行方不明者を捜索する消防団活動

連日の疲労がどっしりと体に蓄積されてきておりますが、まだまだ元気です。

元気を保って、朝7時30分。
消防詰所に集合。

降雨もあるため、重ね着して厚着となった訓練服の上からカッパを着用し、靴はいつもの訓練靴ではなく長靴。
出動の旗を掲げたポンプ積載車に乗車し、集合場所へ。

警察署と打合せが始まります。
今回は、私も班長代理で現場の作戦会議に参加。

本日、実施することとなった行方不明者捜索活動の作戦会議です。

村外、遠方から来訪された方が、豊根村内において行方不明発覚。
その方が、村内にいるのか、村外にいるのか、それは全く分かりませんが、まずは発覚した地点の周辺を探すため、警察署から消防団へ協力依頼がありました。

平日で仕事があるにもかかわらず、多くの団員が出席。

班編成を分け、6班体制で山中に散開します。

冷たい雨に打ち付けられて、捜索活動には一層の切なさが込み上げます。

藪を分け入り、手には鳶口を持って。
皆、言葉少なに霧に囲まれた山の中を進む。

30分ほど経過したでしょうか。

私たちの班は7人。
人が通れる道の上下に、くまなく目を配り。

ある地点において、山中に違和感を感じ。
足を止めてその方向を凝視しました。
同じく、複数人が、その存在に気付いて凝視。

発見。

即時、無線連絡発信し、捜索活動に当たる全員に情報が伝わりました。

生々しい情景に言葉を失い、日常生活とは異なる沈黙が、その場を支配しました。

警察官へも情報が伝わり、道案内ができるように分岐点等に団員を配置。
到着した警察官により現場確認が行われ、消防署の救急隊員にも連絡が渡り。

我々は、手を合わせて、その場から立ち去りました。

警察官の皆さんは全員、現場へ行ってしまったため、道案内のため、救急隊員の皆さんを途中までご案内。
後片付けを済ませ、消防団員全員集合し、副村長さんと団長さんから激励の言葉を頂き、解散。

消防詰所へ戻り、装備の確認や清掃を実施。

言葉少なく。

そして、職場へ出勤。

仕事になりません。
けど、仕事しなきゃ。

思い返せば、大変な週末から週初めとなりました。

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