第2回奥三河若手起業家プレゼン大会

昨夜、撮影したM42の興奮冷めやらぬまま朝を迎え。

我が家にいらっしゃったのは、UZ先生!

「昨日渡そうと思っていて、渡しそびれちゃった。」

と、手に携えてお渡し下さったのは、

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天体望遠鏡組み立てキット!!
息子に…と、ちょっと早いクリスマスプレゼント。

サンタさんがやってきました。
トレードマークの赤いジャンパーを羽織って、赤い帽子さえあれば完璧です(笑)

東京にある某望遠鏡メーカーの社長さん直々に下さったとのこと。
工作好きな息子、喜ぶに間違いない。

続いて、同じく昨夜の観望会でお世話になった地域おこし協力隊さんが来訪。
昼から新城市の「鳳来館」でイベントがあるので、同乗で向かいます。

そのイベントというのが…

大学の後輩、安形くんが経営するアグリホリック主催、
奥三河若手起業家プレゼン大会@第2回

昨年に引き続き。

安形君、スイカフェスティバルや農家レストランの経営など、
豊根にいても噂が耳に入ってくるくらい、活躍中!

昨年も観覧させてもらったプレゼン大会。
奥三河の若者が起業をテーマにプレゼンをぶつけ合い、
審査を経て勝者を決めるという、ガチンコ勝負です。

プレゼンの参加資格は以下のとおり。

◇奥三河地区(新城市、設楽町、東栄町、豊根村)に在住、もしくは奥三河地区が勤務地の39歳以下の方
◇自らの可能性を信じ、いかなる困難があろうとも挑戦する気概を無くさない方
◇既に事業を始めている方でも、新規事業であれば申込を可能とします

会場に到着すると、駐車場誘導係をしていたのは、
いつもの設楽町地域おこし協力隊くん。
そして、中に入ると、東栄町や新城市の地域おこし協力隊の面々!

奥三河の地域おこし協力隊率が高い。

さらには!
3名の審査委員に、新城市長さんが。

呼ぶ人も大御所。

そして、続々と会場である鳳来館2階フロアに集まる聴衆。
フロアが一杯に埋まりました。
明らかに、去年を上回る客数!!

聴衆の中には…
昨夜の観望会で御一緒した設楽町こたつで星空観察会の方も!

結局、昨夜の星空観察会@休暇村茶臼山高原参加者のうち、
3名が再びココで合流したのでした。

久しぶりの方や、昨年のこの会以来、1年ぶりの方、
そして初めましての方々など。
「ある種」の奥三河で活躍される人たちとの再会を喜びつつ。

司会進行は、なんと!
高校で同じ学び舎を過ごしたクラスメイト。

どこでどんな縁が繋がるものか。
人生は面白い。

まず始めに安形君から、初めての聴衆にも分かるように、
大会のコンセプトやルール、自己紹介など、導入プレゼン。

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[プレゼン大会参加メリット]
◇多くの地元の人に新しい事業(夢)を知ってもらうことができる
◇全て無料でサポートを受けられる。
◇特別審査員をはじめとする豪華審査員に事業を評価してもらえる
◇2ヶ月間のブラッシュアップ期間で様々な角度から事業を見直すことができる
◇中間合宿、プレゼン大会など濃密な時間を過ごすことで一皮向ける可能性
◇同年代の起業家仲間ができる
◇最優秀プレゼンターには優勝賞金として古民家カフェはちどりの1年間の売上の1%を寄付

地域にいる若者の活躍が、地域の元気になる。
地域で起業した実体験として必要と感じたこと。

ただ、実際に動き出したときに、
忍耐強く地域が見守ってくれること。

若者が夢を叶えるためには

・夢を口に出すこと←今回のプレゼン大会
・夢を聴いてもらうこと←今回のプレゼン大会
・実際に動き出すこと

つづいて、昨年プレゼンターを務めた新城市地域おこし協力隊の山田さん。

DA MONDE TRAIL|愛知県新城市の自然を満喫するトレイルランニングレース【ダモンデトレイル】
ダモンデトレイルを立ち上げた。

昨年の振り返りから、現状報告。

発表して終わりではなく、その後の振り返り、チェック機能も盛り込んで。

DAMONDEトレイルで醸成された人の繋がり、財産。
今後の展開、イベントが無くても、人が繋がる場所の提供。

人と人が繋がるのみならず、知恵や知識が繋がる場所。

続いて発表されるプレゼンターを刺激するプレゼン。

今回のプレゼンターは、4人!
その面々はウェブページで紹介されています。

古民家カフェはちどり:奥三河若手起業家プレゼン大会出場者を発表します!

トップバッターは、東栄町の東栄町地域おこし協力隊員大岡千紘さんさん。

地域おこし協力隊として東栄町を選択した理由は花祭りだった!
いろんなきっかけになります。花祭り。

東栄町の課題
・外部から女性が来ない
・女性の楽しみが少ない(交流の場が少ない)

課題解決のための「naori」プロジェクト。
東栄町内で産出するセリサイトを観光資源として活用し、
日本一女性が豊かになる町を目指す。

鉱脈の品位の高いところ、変わり目のことを「ナオリ」と呼ぶ。
それが、プロジェクトの語源。

セリサイトは化粧品、ファンデーションの原料として使われる素材。
東栄町三信鉱工のセリサイトは世界一の品質で世界トップシェア。
→手作りコスメティック体験。

自分の肌に合ったモノを作ることが、コンセプト。

地域の素材を使った「美」の地産地消。

naoriがきっかけとして、千人の来訪客を目指しつつ、
生業としての収支ラインを越えるようにする。
一年目は、営業、工法活動に力を入れて、受入定員充足を目指す。
二年目はリピーターの確保。
三年目はこだわり層の取り入れ。

2番バッターは新城市から愛知県庁に出向している西田和裕さん。
観光イベントの持続性について。
課題→「参加費無料」、「お土産不足」→お金が落ちる機会が少ない。

解決策としてウイスキー&ビールフェスティバルin新城の開催を考えた。
(参考事例:名古屋オクトバフェス)

人が多くて狭いのがネック。
→新城市ならば、広い空や自然の下でゆったりと過ごすことができる。
都市部では味わえない魅力を、酒好きの方々へPRしていく。

来年10月15日、16日にDAMONDEトレイルと同時開催!
事前に参加パスポートを購入してもらう形態。

事業資本金は市の税金を使うわけでは無く、
クラウドファンディングを活用。

話の中で出てきてひとつ、驚いた数字。
新城市内には空き家が1,100軒存在するそうで、
人が多ければ、空き家の数も大きい!

公共交通機関が無いため、アルコール提供が難しいという観点からは、
逆手にとって宿泊を斡旋できるような形態を考える。

コメンテーターには新城市長さんが。
まさかの上司コメント!

休憩を挟んで、続いてのプレゼンターは…!!
皆さん御存知、おでかけ北設バス運行やタクシー運行に
携わられている東栄タクシーの原田拓巳さん!
北設超有名マジシャンの息子さんです。

テーマは「おでかけタクシー」。

路線バス、予約バス、タクシーの現状について解説。
また、福祉タクシー券など、行政と連携した取り組みについても。

課題:バス利用が困難なおでかけ難民移動手段の確保
福祉タクシー券の利便性向上

その解決策として、おでかけタクシー券を提案。
この券は、行政支援により通常のタクシー料金から割り引くコンセプト。

補助金ありきで発行して財政を圧迫するわけにはいかないので、
この町財源は路線バスサイズを適正化することでの捻出を提案。

捻出額のシミュレーションでは、
おでかけタクシー券の乱発を防ぐための利用条件も考察。

公共性が高い事業なので、議論は必須。
コメンテーターから、およそ発生するであろう課題も提示され、
更なるブラッシュアップが望まれました。

最後の4人目プレゼンターは、
東栄町地域おこし協力隊池田啓さん。

自分の半生を紹介するところから。
その半生を通じたテーマは、食べること、食材を捜す旅。
笑いのセンスを感じつつも、ブラックな笑いを集めるのも得意(笑)

そこから、東栄町の話へとシフト。
隠れた地元の食材を探してやろう。

彼らが進めているプロジェクト
・石窯料理体験→石窯ピザ
→あまり儲からないけれど楽しい。
→自分で巻きを用意するところから。
→面倒な過程を楽しんでもらいたい。
・TDL(東栄 で ランチ)
→廃校利用したランチ
→地元の皆さんの憩いの場へ
→安定事業の柱へ
・オーベルジュ
→食材探索、料理教室、お洒落な夕食
→農家で卵を取るところから。マヨネーズづくり。
→農家民泊「danon」とコラボ。
→手間暇をかけて食を楽しむ。

とにかく、面倒くさいこと、その過程を楽しむコンセプト作り。

以上で、プレゼンテーションは終了ですが、
各々のプレゼンが終わったところで、質疑応答があります。

いずれのプレゼンにも共通して出た質問が、
同じ分野の先行事例をまず調べていますか?ということ。
先行事例では、必ず失敗例や改善例が存在しているため、
同じ轍を踏まないように調べることが大切。

先行事例を調べてしまうと、自分の発想力が制限される可能性もありますが、
リスクオフは大切。

また、地域の巻き込み方。
地域を巻き込む戦略が欲しい。

といったコメントもありました。

今回の起業家プレゼンは特に、地域との関係性が重要なものばかり。

そして…

栄えある最優秀プレゼンターに選ばれたのは…

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東栄町の大岡千紘さん。

今回、発表者4名中、3名の方が東栄町の方。

おめでとう御座います!

プレゼンの部が終了し、続いて交流会に突入!
立食形式ながら、農業繋がりの差し入れもあり、
今まで食べたことが無い味わいも。

津具の富ちゃんのトマトジュース差し入れ、抜群でした。

差し入れといえば…!!

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またしても!
花束を抱えて登場、花いっぱいプロジェクトの紙谷クン!

紙谷 充昭 | JFTD学園日本フラワーカレッジ | 花キューピットのフラワーデザイン専門学校

笑顔という言葉は、彼のためにあると言っても過言ではないほど、
笑顔が絶えるときが無い男。

最優秀プレゼンターへ、花束贈呈!

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ほとんどの参加者さんが同年代。
地域を思う気持ちは人それぞれ。
その「それぞれ」の想いが100%、地域に還元されることは無いでしょうけれど。

思わずして叶う想いはありません。

多くの方とお話しして、耳にする情報から自分もハッと気付くことがあります。
自分に足りない経験を補完しうるコトを聞くことがあります。

議論百出、良い時間を過ごしました。

21時近くなり、まだまだ続きそうな様相を呈しつつも、
ここで一旦、お開き。

最後に、カメラマンのお役目。
プレゼンターと、プレゼン指導員セットで記念撮影。

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あ、昨年のプレゼンター、花屋さんも加わってる(笑)

この日に向けてゼロから準備を進めた方もいれば、
既に頭に描いたものを見せる形にした方も。
いずれにしても、力みなぎる発表を有り難う御座いました。

「第2回奥三河若手起業家プレゼン大会」への2件のフィードバック

  1. 金城さんに続いて大岡さんも!凄いですね。よく舞庭でお見かけします、みそタップリぬられてたりw
    naoriのイメージモデルも花祭り大好きなあのお方。

    なおりnaori
    ビューティーツアー・コスメ体験
    http://naori-toei.jp

    体験型ゲストハウス だのんdanon
    http://danon-toei.com

    1. すみません、コメント機能の調子が悪くて、御返信遅くなりました(汗

      東栄町地域おこし協力隊の受賞が続いていますね!
      naoriのイメージモデル、我々もよく知る、あのナビゲーターさんですねぇ~
      三信鉱工坑内に一度入ったことがありますが、
      男のロマンも、感じる場所です(笑)

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