防犯警報が目覚まし時計に

早朝から枕元の電話が鳴り響く。

表示される相手先は、勤務先のもの。
一般公開されていないこの電話番号は…。

嫌な予感。

電話に出ると「警報、侵入」。

無機質な声でリピートされる音声を、コマンド打ち込んでキャンセルし。
パジャマ姿のまま、上着だけ羽織って医療機関&保健機関へ軽トラを走らせます。

出発してから、侵入だったら…こんな装備で良いのか?

ふと思いながらも、まあいいや。

状況を確認したい。
現地到着すると、ワンボックスカーが村道を塞ぐ形で真横になっている。

その先に、ボッキリ折れた電柱。

事態が飲み込めました。
勤務先への送電がストップして停電したことによる警報です。

停電でももちろん警報は鳴るのです。

まだ警察も到着しておらず、事故直後。
運転者の方は取り敢えず怪我が無いようで良かった。

運転者さんは動揺が隠せないので、取り敢えず警察や保険会社と連絡を取ってもらいつつ私の方で中部電力へ電話。
遠方になるので、早く対処しておかないと…対応が遅くなります。

対応が遅くなると何が困るって…。

医療機関にも、保健機関にも、薬剤やワクチンが保管されています。
いざという時に備えて蓄電池はあるものの…。

蓄電量がゼロになるとまずい。

駐在さんも飛んでやってこられ、状況確認が進みます。
交通整理や自己処理の陣頭指揮など、有り難う御座います。

しばらくしてレッカーで車両を移動。
パルとよねの営業開始に間に合いました。

続いて新城市内から中部電力さんがやってこられ、復旧作業スタート。

私も、蓄電量を確認。

まだまだ、大丈夫そう。

10時過ぎ、無事に通電しました。
電柱のスイッチボックスが外れていたところ、高所作業車で復旧しました。

慌ただしく始まった、日曜日の朝でした。

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