子どもたちが寝静まってから、本を開いて読み始める。
おいらの場合、大学生になるまで読書とは無縁の生活というか…。
読書が大嫌いでした。
今、後悔してもしょうがないので、時間を見つけてむさぼるように読むわけですが、
まだまだ本を読むという訓練が足りていなくて、
文字情報から上手にイメージする力が足りてない。
ところで、イメージする力って何だろう?
音声のみだったら、画像をイメージする。
文書のみだったら、画像と音声をイメージする。
テレビや映画も、空間をイメージする。
会話では頭の中に五感を総動員して情景を思い浮かべる。
骨董品や美術品、はたまた電車が走る姿や、デザイン、型式。
星空も青空も、漂う雲や四季折々の色を見せる景色。
ただ目に映るだけの事象もイメージがあれば、見方が変わる。
スポーツや草刈り、蜂追い…のみならず、洗濯や皿洗い…
これらは前回より優れたゴールをイメージする。
あれ?
身の回り、生活に関わることって、全部イメージが関わってくる?
どのコンテンツが優れている、劣っているとかじゃなくて、
全ての行動は、頭を使ってイメージする力が物を言う。
イメージをしながらコンテンツを楽しんでいるかどうかというのは、
周りの人を見回してみると…コンテンツを自分が再生することができるか否か。
コンテンツが流れていく場面を眺めているだけではダメ。
いるんです。
会話の中で、自分が体験したコンテンツを上手に伝えたり、
話し相手に対して、相手がまるで、そのコンテンツを体験しているかのように話せる人が!
職場にも、地域の方にも、何人か、いらっしゃいます。
それぞれに、コンテンツの得意分野を持っていて。
生活の中、全てに存在する「自分が実体験、実行したこと」というのも、優れたコンテンツです。
上手に再生できる人ってのは、
頭の中に自分が作り出したイメージが「録画」されているのかな。
対象コンテンツにも得意分野があるようで、
それが仕事の得意分野に対してイコールだったりする。
仮に当てはめてみると…
営業力だと体験をイメージする力。
事務仕事だと、文書からイメージする力。
いや、受け取った相手の顔をイメージする力かな?
もちろん、受け取った文書を的確に読み解くイメージ力も必要。
製品やインフラを作るのも、様々なイメージ能力を必要とします。
工程を進めるに当たって重要な段取りなんてのは、イメージする力の最たるもの。
頭の中で、完成型までのプロセスを全て描けないと段取りできない。
要するに、テレビや漫画、ゲームのみならず、
自分の生活の中、すべてがコンテンツになりえる存在で、
それを存分に楽しんでいる人生か?、ただ垂れ流しになっていないか?というのは
その人が発揮する能力に関係してくる。
掃除や洗濯、電話の取り次ぎ、ライン作業といった単純に見える作業ひとつ取ってみても、
イメージする力があれば(磨けば)、くだらない人生は存在しない。
限りある人生の時間を有効に。
…という、イメージを膨らませてみました。