絶好の、完了検査日和。
春らしい陽気で晴れ渡りました☆
竣工した工事現場、完成した「証」を得るため、
最後は管理職の方による「完了検査」を経て、「完了」となります。
とっても、大切なプロセス。
提出された完了書類と現物が正しく合っているか。
また定められた精度の中に収まっているか。
検査官である上司と、施工業者の方と一緒に、確認します。
まず向かったのは橋梁の補修工事。
古真立地区に位置する、ブログに何度も登場している橋梁です。
振り返ってみると、何度も現場に足を運びました。
それらも、施工プロセスの中で必要とされている立会項目。
それ以外にも、指示を仰がれる場合など、現場へ出向きます。
工事の内容が切り替わるタイミングにも。
無事、完了の結論が出て、森林関係の施工現場へ。
富山地区内です。
こうして、着々と「暮らしやすい」環境が整えられていきます。
予算に限りがあるので、一足飛びに…とはいきませんが、
少しずつ、確かな歩みを持って。
午前中の最後、来年度施工予定の現場にも上司とふたりで。
施工方針をディスカッション@現場。
ディスカッションするならば、現地現物で。
現場で考えるからこそ、出てくるアイディアがあります。
最近、現場付近に橋梁があると、ついつい下へ潜ります(笑)
職場へ戻ってくると、ちょうどお昼時。
昼食を取りつつ、昼休みを利用して自動車屋さんに行ってみました。
昨日、タイヤ交換しようとしてできなかった軽トラ。
結論は…
メーカーの違いにより、ブレーキとホイールが干渉して取り付かなんだ!!
取り付けようとしていたタイヤは、以前乗っていたスズキのキャリィで使っていたもの。
昨年末から、ダイハツの軽トラに変わりました。
そうなのか…そーいうこともあるんですね。
とりあえず、ホイールそのままでタイヤのみ交換しました。
う~ん、もう一個、ダイハツ用のホイールセットが無いと、
自分でタイヤ交換ができない…。
どうしよ。
午後からは道路舗装工事の完了検査です。
こちらはまた、別の施工業者さんとスケジューリング。
美しい…。
ここは、これまで未舗装道路だった場所。
見違えるように、美しくなりました。
もちろん、通行性の向上、そして道路の長寿命化。
検査をする際、迅速に検査が進行できるように、
図面と照合しやすいように舗装路面にマーキング文字があります。
上の写真は幅員を示し、下の写真は延長を示す。
それらの数字が正しいか、確認します。
全部で村内4箇所の舗装工事現場を、検査して巡ります。
中でも、もっとも印象に残った箇所は…こちら。
診療所、保健センター、ポンタの里前の村道です。
福祉施設と観光施設へのアクセス道路、村道の銀座。
一週間の内、かろうじて通行止に出来る時間帯というのが、
木曜日の午後のみ。
呪われたかのように、木曜日を狙って降る雨。
工事延長に次ぐ延長。
その度に各方面にご迷惑を…。
無事に、年度内に施工が完了してホッとしました。
切削オーバーレイという、古い舗装を削って、削った分を新しい舗装する工法。
一方で、既にある舗装の上に、舗装する工法を採用した箇所もあります。
それが、次に向かった木サイクルセンター前。
既設舗装の上に乗せるので、今までより路面が4センチメートル高くなります。
施工する目的や場所の状態、様々なパラメータから、
最適な工法を選択するのも我らの仕事。
やはり、経験や知識を要する仕事です。
こんな、1年にも満たない私のようなものが監督やっていいのか。
年度当初は随分と、不安でしたが…。
1年経ってみると、未熟なりにも経験値が上がったなぁと感じられる仕事です。
新たに道路を作る仕事は、我々にはほとんどありません。
今は、昔作られたインフラを適切に維持し、長寿命化させるのが仕事。
かつて、盛んに道路が作られた頃の「歴史」が路側に存在することも多々あります。
コケが生えて文字の読み取りが困難になりつつありますが、
こういった道路竣工記念碑は、村内を巡るとたくさん見つけられます。
今回見つけた石碑には…
監督の氏名、村長さん、村議さん、組長さんなどなど。
当時、村の要職であった方々の氏名が掘り込まれていました。
昭和10年に竣工した道路。
その頃、村の要職を務められた方々といえば…
我々の曾おじいさん世代でしょうか。
ただ、面白いのが…名字をみれば、だいたいどこの家の人だか分かるということ。
まだあの時代は、要職を務める方々の「家」が決まっていた時代。
技術的なことから歴史に至るまで…
(車内では、上司と共に宇宙に関する話まで…)
広がりのある1日となりました。
夕方に帰着後は、完了のお墨付きが出た工事に対し、
最後の書類作成です。
これで…今年度、私が受け持つ、ほぼ全ての工事が完了!!
大掃除完了。大晦日の気分です。