今朝は全村一斉の美化活動!
各集落(組)単位で、ゴミ拾いなどの美化活動を村全域で。
我が組も朝からゴミ袋を持って集落周辺の道路脇に転がるゴミを
ゴミ袋に入れて歩きました。
ぱっと見無さそうに見えるゴミですが、
草むらに隠れるように、こんなもの捨ててあるの??ってものが転がっています。
中には掃除機の口先アタッチメントとか。
毎年やっている活動なのですが、一年間で道路脇に捨てられるゴミ…
ビールの空き缶がやたら捨てられていました。
作業が終わり、一息ついてからおでかけすることに!
草刈やろうかな~って思っていたんですが、
息子が遊びに出た過ぎちゃって。
思案を巡らせた結果、お昼ご飯に蕎麦を食べたいってことだったので、
お隣長野県の根羽村に行ってみることにしました。
R153を走ると気になっていたお店。
設楽町津具を抜けて根羽村に。
途中、しばらく寄っていなかった「月瀬の大杉」に立ち寄りました。
息子と一緒に来たのは初めて。
妻子を比較対象とすると、大変大きなスギの巨木であることが瞭然!
幹周り約14メートル、樹高は40メートル。
昭和19年に国の天然記念物に指定され、樹齢は1800年以上。
長野県第一位の巨木だそうです。
巨木にはよく、神様が宿るといわれており、月瀬の大杉も例外では無いようです。
どんな霊験があるのか、看板に書かれていたんですが。
虫歯に対する霊験が著しい。
とのこと!
これは、拝まなくては。
虫歯があるわけではありませんが、今後虫歯になりませんように…と。
そこで、息子が下を向いたまま何かやってます。
コラ!鎖から中に入っちゃダメだよ!
そう言った次の瞬間。
なんと。
四つ葉のクローバーを発見しているじゃありませんか。
目が良いなぁ。
探している時間、ほぼゼロですよ。
なので、ここは四つ葉のクローバー群生地か!?
そう思って辺りを見回してみましたが、そんなことはありません。
良いことあるかも!?
周囲の木々と比べても圧倒的存在感を示しており、
隣には神社も併設されていましたので、参拝をば。
さて、目的地であるおそば屋さんへ。
十割蕎麦。
にしては、ブツブツ切れるわけでも無く。
それでいて蕎麦の風味がしっかりと。
驚いたのが、調味料として盛り塩が出てきたこと。
ざる蕎麦を塩で食べる??
初体験。
意外にマッチするもんですね。
息子も、念願のお蕎麦を食べられて大変喜んでいました。
お蕎麦の味はどうだった?と感想を聞いてみたところ…
「お店にいたお姉さん、可愛かったね!」
なんじゃそりゃ。
さて、目的地を新たに定めます。
流域とか河川、構造物に興味がある今日この頃。
豊根村は天竜川水系、しかし東三河下流域の産業にとって重要なのが西隣の豊川。
さらに西隣の水系となると…矢作川!
矢作川は、その源を長野県の中央アルプス南端の大川入山(標高1,908m)に発し、愛知・岐阜県境の山岳地帯を流れて、巴川を合流して三河平野に出て、岡崎市で乙川を合流し、河口から12km付近で矢作古川と分派して三河湾に注いでいる流域面積1,830km2、幹川流路延長117kmの河川です。
矢作川-国土交通省ホームページ
矢作川下流域は西三河地域がそれに位置し、
こちらもまた、農業、工場が非常に発達している地域。
その水需要をまかなっているのが矢作川ですが、
源流はこの根羽村に位置します。
前々から行きたいと思っては機会を狙っていたのが
矢作ダム!
R153から岐阜・愛知県道20号線に入り、
超狭幅員が続く谷間の道路を進みます。
岐阜県道・愛知県道20号瑞浪大野瀬線 – Wikipedia
矢作川が作った谷間。
釣り人で大変賑わっていました。
途中で上村川に合流し、愛知県と岐阜県の県境を行ったり来たり。
矢作ダムのダム湖、奥矢作湖の湖岸のワインディングロードをひたすら進みます。
とーにかく!
バイクが多い。
この辺りは、ツーリングやサイクリングスポットとして有名らしいです。
新豊根ダムへ向かっているときもそうですが、ダム湖沿いのワインディングロードは、
一体どこまで、このクネクネが続くんだろう…と、終わりの無い道のような感覚になります。
矢作ダム到着!
国土交通省中部地方整備局が管理を行う国土交通省直轄ダムで、高さ100.0メートルのアーチ式コンクリートダムである。矢作川の治水と愛知県西三河地域への利水、及び合計で116万8,620キロワットの水力発電を行う、国土交通大臣が一貫して管理する特定多目的ダムである。矢作川水系では現在最大の規模を誇るダムでもある。
ダム天端部分の長さは新幹線12両編成に近い長さ。
堤高は100メートル!(アーチ式ダムでは日本で20位)
巨大構造物!
堤高については、新豊根ダムが116.5mの日本で11位と勝っておりますが☆
妻子は、ダムビコで大いに盛り上がっております。
新豊根ダムよりも、こだましてくるダムビコの回数が多いような??
さて、新豊根ダムと同じアーチ式ダムですが、
アーチ式ダムってのはコンクリートの節約ができる経済的なダム。
ただし、利点がある反面、建設できる場所は非常に限られます。
水圧をダム両側岩壁へ負荷分散をして、構造物自体で全てを受け止めない形なのです。
アーチダムはコンクリートの使用量が少なく済み、重力式コンクリートダムに比べて工費圧縮が可能で経済性に優れる。反面重力ダムのようにダム自体の重量を利用して貯水池の水圧によるダムを転倒させる力に対抗することが難しい。このためダムに掛かる水圧をアーチで湾曲させることで両側山腹の岩盤に圧力を分散させて水圧に耐える構造となっている。従ってアーチダムを建設するには莫大な水圧に耐えられるだけの強固な両側基礎岩盤の存在が絶対条件であり、建設可能な地点は限定される。
アーチ式コンクリートダム – Wikipedia
よって、基礎岩壁が強固であることが重要!
県内のアーチ式ダムは、この矢作ダムと新豊根ダムのみです。
矢作ダムの方が、2年先に竣工した先輩。
で、驚いたのが…
ダムの直ぐ下流に民家が建ち並んでいるのです!
目が覚めると、目の前に巨大構造物。
いや、それ以前に、家よりも遥か上空まで貯水された湖。
ダムによって洪水調節しているから大丈夫なんですが。
想像すると、スリリングです。
ダムの天端部分は片側一車線の道路になっていて、
歩いてダム見学している人がたくさんいました。
我々も、歩いて対岸へ。
対岸には管理事務所があったので、ダムカード!
と、思いきや、休日だけに門は閉まっております。
残念…
ふと視線をダム側に移すと、インターフォンがあって、
ダムカードご所望の方は申しつけ下さいと!
息子がボタンを押して大声で
「ダムカード、くださいっ!」
すると、おじさんが管理事務所から出ていらっしゃって、
胸ポケットからダムカードを出し、人数分下さいました☆
ワーイ☆
管理事務所側からの眺め。
さて、ここで気になる矢作川の流域。
国土交通省のHPに流域地図がありました。
(引用元)矢作川-国土交通省ホームページ
名倉川、段戸川、足助川、巴川、乙川などなど。
様々な川が合流し、三河湾へ注ぎます。
下流域の市町村と上流部の市町村では様々な交流がある様子。
日本の主要工業地域を流域圏として、大変重要な河川。
上水道については豊田市、岡崎市、碧南市、安城市、西尾市、知立市、みよし市、額田郡幸田町の7市1町、約100万人に対して一日量として32万立方メートルを供給。工業用水道については衣浦臨海工業地域[2]と豊田市を中心とする西三河内陸工業地域、さらに名古屋南部臨海工業地域に一日量として50万立方メートルを供給する。これら工業地帯にはトヨタ自動車を始めアイシン精機、豊田自動織機などの関連企業の工場が林立しており、矢作ダムは世界最大の自動車会社を工業用水道供給という形で縁の下から支えていることになる。
矢作ダム – Wikipedia
車に乗り込む直前までヤッホータイムが続きまして。
そこから豊田市旭町を抜けてR153へ。
R153は走り慣れたいつもの道なんですが、
気になっているポイントがいくつかありました。
まだ時間があったので…
まず向かったのは段戸山牧場を経由しての広域農道奥三河線第2期工事部分。
どこまで進んでいるのかな~っと。
未舗装部分になる境目まで行ってみました。
地図を見てみると、あとは山を下るのみに見えますが、
下るところは傾斜も大きくて、時間が掛かるんでしょうか。
愛知県のHPには今年度完成予定で書かれていますが、開通の話はまだ聞きません。
ちなみに、開通すると地図上ではこのように!赤い線の部分(左側)になります。
(愛知県新城設楽建設事務所HPより)
右側の赤い線は、現在供用中で、我々が名古屋へ向かうときに重宝している部分です。
開通すれば、豊根から名古屋へ向かうのが少し近くなるかも!?
ワクワクです。
段戸山牧場の中を通過するだけあって、
道路脇からは牧場が見えて気持ちの良い風景が目に入ります☆
牛さんたちは、茶臼山高原へ出張中でしょうか。
夏の間、ここにいる牛さんたちは茶臼山高原へ避暑に出かけるそうです。
ここからまた進路を変更し!
黒田貯水池へ。
R153を走っていると、小田木の辺りに大きな円柱状の構造物が目に入ります。
中部電力の奥矢作発電所。
おっと、ここでも矢作という文字が。
先ほど訪れた矢作ダムと関わりが深い場所なんです。
この貯水池を成しているのが黒田ダム – Wikipediaです。
矢作川は元々、昭和初期は水力発電のメッカでした。
小規模水力発電所がたっくさん!あったそうな。
そのひとつとして昭和9年から水力発電所として形成されていたそうです。
戦後に中部電力が管理することとなった後、下池を矢作ダムの奥矢作湖、
上池をこの黒田貯水池とし、黒田ダムをかさ上げすることで揚水発電を始めたとのこと。
あのでっかい円柱状の構造物は、上池と下池の途中に設けられた発電所のサージタンク。
世界的にも、二段式揚水発電所は珍しいそうです。
ちなみに、黒田ダム横には、ちょっとした園地が。
放水風景も見られました。
そこで鹿の角に似た非常に形状の良い木の棒を見つけた息子。
ダムには全く興味を示さず…ひたすら木の棒の皮をめくっているのでした(汗
帰り道、稲武の道の駅でソフトクリームを頬張ってご満悦の息子。
いつもは通り過ぎるだけのR153ですが、ゆっくり時間を過ごしてみるのもいいですね。
夜は息子との約束通り、今シーズン初花火!
こういったシーズン行事というのは、子どもの成長を実感させますね。
スローシャッターだと、線香花火もこのとおり。
過激になりました。
フラッと出かけた割に疲れましたが…
妻子はとーーっても楽しかったようで、良かった☆
半分、自分の趣味も兼ねてますけど(笑)
根羽ですか! おいらもこの日、根羽→平谷→浪合とR153を走っておりました。
このあたりは初任地・飯田支局の管内でした。
R153はまだ改修されておらず、幅員が狭く、屈曲の多い山岳道路でした。
今のR151新野峠の長野県側とか、R473のような酷道でした。
隔世の感があるのん。
飯田時代、中央道恵那山トンネルの先進導坑の貫通や、昼神温泉の誕生? を取材したことがあります。
当時、鉄建公団が飯田-中津川の国鉄中津川線を建設しており、トンネルを掘削中に温泉が噴き出しました。後の昼神温泉になろうとは、想像もしませんでした。
鉄道は幻に終わりましたが、温泉が残りました。
恵那山トンネルの工事については奇っ怪な話があるのですが、また別の機会に・・。
四つ葉のクローバー、いいことありそうですね^^
>山のしんぶんやさま
ニアミス!!でしたか☆
豪雪四駆の飯田支局時代ですね(笑)
いやしかし、R153が新野峠のような狭幅員のクネクネ道だったとは…
今の姿しか知らない私にとっては目からうろこの情報。
山岳道路はかつてはどこも、そんな風だったんですね。まさに酷道。
さすがは国直轄国道ですね。R153はおっきい道路看板が気になってしょうがないです。
そして、もうひとつの目からうろこ情報!
なんと、昼神温泉は幻の鉄道トンネル採掘で吹き出した温泉だったんですか!
すっげぇーーー!
今や有名な温泉地のひとつに。
リニア新幹線の工事で、また温泉が噴き出したりして…。
道路工事で鍾乳洞が発見されたりして、インフラ整備って何が起きるかわかりませんね。
そんな話を耳にする機会が多くて、逆に観光地になっちゃったりして…
当初の目的を遂行するが分からしたら、困った話でしょうけど。
恵那山トンネルの奇っ怪な話…もの凄い気になります。
是非、また教えて下さい!
先程、帰国しました。
久々に記事読みました!
たちゅと凄く気が合いそうです(笑)
>ウェスさま
中国出張、大変お疲れ様でした!
なんだか、いつも中国にいるようなイメージが(笑)
えーっと、たちゅと気が合いそうと言いますと…
あ、直ぐにどの部分か分かりましたww
お姉さんが可愛いのは大切ですよね!可愛いは正義!
約20年前、愛知県旭町の矢作川でワールドカップカヌースラローム大会が行われました。アジア初の世界的大会ということで興奮ものでした。(マイナー競技ですが)
外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/hanashi/story/2_3.html
18日夜はお世話になりました
すてきなイラスト入りのお茶、ありがとうございました!
もったいなくて、なかなか封を切れません
>すずたん
反応早いのん(笑)
ウェスさんと、すずたんと息子、気が合いそうだww
>kawagさま
カヌーのワールドカップがあるんですか!
矢作川、アジア初なんて、やりますねぇ~~
>山のしんぶんやさま
こちらこそ!ザック先生最後のポンプ点検に花を添えて下さり、有り難う御座いました☆
お茶づくりのプロではないので、味に自信があるわけではありませんが…
ご賞味&イラスト鑑賞(笑)していただければ幸いです♪