休日出勤した振替を利用して仕事はお休みを頂き。
息子を学校へ送り出してから、妻娘を乗せて浜松市内の病院へ。
おいら初めて来た総合病院。
でかいです。
娘さん、初めて経験する入院。
本人には、これから入院するという自覚はありません。
いつものように、浜松市へ買い物へ行く感覚でしょうか。
車に乗せようとしたら、自ら率先してチャイルドシートに乗り込もうとする。
このあと、彼女に待ち受ける困難を微塵にも感じず。
検査の内容的に1泊入院が必要になります。
しかしながら、付添に妻1人だけでは体調的に大変なため、
おいらも付き添って一緒に泊まることになりました。
病院に到着し、さてとどこへ行けば良いかな。
そう思って歩いていると、入口の案内役の方が我々の風貌から
すぐに娘が入院すると判断され、入院受付に御案内下さったり、
荷物のサポートをして下さったり、接遇力の高さに驚きました。
しかも、子ども向けアクションまで付随する細かさ。
病院へレジャーに来る人はいません。
誰もが不安を持ちながら、病院に入ります。
最初に出会う人のキャラクターが、その後の診察にも影響を与える。
少しでも、気を楽にさせようと。
見習おう。
事務的な受付を済ませて、続いては事前検査的な受付。
体重計と身長計までは良かったんです。
聴診器が出てきた途端、目には涙が。
これからもっとハードなことが待ち受けているのに、先が思いやられます。
そして、個室予約が大部屋に変わっており、付添の宿泊は1名のみとな。
あれーー!?
予定が崩れる。
妻が付き添うということで、おいらは夜、強制帰宅となりました。
手続きを終えて病室に案内され、続いて診察室でまずは点滴導入を確保します。
ここでも、異変を察知した娘さん、まだ聴診器ですけど…
若い先生方3人と、おいら、妻で娘さんの気をそらします。
診察室ではディズニーの映画が流れ、あの手この手で気をそらす。
さあ、運命の点滴導入。
点滴の針は、いつもの注射針より太い。
これは…お母さんの姿が見えない方が良い。
その場の全員がそう判断し、妻とおいらは部屋を出る。
その途端!
フロア全体に響きわたるような大音量で、娘さんの叫び声がエンドレスリピート。
これ、親もツライ。
おたーたん!おたぁーーーたーーん!おだぁーーだーー!!
呼んでも叫んでも、お母さんは全く姿を見せないので、
5分くらい経ってから、かすれ声で
ばあばぁーー!ばぁーーーばーあーー!
「はい、ワンワンね!ワンワンだよぉ~~」
先生。
ばあばがワンワンに聞こえた様子。
聞き取れないくらいの絶叫です。
ただ、おとーたんは呼んでくれませんでした。ションボリ。
はあぁツラかった。我々も。
娘の左手は、まるで骨折したかのように、包帯でグルグル巻きに固定され、
針を抜かれないように、厳重になっています。
しかしながら、遊ぶ部屋に連れて行ったら、
そんなの忘れてしまったかのように、ケロッとして遊んでる。
ちょっと、左手の自由が利かないなぁくらいの調子で(笑)
グルグル巻きの様子は、見ていて痛々しい…。
無事に処置を終えて、2時間ほど待機時間。
そして、4名の先生に囲まれて、娘さんも歩きながら検査室へ。
先生の中には、お医者さんの卵さんの姿も。
とにかく、若い。
4人とも、若い。
お医者さんなんて、年上ばかりというイメージでした。これまで。
もしかしたら、同い年か…年下!?
自分が年を取ったことを実感しました。
疲れ果てた娘さんは、検査室の待合室で就寝。
絶好のタイミングです。
薬剤を注入。
そして、検査機へ。
当人が寝ている間に、2台の検査機を30分ほどで完了。
目ざめるまで、病室で待機。
薬の影響もあるので、そばで見守っています。
2時間ほど経過して、娘さん目ざめました。
ここが最初のハードル、順調そのものでひと安心。
薬の影響でバランス感覚が狂いやすいらしいのですが、
そのまま靴を履いて廊下を走り始めた。
元気良すぎて…それを発散させるべく、子どもたちの遊ぶ部屋に連れて行きます。
一通り遊ばせたところで、主治医の先生がやってこられました。
思いのほか、画像診断結果が早く出たと!
部屋を変えて検査結果を説明して下さる。
こうしたデータも電子カルテシステムを通じて
複数の専門科の先生が診断をする。まるでネットの掲示板のように。
すぐに結果が出るわけだ。
輪切りで映し出された自分の脳みそを、真剣な眼差しで見つめる娘。1歳8ヶ月。
シュールな光景。
我々の持つ疑問を漏らさず聞いて答えて下さり、
インフォームドコンセントを確実に。
脳みその見方が良く分かりました。
さて、妻が風呂に入っている間は、おいらが子守り当番。
もやは行きつけとなった子どもたちの遊ぶ部屋には、
たーっくさんのオモチャとDVDが置いてあるので、全く飽きません(笑)
夕食は、娘さん初めての病院食。
んまーーー!
もの凄い勢いで、結構な量ですが、ペロッと平らげちゃいました。
それもそのはず。
今日は午前10時から断食中の娘さんです。
8時間ぶりの食事。この年頃の子には大変だったでしょう。
よく頑張りました。
そして、職場から電話がありました。
本日中に返信せよというメールが来たと…。
内容を後輩君に説明してもらい、添付ファイルに必要事項を入力してもらって、
対応しておいてくれ!
優秀な後輩君に助けられました。
安心して、休暇を取ることができる。
日頃から、仕事をある程度シェアしながらやっているからこそ。
シェアするには時間を余計に必要としますが、いざというときに助け合えます。
20時過ぎに病院を出て帰途に着き、22時頃帰着。
明日も朝から浜松へ向かいます。