よりによってこんなときに。
体調管理の不甲斐なさを嘆きながら、布団の中で覚悟を決めた。
よし!
起きるぞ!
喉の痛みと鼻水が止まらない~~~。
一期一会の時には変えられません。
昨夜のうちに豊根入りしたサウジ留学生の皆様。
今回は大学生が多く、関東在住メインです。
10名の留学生がいらっしゃいました。
しかも!!!
うち4人は2組のご夫婦です。
サウジ女性が豊根村にいらっしゃる頻度も、高くなって参りました。
それはすなわち、サウジコミュニティにおける豊根村の地位が確立されたことを
示しております。
少し前まではサウジ女性がいらっしゃるというだけで動揺が広がったところでしたが!
受容能力の高い、とよね・サウジ交流促進委員会の面々、へっちゃらです。
朝、息子と支度を調えて、まずは豊根村におけるサウジ交流拠点清水館へ。
異国情緒溢れる朝食を取っている最中のサウジ留学生メンバーにご挨拶。
うち1名は、4年前にこのプログラムに参加したリピーター!
憶えています!
彼も、憶えていてくれました。
再会を祝しながら、スキーウェアを着用し、
交流委員会事務局長引率の元、レッツゴー茶臼山高原。
雪不足に悩む今季の茶臼山高原。
スタッフさんが昼夜徹して作って下さった雪のお陰様で、
ファミリーゲレンデは滑走可能!
おいらもスキーを教えてもらっている事務局長と、みんなで記念写真☆
ここに写っているのは、皆男性です。
女性の写真は、許可取らないと、という意思が働きます。
一部、経験者のメンツもいますが、過半数はスキー初体験。
各々教え合ってブーツを履き、ストックと板を持ってゲレンデへ。
まずは、準備体操。
転び方を知らない状態では、怪我のリスクが高いので、準備体操は重要です。
事務局長が初心者を担当し、おいらは経験者を担当。
指導スタート!
経験者は思った以上に滑りを憶えていて、これなら他のお客さんを巻き込む心配は無さそう。
そう判断し、おいらも初心者の指導に向かいます。
板をはいたばかり、最初は立ち上がるのも大仕事。
思わぬ方向へ板が滑っていってしまうため、
何度も、股が裂けそうになる(汗
でも、それが楽しい(笑)
転ければ転けるほど、笑顔のサウジガイズ。
経験者も、滑れば滑るほど、ターンやブレーキの感覚を身につけていきます。
そのインストラクター!?を務めるのは。
息子氏。
いっちょ前に、引率していますww
と、ここで愛知県警のマスコットキャラクター、コノハ警部がやってきた!!
毎年恒例、110番の日PR活動です。
ゲレンデの皆様に、110番のPR!
そこに、プログラムリピーターで、今回のサウジ留学生リーダーを務める彼が!
敬礼をしながら一緒にPRしています☆
さすが、ノリの良いサウジ留学生(笑)
負けてたまるか!と、豊根村のブルーベリーPRキャラクターのベリーちゃんも登場。
とくれば。
山のしんぶんやさん登場であります!
制服を身をまとった警察官に囲まれて、ココはゲレンデ。
その背後には、黙々と練習に励むサウジ女性のお二人の後ろ姿。
実に希有な光景であります。
世界中、どこを探しても、この光景が楽しめるのは、ここしかありません(笑)
続いて、こちらも山のしんぶんやさんがいらっしゃいました☆
サウジ女性のお二人からも、撮影の快諾が頂けるという奇跡が!!!
ニュースペーパー?オーケー!!
ゲレンデに腰を下ろし、アングルを探求する山のしんぶんやさん。
そして!
日本語流暢な留学生君がインタビューに答えます。
山のしんぶんやさん、いつも足をお運び下さり、ありがとうございます☆
翌日朝、朝刊を見た留学生のみんなが驚く姿が楽しみです。
腹が空いてきたところで、お昼ご飯。
おいらは、茶臼山ダムカレーを注文☆
留学生諸君も、イスラム教の戒律に沿って、
メニューをマジマジと眺めながら、豚肉などの禁忌が入っていないか確認。
また、1日5回のお祈りも、このときに1回済ませます。
場所は、茶臼山高原協会にご協力頂いて!
晴天に恵まれ、美しい景色が広がる茶臼山高原。
そこで食べるお昼ご飯も、格別です。
午後からも練習は続き、時折…
雪合戦が始まって楽しみます(笑)
随分と板を乗りこなしてきた留学生君たちは、息子と競争が始まる。
一方、立つのがやっとだった初心者くんも、
事務局長のスーパー指導によって、みるみるうちにスピード制御が可能に!
そして!
ベリーちゃんも、ゲレンデに登場。
前向き、後ろ向き、何でも有りで、グルグル回っています。
息子も真似しようとしていた。
存分にスキーを堪能し、午後3時頃、スキー終了。
清水館へ戻ると…
なんとーーー!
温泉、パルとよねへ行くメンバーがいるですと!?
昨夜のうちに、清水館の女将さんがアンケートを取られたと。
すると…過半数の手が上がったと!!!しかも…サウジ女性も!?
すっげ!
女将さんと、女将さんの娘さんがハンドルを握り、
希望者を乗せた2台がパルとよねへ向かいました。
その間、おいらは宿に残った留学生君たちとトークタイム。
部屋に招待されたので、上がり込んで日本文化やサウジ文化について、
また言語についても、お互いに学び合い、大変盛り上がりました。
すると、時が経つのはあっという間。
温泉から上がってきたサウジ留学生が戻ってきました。
感想を聞いてみると…。
「とーっても、リラックスできた!お風呂大きかった!」
大変、楽しんだようです。
サウジには、大浴場の概念がありません。
男同士であろうと、裸を見せ合うのは非常に恥ずかしいという考え方。
清水館でも、大浴場はひとりずつ入るため、時間のコントロールが大変です。
よって、特別な許可をもらってタオル持参で入浴と思っていたんですが、
なーんと!!
彼ら、郷に入っては郷に従えを実践。
タオルを浴槽に、決して入れなかったと。
すっげ!
サウジ留学生も、若者ほど、日本文化に順応しています。
さあ、皆さんお待ちかねの夕食タイムがスタートします。
今回も、清水館の女将さんが腕によりを掛けて!
清水館のカプサ、超楽しみ!!
まず、とよね・サウジ交流促進委員会の新木委員長からご挨拶!
歓迎の夕食会として、村のトップ、村長さんも毎度、駆けつけて下さいます☆
村長さんといえば…!!!
昨年、ムハンマド・ビン・サルマン・サウジアラビア王国副皇太子兼国防大臣が来日され、
首相官邸で晩餐会があった際、政府から招待を受けて晩餐会に参加されております!
その際のお話もされまして、
サウジ留学生一同、目が点であります。
平成28年9月1日 ムハンマド・ビン・サルマン・サウジアラビア王国副皇太子兼国防大臣との会談等 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
晩餐会でご挨拶された総理の御言葉の中に、
今日は、今後の両国関係の幅を更に広げ、深めていく上でリーダーとなる方々を様々な分野から選りすぐりお招きをしています。お手元のリストを是非御覧いただきたいと思います。
と、ありました。
すなわち、サウジと日本の国交関係において、豊根村もリーダーの1つと認識されている。
これは、スゴイ。
続いて、女将さんから料理をご紹介!
中でも、スキヤキ初体験の留学生は毎回多くて、
「是非、生卵でチャレンジして下さい!!」
女将さんから力強い御言葉を頂きます(笑)
皆、手にはソフトドリンクを持って乾杯!!
イスラム教、特にサウジで飲酒は御法度です。
スキヤキに火を付けて、チャレンジタイムスタート!
生卵をパカッと割って、手本を示します。
こうして生卵に絡めて…食べる!美味しいぞお~~!
美味しそうな日本人の表情とは裏腹に、目が点になるサウジ留学生一同。
こういったとき、やはり女性の方が強い。
ご夫婦の奥様から、生卵チャレンジ!
恐る恐る絡めて…パクッ!!
次の瞬間、目が輝く!!
旦那に猛烈お勧めするも、旦那はなかなか乗り気じゃ無い(笑)
意を決して…パクッ!!
おおおおー!
おいしいです~~!
村長さん、留学生の元を巡って、みんなとお話☆
村長さんが、
「これ、ジャパニーズデーツだでっ!!」
ジャパニーズデーツとして村長さんが差し入れに持参され、配られているのは…
市田柿!干し柿であります。
デーツというのは、ナツメヤシを干したモノで、
サウジで最もメジャーなスイーツ。
確かに!!!
これは、カタチもデーツに似ている!
干し柿を初めて食べる留学生くんもいて、
デーツよりも肉厚な干し柿を、美味しい美味しい!と食べていました。
最後に、みんなで記念撮影。
女性も写っているので、個人判別できないように画像を縮小しております。
村長さんとリーダー、固い握手を交わし!
食事タイム終了と共に、留学生くんたち、
誰が声をかけるでもなく、自ずから率先して片付けを始める!!
さすが、日本語学校を経て大学に進学した学生さんたち。
日本滞在歴が複数年にわたるため、日本文化を良く理解しています。
日本人の良いところを全て学びたい。
そんな心意気を感じます。
片付けしながら、お土産にカプサなど、たくさん頂きました☆
その後も、交流委員会事務局で懇談が続き、
村の将来、そして今後の方針も熱く語り合いました!
時計の針は22時近く。
息子とおいらも帰途に就きますが、ご家族に…と、清水館から…
なーんと!!!
若女将さんお手製のシュトーレンを、まるまる一個!
これには、自宅で留守番していた妻が大喜び!!
シュトーレンお手製とか、すげぇっす。
さすがに、風邪ひきのまま寒いところで運動したので、くたびれました。
今夜は、ブログ更新もできず、そのまま布団へGO。
明日に備えます。
今回の写真、職場のサウジ担当くんが、
ずーっとカメラを握りしめて撮影してくれました!
写真データを提供してくれ、感謝です。