雨天の森林検査

ようこそ、林業土木ブログへ☆

最近、ブログの趣向が偏ってきておりますが。
留めておきたいことばかりなので、ご容赦下さい!

この世界も、面白いですよ♪

 

花粉飛び放題の良い天気だった昨日とは裏腹に。

昨夜から断続的に降り続いている雨。
景色が一変します。

そして、今日も昨日に引き続いて森林施業の検査です。

今度は、検査を受ける立場。

書類などの準備を整えて、検査に臨みますが…

 

その前に!!

朝から課長さんと二人でおでかけです。
橋梁補修工事の完了検査と、村道補修工事の完了検査。

二本立て。

11時から、また別の検査(森林施業の検査、受ける方)が入っているので、
それまでに検査を完了させなくては!!

時計の針をチェックしながら。

まずは橋梁補修工事の現場へ。
この現場にも、ちょくちょく顔を出させて頂き、
橋梁を長持ちさせる方法を現地現物で学びました。

やはり、資料を見てフムフムするよりも、
現物を見るとイメージの焼き付き方が違います。

資料には決して浮かび上がってこない作業者の動き、
段取りの組み方、必要な工数が、現場にあります。

次回、同様の工事を設計するとき、それがイメージできるかどうかで、
できあがるものの形やスピードが全然、違う。そう思います。

課長さんに寸法を当たっていただき、証拠写真を撮影して完了。
職場カメラでしか撮影する時間が無かったので、ここに写真無しですが。

さあ、次の現場へ急ぎます。

村道で路肩が決壊してしまった部分の補修工事。
この村道は未舗装なので、雨水による侵食が激しい。

道路は、雨水にとっては、とっても流れやすく、
山々に降った水が集水されやすい場所。

すなわち、道路が川になることも多々。

路肩決壊を修繕するという対処療法と同時に、
その原因となっているものを探索した結果、
集水升が詰まってオーバーフローして路面に水があふれているのが原因と判断。

根本対策として、集水升への暗渠排水管口径の大型化を狙います。

ちょうど、今日は雨。
水が流れる様子を見ながら、根本対策が合っていたのかも検査できました。

路面を流れる水の量からして、おそらく合っていた!
今後の経年変化を見守ります。

2箇所の検査を終えて、職場へ帰投。

直ぐに会議室の準備を整えて、
今度は我々が外部からの検査を受ける番です。

職場からは、林務の知識乏しい私が独りで心細いですが。
森林組合の方も同席して下さるので、心強いです。

遠方よりいらっしゃった方々をお迎えし、
お昼少し過ぎて書類検査完了。

午後は現場へ。
山の中。

雨降りで、足下は悪いですが、花粉症的には最高のコンディションです。

DSC_3775

木々の隙間を霧が覆っていて、幻想的風景。
お客様を乗せて凸凹の林道や作業道を進むので、運転にも気を使います。

下草が生い茂り、手入れが行き届いた森林は、
それだけで芸術作品のような。

DSC_3778

自然の美術館。

おおかた無事に検査が完了し、ホッと胸をなで下ろしました。
事業の検査というのは、事業を進めるに当たっての着眼点が磨かれるので、
受検するのは心労を伴いますが、勉強になります。

帰り道の林道では、春先の陽気で土が緩み、
さらに降雨によって落石が路面に転がりまくっていました。

往路と復路で、落石が増えているレベル。

こりゃあ…と、思って、検査官の方々に車内でお待ち頂き、
舗装路面に転がりまくった岩石を路側にどけていました。

次の瞬間!!

助手席に乗っていらっしゃった検査官さんが下りてきて、
落石どけるのを手伝って下さいました!

それどころか、さらに先の方へ進み、どんどん落石を除去。

おおおお!ありがとうございます!!
「林務やっていると、こんなことばかりだよね~~」
と、陽気な声が検査官さんから。

大変、助かりました。

雨だったお陰で見えてきたものもあります。

二日間、検査にかかりっきりだったので、
書類がたまってしまった。

優先順位をしっかり決めて、年度完結を目指します。

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