さすが、高原。
朝、寒っ!!
豊根を上回る寒さ。
そろそろ、紅葉の時期に突入でしょうか。
朝ご飯、元気なおばちゃんからテンションを思いっきり上げられ、
息子の目覚めは抜群です。
チェックアウトするとき、領収書と一緒に出てきたのは…
ジャガイモ。
宿に泊まって、領収書に合わせてジャガイモが出てきたのは初めてです。
おばちゃんが作っているジャガイモだそうで、単身で宿を切り盛りしながら農作業も。
さすがのバイタリティ。
玄関を出ると、その横にはアケビの実が連なっていて、
そこからひとつ、おばちゃんがもぎ取ってくださいました。
我が家の近くにもアケビが自生しているところがありますが、
それ以上の大きさ。
保冷バックに入れて、お土産に持ち帰ろう。
さて、我が家にお土産を買って帰らなきゃ…と、
清里駅周辺をブラブラ。
すると、息子が早速、ソフトクリーム屋さんを発見。
朝から、ソフトクリームとは、贅沢な。
この寒いのに、半袖半ズボンでソフトクリーム。
さすが、子どもは違います。
帰路に就きますが、その途中、息子が山登をしたいということで、
立ち寄ったのが、八ヶ岳中信高原国定公園、美し森。
遊歩道が整備されていて、徒歩10分程度で見晴台に行けます。
多くのお客さんで賑わう中を…
駆け足で駆け上っていく息子。
それを追い掛ける私、息が切れる。
見晴台に到着すると、またしても魅惑の看板が!
本日、2本目のソフトクリーム。
「日本一おいしい」と書いてあります。
確かに、美味しい!
清泉寮と同じ…ということは、ザ清里ソフトクリームです。
遊歩道の下り坂、これもまた駆け足で下り降りる息子に…着いていけません(汗
途中に分岐があって、2通りの道が選択できるんですが、
行き帰りで違うルートを選択して、両者を知った息子。
すれ違う人たちに
「もう少し登るとね!近道があるからね!」
声をかけまくって下って行きます。
キョトンとする人もいれば、ありがとねぇ~と言って下さる方もいて。
息子さん、改めて、不思議なキャラしているなぁと感じる次第。
今日は秋分の日。
我が家はおはぎの日です。
きな粉を買ってこい指令が発令されたんですが、
スーパーは道中に無かったような。
あわよくば、お土産屋さんに…
と、思っていたら、ここのお土産屋さんにあったーー!
目的物を購入完了し、ひとつ安心して帰路の続きを。
帰り道は、八ヶ岳高原ラインを選択し、中央道小淵沢ICを目指します。
道中、山梨県立まきば公園に立ち寄り。
広大な県立公園は、ふれあい動物園になっていて、
ウサギ、羊、ヤギ、ポニー、ふれあえます。
羊やヤギは、日頃からふれあっているので、珍しさはありませんが。
野辺山や清里を巡ってみて、「開発された」リゾート地ってのは、
まず道路整備にかけられた経費がもの凄いと感じます。
まるでニュータウンのように、立体的に歩車分離された道路。
道路を走っていて、「生活感」を全く感じません。
都市部からやってくる「ほとんどの」観光客にとっては、
それが非日本的で、別世界に感じて、魅力を保っていると思います。
しかし、かつて賑わっていた時代から取り残されたように、
シャッターの閉まったお土産屋さんやドライブインが目に入り。
それでも観光客を未だに惹きつけるのは、
シャッターが閉まるのと同じくらいか、それ以上かそれ以下か、
新しく芽吹く営業形態が次々に花咲いていること。
人が集まってくるところに商売有り。
そのためのインフラ整備が、数十年前に思いっきり形作られているからこそ。
元々、自然豊かだったところだけに、
インフラ整備には賛否両論あるとは思いますが、
少なくとも、そのお陰で、リフレッシュして心身共に健康になる人も多いわけで。
名古屋という大都市圏から比較的近い距離に位置する豊根村。
広大な高原(平原)が広がる清里と比べる…
ってのも、無理がありますが、少なくとも…
実際に清里を自分の目で見てみると、
茶臼山高原は、その一部を切り取ったようなイメージ。
観光面積では負けていますが、観光密度では勝っていると思います。ホント。
あとは、密度に追いつくことができるインフラの整備!!
観光道路という視点でみれば、茶臼山高原道路のみというのも、
いささか寂しいような気もするのでした。
あと、茶臼山高原は単位面積当たりで考えると、
清里に負けない集客力がありつつも、
清里に比べると民間資本が格段に少ないと感じます。
清里って、なんであんなに民間資本が多いんでしょう?
やはり、不動産会社が強いんでしょうか。
それが正解とすると、不動産会社の誘致が観光力を高める方法に思えます。
バブル時代の思考回路かも知れませんが(笑)
小淵沢IC手前の道の駅で昼食。
そして…
もうひとつ、お墓にお供えする花を買わねばと思っていたところ、
ちょうどよく、道の駅で販売されていた!ので、購入。
ここからノンストップで豊根まで帰ります。
三遠南信自動車状など、道路の発展もあって、意外に近いと感じた清里でした。
帰宅後、お墓の掃除道具を用意して、
お供え物、お花、ロウソクに線香を持って息子とふたりでお墓に。
花立てをピッカピカに磨いてやりました。
息子と一緒に手を合わせていると…
「なむあみだぶつ~なむあみだ~」
息子が唱え始めた。
そして。
「じいじ、赤ちゃんが、産まれました。」
ちゃんと、妹ができた報告。
息子が想定している「じいじ」が、我が祖父なのか父なのかは分かりませんが。
良くできました。