息子と野辺山&清里

長期連休のシルバーウィーク、
産まれたばかりの娘がいるので、どこにも出かけることなく…

と、思っていたところ。

体力をもてあましている息子を連れて、どこか旅してこい指令が下り。
前日にいろいろリサーチを重ねた結果。

宇宙に興味を持ち始めた息子を連れて、
電波望遠鏡を見に行こう!

そして、体力を消費させるべく、プールで泳ごう。

思い立って、片道3時間の行程、長野県と山梨県の県境、
長野県南牧村にある国立天文台 野辺山へ、レッツゴー。

私も、幼い頃に理科の授業で教科書の片隅に書いてあって、
ずーっと行きたくて、行く機会が無かった場所。

巨大構造物好きには、たまらないスポットのひとつ。

途中、快晴の諏訪湖を眼下に、休憩。
まず、息子、ひとつめのソフトクリーム。

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中央自動車道の長坂ICを降りて、県道28号線を進む。
だんだん山深い景色が増えてくると、突如現れた長大橋!

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八ヶ岳高原大橋。

橋のたもとには駐車スペースがあり、
たくさんの方がそこに車を停めて、橋の上を歩いて景色を楽しんでます。

巨大インフラが観光資源。
タイムリーな話題ですが、国交省が巨大インフラツアーの推進をプレス発表したばかり。

時事ドットコム:橋やダムの見学ツアー推進=観光客誘致へノウハウ集-国交省

大橋からは、限りなく続く広葉樹林の谷が広がり、

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紅葉の時期は美しい景色が見られそうです。

しばらくして、第1の目的地に到着!

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野辺山宇宙電波観測所 – Wikipedia

野辺山宇宙電波観測所(のべやまうちゅうでんぱかんそくじょ)は、日本を代表する電波天文台八ヶ岳のふもと、長野県南牧村に位置する。英語略称は NRO (Nobeyama Radio Observatory)。

正式には、自然科学研究機構国立天文台野辺山宇宙電波観測所/太陽電波観測所。

それぞれ扱っている部門で部署が分けられており、宇宙電波観測所と太陽電波観測所を総合して「野辺山電波観測所」あるいは「野辺山地区」と呼ぶ。地元では、「野辺山電波天文台」の愛称で呼ばれる。

入口の守衛で受付登録を行えば、
施設内は広く、一般に公開されています。

我々以外にも、老夫婦、家族連れ、見た目がザ・理系という大学生グループなど。
見学者で賑わっており、昨日1日の見学者数は900人近くにのぼる。

星空観察会で登場する望遠鏡とは、似ても似つかぬ形の望遠鏡。

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パラボラアンテナです。
目に見えない光を追い掛ける、望遠鏡。

星空観察会にて目で覗く望遠鏡というのは、
人間の目が見ることが出来る「可視光」を捉えるのが目的。

可視光というのは、人間の目が捉えることが出来る波長の光(電磁波)であり、
例えば放送電波とかX線とかも、目で見えないだけで、同じ類のものです。
それらは、波長が長すぎたり、短すぎたりして目で見えない。

宇宙に浮かぶ星々の光も、目で見える光(電磁波)は一部の波長。

目で見えない電磁波も、宇宙空間にはたくさん発出されていて、
そこに宇宙の謎を解く鍵が潜んでいたりするのです。

パラボラアンテナってのは、飛び交う波を一点集中させるのに適している形状。

すなわち…

電磁波のみならず、音波も集約できるので、
それを体感できるコーナーがありました!

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以下の写真のようなパラボラがふたつ、距離離れて置いてあります。

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息子、ちょっと背が足りませんが、パラボラの中心部分、
最も「波」が集まる場所で、周囲に聞こえないようなヒソヒソ声で喋ります。

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離れて平行に置かれている、もうひとつのパラボラに私が立って、
中心部分に耳を当てると…

ヒソヒソ声が聞こえてくる!!

これは、面白い。

奥に見える巨大なパラボラアンテナ、
直径にして45メートルもありますが、私が産まれた年に完成した、
世界最大級のミリ波電波望遠鏡。

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手前に並ぶのは、国立天文台と名古屋大太陽地球環境研究所の共同運用の
電波ヘリオグラフ。

直径80cmのアンテナ84台を東西490m、南北220mのT字型の線上に配置した太陽観測専用の電波望遠鏡。観測周波数は17GHzと34GHz。観測対象は太陽の全面である。撮影される画像はカメラで撮影したような映像で、プロミネンスや黒点などを視覚的に観察できるのが大きな特徴である。最高で毎秒10枚の電波画像を取得することができ、天候に関係なく毎日太陽を観測している。

ここに来たら、近くまで見に行かなきゃ!

口径45mミリ波電波望遠鏡。

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1981年に完成した、口径45mの電波望遠鏡。波長が数ミリの電波(ミリ波)を観測する電波望遠鏡としては世界最大級である。1996年にBEARS (25-BEam Array Receiver System) と呼ばれる25素子受信機が搭載され、一度に25点を観測する高速マッピングが可能になった。近年ではOn-The-Fly (OTF) と呼ばれる、観測領域を掃天しながら短時間間隔でデータを取得する技術が実装され、マッピングのスピードと精度を大幅に向上した。いくつもの新星間分子、原始星周囲のガス円盤、ブラックホール存在の証拠の発見など、世界的に重要な観測成果を出し続けている。

周囲に広がる高原野菜畑とのギャップがまた、非常に見応え有ります。

宇宙からの微弱な電波を拾うため、
地上を飛び交う放送電波などがノイズとして阻害要因になります。

ここ野辺山は周囲を高い山々に囲まれつつ、平原が広がる。
山に囲まれることで、地上の電波が遮られる。
まさに観測には、うってつけの場所なんですね。

ちなみに、ケータイの電波も近づくとノイズになる可能性があるということで、
構内はケータイ電源オフ、もしくは機内モードというルールです。

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見学者向けの展示ルームがあり、
そこにはタッチパネル液晶を利用した天体パズルが!

息子、大ハマリです。

微動だにしません。

声をかけても、お父さんの存在が完全に無かったことになるほどの集中力。

「きゃーー!土星だーー!」

興奮冷めやらぬ。
他に、パズルをやっている人がいなかったので、やり放題。
パズル4巡目に入ろうとしていたので、そろそろ…と息子を引き剥がして。

広い構内を隅々まで歩き回ったので、ヘトヘト。

雰囲気の良い「公園」のようでもありました。

ちなみに、構内には電車の「レール」のようなものが張り巡らされていて、
6台ある(冒頭で登場した写真のパラボラ)直径10メートルのミリ波干渉計は、
機関車による牽引で移動が出来るようです。

何故移動させるのか…というと、電波望遠鏡の特徴ですが、
複数のパラボラを同期させることで、同期させたパラボラ同士が結ぶ面積が、
そのままパラボラアンテナのサイズになるのです!!!

よって、レールで移動させて10メートルパラボラ同士の距離を最大に取ると、
直径600メートルのパラボラアンテナと同じ解像度になるという。

ただ、パラボラ同士の距離が広がって面積密度が減ると、観測速度が遅くなります。
高解像度を取るか、観測速度を取るか。

最後に、息子が楽しみにしていた記念スタンプを押して、

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さあ、お昼ご飯、どこへ食べに行こう。
1時間半くらい構内を歩き回っていたので、腹ぺこです。

向かったのは、JR国内最高地点の記念碑が建つ場所。

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標高、1375メートル。

息子が記念碑によじ登っていたら、最高地点をJR小海線が通過。

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このあたりは標高が1,000メートルを超えるにもかかわらず、
野辺山天文台もそうですが、だだっ広い平地が広がっていて、
ちょっとうらやましい。

平地の広さと標高の高さから、高原野菜の産地です。

踏切の隣には、世にも珍しい鉄道神社。

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建立は2005年と、新しい神社ですが、
御神体は…なんと!!

C56(蒸気機関車)の車輪とレールの輪切り。

さて、昼食に蕎麦を食べようと、ここにある「レストラン最高地点」に入りますが、
さすが連休中。10組待ち。

40分ほど待って、ようやく入室。

息子は大好物の蕎麦を食べて、ご満悦。
空腹を満たし、満を持して…!!!

息子が一番楽しみにしていた…温水プールへ。

アクアリゾート清里 アクアリゾート清里トップ

懐かしの清里へ。
野辺山の直ぐ近く。

清里といえば、私が小学生だった頃に1度。
最初で最後の遠距離家族旅行。

豊橋在住の従兄弟家族と共に、立山黒部アルペンルートや清里を巡った。
非常に思い出深い場所です。

父が買ったばかりのワゴン車に皆で乗車し。

25年近く経って、再び踏みしめる、この地。

先日結婚したばかりの従兄弟が、当時まだ年長さん。
息子と同じ年、そして車内でラーメンが食べたいと言っていた記憶が
鮮烈に、頭に焼き付いています。

息子の頭の中は、プールでいっぱい。

さきほどの野辺山天文台でも、相当はしゃいでいましたが、
プールを前にして、興奮しすぎて息子制御不能。

言うことを聞きやしないです(汗

温水プールと温泉施設が一体化しているこの施設。
脱衣所も一緒で、方や全裸、方や水着。

脱衣所から間違って全裸でプール行ったらえらいこっちゃ(笑)

連休にもかかわらず、プールは比較的空いていて、息子は泳ぎたい放題!

そろそろ、お父さんも疲れたから…休憩しようよ…と言っても。

やだ!
もっと泳ぐ!!
おとーさんだけ、休憩すればいいじゃん!

保護者付添が基本なので、私だけ休憩するわけにもいかず、
結局、3時間半にわたって、無休憩で泳ぎ続ける息子でした。

幸い、温水プールなので、寒いことはありませんでしたが、
身体が完全に、ふやけました。

引き続いて、温泉でプールの疲れを癒やします。

プールの延長で、温泉で泳ぎ始めないように…
何度も、何度も、息子に言い伝えて(汗

さてここで、妻からメッセージ。

「今夜、泊まってきたら?宿取っておくよ??」

いやしかし、連休中、これから空いている宿など…。
そもそも、日帰りの予定でおりましたから。

すると、直前割で、安い宿があるよ!

という連絡が入り、じゃあ泊まっていくかぁと返信するなり、
即時、妻が予約してくれました。

私は、どんな宿なのか、よく分かっていませんが(笑)

すっかり日が暮れ、夕食に「ほうとう」。
息子は旨い旨いと食べていたと思ったら…

だんだん、目がうつろに。

そのまま、座敷に突っ伏しました。

プールで3時間以上も泳ぎ続ければ、そりゃ疲れる。
その前に、野辺山天文台で、走り回っていて。

ただ、問題は、ここからまだ移動せねばならぬこと。
フラフラ歩きの息子の手を繋ぎ、車に戻って、

妻に伝えられた宿の名称と住所を頼りに。

到着したのは、ペンション。

おばちゃんが独りで切り盛りされているペンションで、
チェックインしたところから、怒濤のマシンガントークが始まりました(笑)

これは、もう、完全に趣味で宿をやっているレベルww
人と会話するのが大好き!!

それに呼応するかのように、
息子が完全覚醒し、二人してマシンガントークし合ってます。

こじんまりとして、数組しか宿泊できない宿ですが、
非常にアットホームで、他のお客さんと交流があったり。

息子にとっては、年の近い子どもがいて楽しく遊んで夜を過ごせました。

私の方は…というと、
マシンガントークおばちゃんがサービスでワインを出して下さり、
さらに枝豆を出して下さり、マシンガントークが続いたのでした。

息子がベッドから落ちないように毛布で細工して、
興奮状態でベッドに入ったにもかかわらず、10秒後に寝息が聞こえてグッスリ。

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