愛知と長野の県境で道路を歩く

今回の会場は、豊根村。

愛知県と長野県の県境域5町村で組織する協議会には、
様々な部会がありますが、そのひとつに道路整備促進を中心とする部会があります。

それぞれの町村から道路に携わる方々が豊根村に参集。
県境周辺において、人の行き交い、交流、交通の要である道路は、
依然として整備が必要とされる箇所がたくさん有ります。

午前中から昼をはさんで午後に至り。
会議室内にて、参加者全員で寄ってたかって
大きな地図を何枚も広げて、そういった箇所を示す資料を何枚も作成。

後々に予定されている中央省庁へ地域の実情を伝える機会で利用します。

流れ作業…まるでラインのような作業の平準化を経て、順調に資料作成完了。

終了後は、豊根村内を視察してもらいます。
土木構造物がメイン。

上黒川地内を中心に視察しますが、某所からは茶臼山や萩太郎山が見渡せます。

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言われないと気付かないほど小さく見えますが、
萩太郎山の電波塔、その右側にはピークを迎えた茶臼山高原の紅葉が。

また、眼下には小中学校を見渡せる。

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茶臼山に次いで、眺望豊かな場所です。
(※一般の方は進入禁止ですが。)

今回の視察先コーディネーターは豊根村が当番です。

そして…完成&供用開始を待つ新太和金トンネルへ!

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日々、様々な案件で大変お世話になっている発注者の方々が、
多忙な時間の中、説明に来て下さいました。

見た目は完成しているように見えて、
内部では複数の工事が同時進行で進められています。

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既に、路面のコンクリート舗装も完了!!

う…美しい…。

隣にある太和金トンネル現道とは、まったく雰囲気が違います。

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供用開始が待ち遠しいっ!

もし、自分が監督員だったらどう考えるだろう…と想像しますが、
通行止を極力回避しながらの現道との接続工事は、大変な困難を伴います。
片側交互通行をどんなパターンで実施するのか。それこそ、知恵の見せ所。
天候にも影響されるし、安全第一の作業。

この解を見つけるのは…大変、難しい。
解というか、考え得る最良の条件を探すしかありません。

続いて、国道151号繋がりで…長野県との県境方面へ。

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現地に行ってビックリ。
この数ヶ月は、何度も付近を走行しておりましたが、
いつの間にか舗装工事と区画線の設置が終わってる!!

まさに、この協議会にふさわしい場所。
愛知県と長野県の県境に位置する、国道151号の新野峠バイパス。

現道は恐ろしく細くて急勾配、かつ急カーブが連続する場所。
それが…

見違えるほど美しい、対面2車線の道路に生まれ変わろうとしています。

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国道151号と主要地方道阿南東栄線との交差点を示す看板も設置済み。
看板を支える支柱やガードレールは、愛知県のそれと違って、長野県カラーです。

県によって、道路建設の標準仕様が異なります。

そして…ご説明の中で、供用開始日程のアナウンスもありました!

国道151号 下伊那郡阿南町 新野峠バイパス工区の開通について/飯田建設事務所

11月7日(月)に供用開始。
も…もうすぐじゃん!!

1週間を切っています。

滑り込み視察。

今回、新太和金トンネルは愛知県、新野峠バイパスは長野県。
各県の建設事務所に電話して視察を依頼しましたが、
ほんっと忙しい中、視察を快諾下さり、更に現地でのご説明。

感謝申し上げます。

それにしても、さすがは県境の峠。
日が沈んで、風が吹き、めちゃ寒かった。

それもそのはず。

遠方の山々の頂きには、うっすらと白いものがかぶっています。

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今夜は、今回の参加メンバーで集まりまして。
人と人との繋がりをより強固にするべく、交流会です。

県境という行政界があろうとも、言ってしまえば新城市より近い長野県側町村。

文化が似ていることもさることながら、
親戚関係も緻密であります。

県境をまたぎ、誰がどこそこの親戚で…みたいな会話が繰り広げられていました(笑)

そして、帰宅。

空を見上げて、あまりの美しさに、カメラを取りだして撮影。

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自宅前の茶畑から、いつものアングル。

天の川、粒子が細かくて美しい。

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