今度は豊橋にて会議です。
担当者ってことで、行ってきました。
おいらも余り知らない分野なので、大変勉強になりました。
具体的には…こんなこと。
■国土計画:国土利用計画(全国計画)-第四次- – 国土交通省
上記の国土交通省のものは、あくまでビジョン中心の計画ですが、
具体的な制度としては県が管理をしています。
持続可能な国土開発のために、一定面積以上の土地取引や
土地開発に対して、市町村経由で県へ申請が必要になります。
大規模土地開発には行政が監視役になりますってところでしょうか。
んむ??
そういえば、同じようなことを農地法とかでもやってなかったっけか。
農業委員会が監視役になって…
これがいわゆる縦割りというヤツなのだろうか。
同じようなことに対して、省庁が異なると書類が異なるもんだから、
事務手続きが煩雑になるんですよね…。
話を良く聞いてみたら、省庁間でかち合うような部分については、
先に制度化されている方を優先させるように見えました。
これらは高度経済成長期やバブル期の土地神話が生きている頃に
やたらめったら土地が開発されたり取引されたりすることを防ぐこと。
これが事の発端みたい。
だとしたら、今の時代、やる必要ってあるんでしょうかね。
無駄な仕事を切り捨てないんでしょうか。
無駄だと思うのは、おいらの無知たるゆえんかもしれませんけど(汗
現に、説明者の方曰く、年々大規模土地取引は減少傾向ですって。
もうひとつ勉強になったこと。
地籍調査(ちせきちょうさ)とは、国土調査法(昭和26年6月1日法律第180号)に基づく土地の調査のことである。
国土調査法の制定前にも、内務省地理寮(国土地理院の前身の一つ)により、明治時代初期から“地籍編纂調査”と称した同様の調査が行われてきたが、明治17年に全国大三角測量業務が参謀本部(国土地理院の前身の一つ)に移管されたのを機に、この調査は頓挫してしまった。その後、国土調査法が制定された1951年当時、土地の現況に関する資料としては、登記所に土地台帳とその付属地図が備え付けられていた。これらは明治時代の地租改正の際に作成された成果を基礎とするものであり、土地の実態と必ずしも一致しているわけではなく、不正確なものも多かった。そこで、土地に関する施策の計画・実施を円滑に進めるため、必要な基礎資料の整備として、地籍調査の実施が求められていた。
ようは、土地境界などで使用されている現状の図面は明治時代に整備されたものであり、
そのころはGPSなどに代表される緯度経度と土地境界との関連付けが為されるはずもなく…
現況と図面が食い違っているなんてことは、しばしばあるそうです。
土地なんていうデリケートな財産を扱う地図なのに、
意外にアバウトだったんですね。
それを、改めてGPSなどを駆使して正確な図面にしましょうという取り組みです。
まんがまで作って啓蒙活動されています(笑)
■まんが地籍調査
でも、利害関係が複雑な都市部や境界がわかりにくい山村などでは
整備の進捗率が低いようで…愛知県も例に漏れず。
とは言っても、自治体にヤレって強制されているわけじゃないので、
そりゃ、進まないかもしれませんね。
この前、自分の山を歩いて土地境界策定をした身としては、
是非整備を進めたいところですけどね。
けんたさんまいど☆
とちとち…私が官庁へ出されていた時、大変関わりました。
とはいえ、僕も国有財産の範囲でしか、分かんないですから専門的やないっすけどね。
登記所にある公図と実際の図面は都市部ですら一致してない所が多い。
ましてや山間地は・・・
なんじゃこら???って位に一致しない。
奈良県の国有地調査に行き、地元の教育委員会の方と話したのですが、一筆を境界確定しようとすると、ドミノ倒しのように、一集落分を一気にしないといけない。そうすると、利害関係やら絡み始めて、膨大な時間と経費が掛かる…
村地を守るために、必要なことですが、理想と現実は非常に難しい!のが、もどかしいんですよね!
>だんきちさま
そういえば、だんきちさんもとちとちやってたとおっしゃってましたね!!
まあ、我が村の場合にも、そんなに大規模な土地取引などは無さそうなので、
出番は少なそうですが(汗
奈良県はまた古い歴史のある土地柄なので、それこそ境界画定なんて至難の業でしょうね。
そのおっしゃる「人集落分を一気に…」っていう大変な作業を少しでも軽減するために地籍調査というモノをやるそうですね。
一旦確定しておけば、後は楽…という話でしょうかね。
その一旦というのが難しそうです。