新城設楽の地形・地質

ネットで知る、奥三河。
第…何弾だろう?

愛知県のホームページには、
しれっと面白いリーフレットが掲載されていたりして、面白い。

新城設楽の地形・地質 – 愛知県東三河総局新城設楽振興事務所 – 愛知県

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新城設楽振興事務所のホームページで、誰でも閲覧できるリーフレットのひとつ。
奥三河地域の地形や地質が1つのPDFファイルにまとまっています。

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奥三河の地質というのは、愛知県内や周辺と比べても、ちょっと「色」が違います。
その要因の多くは、「火山」によるもの。

約 1500 万年前の新生代 しんせいだい新しん第三だいさん紀きに活動した火山の痕跡こんせきが見られることも、新城設楽地域の地質の大きな特徴です。

太古の火山が地質に大きな影響を及ぼしています。

設楽地方には、新生代新第三紀の海成の堆積岩 やそれらを覆う火山砕屑岩、火山岩類が広く分布しています。これらはまとめて設楽層群と呼ばれています。設楽地域に分布する火山岩類を一括して設楽火山岩類と呼ぶこともあります。設楽層群の海成の堆積岩からは貝類などの化石が産出します。また、火山岩類の一部は、これら設楽層群の岩石を 岩脈や岩床として貫ている部分も見られます。

また、中央構造線露頭も複数確認されており、
これぞ、奥三河の隠れた魅力ではないでしょうか。

中央構造線は、飯田線に寄り添うように走っています。

それが地表に現れた場所が露頭。

豊根村の茶臼山高原もピックアップされています。

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おおっ!
スキー場内には「板状節理」の発達した安山岩溶岩が露出しているとな!?
それも、1600~1500万年前のもの。
そりゃ、知らなんだ。

今度行った時、注意深く観察してみよう。

また、こちらも身近な古戸の鍾乳洞。

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小さい頃観に行って、真夏なのにヒンヤリした風が吹き出してくる様子に
幼心からドキドキしたものです。

もちろん、中に入ったことはありません。

探検してみたい…。

いつも横目に通過しているばかりで「ずく」が悪いので見たことが無いのが、
釜淵の柱状節理。

R151沿いに露頭している柱状節理はいつも見ていますが、
それが河床にまで続き、それ自体が段差を持った階段になっているんですね。

今度、行ってみよう。

新城設楽の地形・地質は、以前、ブログで紹介した
奥三河地域の巨木が一覧に | kenta’s page ~未知は近きにあり~
このシリーズのひとつです。

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