朝、崩土の連絡。緊急対応。

朝、出勤の支度をしているときのこと。

突然、職場から電話。
電話に出た、声の主のトーンから、ただならぬ雰囲気を感じる。

道路で土砂崩れが発生!!

通報を受けた職場の方から、大至急対応を願いたい旨の電話でした。
必要な情報を聞き取り、通話終了ボタンを押して、
すぐに別の電話番号をアドレス帳から呼び出す。

愛知県の土木事務所、緊急連絡先。
電話に出られた宿直の方に発生推定時刻や路線名、
詳細な場所を伝達して対応を願うと同時に、
その路線を担当している事業者さんへ至急確認願いの電話を掛ける。

職場と連絡を取り合って、防災行政無線の臨時放送文面を考える。

in 自宅トイレ。

電話が続きすぎて、トイレから出られない!!

まだ、全ての野郎どもが、外界に出て収まるべき所に収まっておりません。
残存部隊が控えています。

切羽詰まった電話の奥から、
ウ~~ン!ウ~~ン!なんて、踏ん張る声を響かせるわけにはいきません。
ウオッシュレットの「ジャジャジャ~」なんて、のんきな音を響かせるわけにはいきません。

やっとのことでトイレから出ると、臨時放送が流れ。

ああ、トイレの中で打ち合わせた文面が、村内全戸に…即放送されている…。

職場の方、仕事はやっ!!!

心中、複雑でありましたが、ノンビリしていられません。
大急ぎで職場へ向かいます。

デスクに到達すると、関係各所と連絡を取り合い。
一通り連絡取り終えたところで…上司と共に現場へ。

幅員7メートル程の道路が、崩れた土砂で埋まっています。
さらに、崩土に引っ張られた通信線により…電信柱が傾いている。
そのうち1本は、崩土の中に埋まってる。

我々より早く到着した地元建設業者さんから電送頂いていた写真のとおり。
これらの通信線や電柱を除去しなくては、建設事業者さんが除去作業に入れない。

設楽から県建設事務所の皆様、北設情報、NTT、NDS。
国交省新豊根ダム支所の方、警察署などなど、関係各機関が現場に一同会する。

関係機関が多いほど、その調整に時間を要するわけですが、
そのメンバーが現場に一同揃ったため、一気に話し合いが進み。

話し合いの最中、早くも仮設用の電柱や掘削機が到着!

でもやっぱり、一番早かったのは地元建設業者さんです。
二次災害を防ぐために、いち早く、通行禁止のバリケードを構築して下さっていました。
1箇所だけではありません。
進入リスクのある場所、全てに。

地元建設業者さんがあるから、安心。

 

午前中いっぱい現場に出ていたため、
この崩土関係の調査調整も含めて、お昼休み返上。飯かき込む。

 

午後からは予定されている地域要望現地巡りin三沢地区です!
新規要望箇所も複数ありますので、ひとつひとつ、対応方法を考えながら。
また、仕事の効率化のため、ついでに簡易測量も実施しながら。

途中、小川のせせらぎに心癒やされ。

DSC_9996

予想通り、夕方終了。

 

電話も現場もない、終業時刻からが事務仕事の勝負時!

と、思っていたら、いわく付きのお仕事が降って湧いた。

結局、自分が今日やろうと思っていた仕事に取りかかれたのは、午後6時。
遅すぎますね…。
予定外は起きて当たり前。
嘆いても仕方ありません。

がんばります。

もう一息。
あと少し…片付けて帰るぞーー!

と、思っていたら。

デスクの上に紙が。
対処期限は、明日の15:00まで…って、赤い文字で書いてある。

明日は朝から名古屋で会議。
職場におらん。

さ、片付けるか。

そんな日もあるさ。
そんな日ばっかり続いているけど。

そんな日も、無いよりは、あった方が良い。

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