に入る。
嫌な予感だな。
全市町村の道路担当課宛だ。
明日17時までに添付されたエクセルファイルのリストを全て書き換えろって??
降って湧いたような大至急調査が多くてたまらん。
特に、担当者が1人の組織では。
大元の発出は、いつも国。
国と地域間の情報やりとりが電子化により迅速にできるようになり、
情報伝達のタイムラグがなくなったことで、スグに情報を求めることも可能に(物理的には)。
昔は、郵送など、情報伝達速度が遅い時代では前もって準備しなければならないため、
余裕を持って情報のやりとりも行われていたでしょうけど、
情報化・電子化によって期限ギリギリで情報をやりとりすることもできる(物理的には)。
情報伝達速度が速い時代、期限ギリギリタイプな方が、情報やりとりプロセス内にいると、
全ての人がその影響を受けるという意味で…電子化も考え物です。
「余裕の無さ」が関係者全員に波及する、なんだか本末転倒にも感じます。
件のメール、そのまま放って置いたら、明日、問い合わせ電話が来るのは確実。
間違いなく、遠足中に電話が鳴る。
明日の保育園親子遠足を死守するべく、大至急片付けてやりました。
今夜の茶臼山高原での撮影は、おあずけ。
こんばんは。
ヤギに図面を食べられるとは…。
→ヤギさん、ツボを心得てらっしゃいますね(笑)
そして、電子化が便利だが人のルーズさを助長してるとはまさに禿同です。
→昔は、当日の待ち合わせ時間や予定の変更、所謂ドタキャン何てのは
出来ませんでしたよね。
→→なので、必死に予定を遣り繰りして約束を守ろうとした。
今なんか、其れこそLINEで、ゴメン寝過ごした1時間遅れる。
→そんな事はザラですもんね。
何て、ジジ臭い事を想ってて、今日まさに待ち合わせ時間日本に遅れました(爆)
ある意味、空気を読んだヤギさんだったかもしれません(笑)
複写図面で助かりましたが!
図面が電子化されていたら、食べられなかったでしょうかw
電子化の影響、そのパターンもありますね!
プライベートにおいても、電子化によってルーズが加速され…
我々も年を取ったということでしょうか。
懐古主義的になってますね(笑)