訃報を受けて、村内の親族のお宅に弔問へ出かけました。
奇しくも…
先日、逃げないニホンカモシカが現れたお宅。
あの逃げなさは尋常じゃない。
その様子から、一緒にニホンカモシカを追い払おうと苦心した喪主さんは、
もしかしたら、「お迎えに」来たのではないか。
そうおっしゃっていたそうです。
だとしたら…ちょっと…失礼してしまいました…。
お水を取り、合掌。
そこに、東栄町で同じ仕事をされている課長さんも時を同じくしてたまたま同席。
親戚縁者、どこでどう、繋がっているかわからないものですが、
故人が呼んで下さった歴々の御縁。
お昼時になり、家族揃って伝統芸能見物に出かけます。
設楽町の石井ちゃんからお誘いもらって出かけた先は…
設楽町平山の「黒倉田楽」です。
黒倉神社で行われる田楽。
田楽と呼ばれる芸能は、この地域にいくつかありますが、私は田楽を観るのは初めて。
美味しい豚汁の振る舞いを頂き、さらに五平餅は1本200円という破格!
境内にて、昼食取って美味しいひととき。
最初は、太鼓の拍子に合わせて「うたぐら」を、氏子の皆さんが合唱されます。
取材に来られていた、やまのしんぶんやさんが、次男くんの遊び相手になって下さいます。
境内に落ちている葉っぱを拾っては、しんぶんやさんの手のひらに、ほいっと。
あー!
あーー!
カウント?しながら。
その姿を目を細めて眺めておられるしんぶんやさん。
お兄さんにおんぶ。
このとき、娘さんは…なんと、爆睡。
祭りに来て太鼓の音色を聞くと、とうも眠くなるようです。
娘さん抱っこが続き、腕の筋肉がピクピクになってきたところ、突然!
長男が、頭に何かかぶらせてもらって、祭りに参加しておる。
その後ろには、石井ちゃんの息子。
相変わらず、物怖じしない二人組です。
そして、翁が現れ。
マイクを持っていらっしゃるのは、設楽町の建設課長さん。
いつも、出張などでご一緒します。
驚いたのが、翁の面が上黒川花祭りの翁面に、そっくり!!
そして、まるで花祭りを見ているかのような錯覚に陥る、鬼の舞。
完全屋外で、なおかつ昼間。
花祭りに慣れていると、不思議な感覚に襲われます。
緑色の鬼様は、茂吉鬼。
次第の流れとしては、花祭りに類似するところ多々あります。次第だけではありません。太鼓や笛の調子も、振草系の花祭りに類似。
それもそのはず。
一山越えたらすぐそこは、東栄町下粟代の花祭り。
フィナーレは獅子舞。
と、思いきや!?
獅子と…牛??
食い合ってます。
歴年の食い合い跡が、面にはしっかり残っています。
食い合いには、「意味」があり。
その意味については、是非、実際にご覧になって解説を聞いてみて下さい。
この田楽では、逐一、演目についての解説が入るので、初めて見に来たヒトにも優しく楽しめます。
解説というのが…
まるでコント(笑)
とっても緩い雰囲気、これも祭りの個性。
さて!
せっかく山を下りてきたので、少し足を伸ばして温泉にでも行きましょう。いつも山の中の温泉だから、たまには海が見える温泉に行ってみたいよね!
石井ファミリー&豊根の後輩も誘って、
夕暮れに映える浜名湖の湖面、眺めながらつかる風呂。
湖面が恐ろしく近い、露天風呂でした。
なお、まだおむつが取れない幼子がふたりいるので、男性陣と女性陣が代わる代わる面倒見ながら。
男性陣が入浴中は、女性陣みんなで養蜂園行って楽しんだそうな!!
夕食も賑やかに。
なんだかんだ、思い付きの旅でしたが、楽しい1日となりました。