昭和12年在りし日の三沢枝垂れ桜

村内は梅まっさかり。
桜の足音は、いつ響いてくることやら。

桜を愛でることができないこのやるせなさを…
そうだ、ネットで花見しよう。

国立国会図書館デジタルコレクションネタです。

今回は、1940年の蔵書。

愛知県史蹟名勝天然紀念物調査報告. 第15 図書

愛知県 編 (愛知県, 1940)

北設樂郡豊根村大字三澤の技垂櫻

です!

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旧三沢小学校にあった粟世桜。
昭和時代初期、その姿を。

もし、今もあったら観光名所になっていたこと間違い無し。
当時の現状について、記載されていました。

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見たことが無い旧字(?)が羅列されていて、
判読するに難がありますが、雰囲気は分かります。

その描写がなんとも美しい。

ネット時代は如何にして一文を短く区切って句読点や接続詞を多用し、
分かりやすく伝えるかに終始するところですが、
休憩の隙を与えぬほどスラスラスラと流れるような文章。

保存法に、目下特別の保護法を講ぜざるも…老桜樹ならばそれなりの指定を受け、
将来一層の保存法を研究するべき価値ありと。

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今となっては既に遅し…。

今の刹那にやろうと思わなくとも、
それをやらなかったばかりに後でやっておけば良かったなぁと思うことは多々あります。

村の中にある史跡、今はあって当たり前に存在していても、
無くなって初めて貴重さに気付くことがないよう、目を凝らさなきゃ。

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