400倍の奇跡が迫る

ついに明日に迫った金環日食2012。

本州で観測できる金環日食は、実に129年ぶりだそうです。

私も、幼い頃にラジオで自分の誕生日に日食があるという情報を耳にし、
当時は20年以上先の自分の誕生日を楽しみにしていた記憶があります。

それがついに、明日。

しかし、今日の天気は雨が今にも降りそうな厚い雲に覆われています。

う~~ん。

明日の天気、どうなるんだろ。

日本気象協会による最新の予報では、下記の通りだそうです。

20日発表

■金環日食の天気マップ(20日発表)(2012年5月20日) – 日直予報士 – 日本気象協会 tenki.jp

金環として見える場所で晴れているのは東海地方くらいしか無いようですね。
ただ、日々予報が変わっているので、どうなることやら!!

 

さて、太陽の直径というのは月の400倍もの大きさなのに、
何故、太陽がピッタリサイズで月によって隠されるのか。

日食の原理は、こうです。

[大陽] [月] [地球]

皆既日食では、太陽よりちょっと大きめの月サイズで太陽が隠されるので真っ暗になり、
金環食では、太陽よりちょっと小さめの月サイズで太陽が隠されるので金環になり。

理由は地球から太陽までの距離が、地球から月までの距離に比べて400倍だから!!

地球上でもそうですが、遠くの物体ほど小さく見えますよね。
遠近法でも使われますが。

この「400倍」という大きさ比と距離比の偶然の一致により、
素晴らしい天体現象が発生しているわけです。

まさに、「400倍の奇跡」。

私も、明日は日食開始から空を眺める予定ですが、
夜の天体ショーと異なり、たくさんの注意事項があります!!

昔、虫眼鏡で太陽光を集めて紙の黒く塗ったところを焦がす…
なーんていう理科の実験をやったことがあるかもしれませんが、
カメラのファインダー(光学)や双眼鏡、望遠鏡をのぞいて太陽を見ると…

まさに、この原理が発動してしまいます。
目が焦げる。

絶対にやってはいけません!!
専用のフィルターなどを使用してくださいね。

その他、楽しみ方や注意事項は下記の動画が参考になります。

それでは明日!!
晴れますように…。

「400倍の奇跡が迫る」への2件のフィードバック

  1. 明日の金環食ワクワクですね。
    名古屋で930年ぶりの金環日食、
    私も撮影しょうと色々作戦を考えてましたが、
    日食用NDフィルターは何と¥27.000!!!
    もし天気が悪ければ、その後使用することはまず無いので、「リスク高すぎ…」と思い、持ち合わせのゼラチンND2枚重ね+高速シャッター+最高絞りで計算上は何とかイケルかと…
    多重露光で挑戦します。
    おっと…もうすぐ日が変わる、明日晴れますように…

  2. >はっちゃんさま
    金環食、無事に観測できましたでしょうか!?
    名古屋では930年ぶりになるんですね。こりゃすごい。
    是非、ゼラチンND2枚重ねの写真を見せて下さい☆
    私も、同じ理由で1回キリのことに出費するのも…
    と、ND8とND400の2枚重ねで、高速シャッター+最高絞りにしました。
    多重露光の余裕無しでした(汗

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