毎月、ポンプが正常に作動するか、資機材の状況に問題は無いか、そして…
団員のポンプ操作熟練のために実施している消防団のポンプ点検。
いつもは仕事が終わってからの夜、それぞれの点検場所に集合して動作確認を実施します。
ただ、今月は特別バージョン!!の、休日開催。
何故休日開催なのか、それはまとまった時間を取って、より実践に近い、ポンプ同士の中継動作を確認するために。
火災現場において、ポンプ1機だけで満足に放水ができるシチュエーションは、ほとんどありません。
水利から火災現場までの距離が200メートル以上離れていたり、離れていなくとも上り坂勾配がある場合は重力によってどうしても水圧が弱められてしまいます。
そんなときはポンプを直列に接続することで、火災現場までの水圧を確保する。
たいがい、水利から火災現場までの距離は離れています。
今回は実戦訓練とはまた少し趣が異なり、通常の訓練では体験できない、「ゆっくり、落ちついて、ひとつひとつの動作確認を丁寧に、そこに指導も織り交ぜながら。」という、新人団員にとってはとても有り難い訓練です。
もちろん、私のような新人役員にとっても!!
数年前から、豊根村消防団第1部、第2部が合同で行うようになりました。
場所は、三沢高原。いこいの里。
ヒンヤリとした空気の中で、熱気溢れる指導が始まります。
最初に指揮を執る我らが第1部部長。
大阪で一緒にフェルメール展を見に行った先輩です。
無線指示に従い、合計4箇所にポンプを設置し、その間をホースで直列に連結します。
準備はOKか!?
いえす!!!
ポンプ責任者がピースサインで答えてくれました(笑)
本団、すなわち団長さんと副団長さんも、時間を取って見に来て下さっております。
水利は道路脇にある小さな沢。
昨夜の土砂降りにより水量が増加。
土嚢を積まなくても吸水管がしっかり水中に埋まるほど。
流れに逆らう方向に、吸水管を向けて。
吸水開始より、計器類から目が離せない状況が続きますので、写真はありません。
これまではポンプにつきっきりで周りを見渡す余裕がありませんでしたが、今年度からは班長として全体を俯瞰的に見る立場。これまでとはまた違った視点から、新鮮でした。
休憩をはさんで。
2回目は担当するポンプや、ポンプ自体を入れ替えて実施しました。
片付けが終わると、車載無線の点検を実施します。
役場のコールサイン「ぎょうせいとよね」に向けて無線を飛ばし、日直の方が受けます。
全9台のポンプ積載車(今回は諸般の事情から9台)から、次から次へと矢継ぎ早に、日直さんもお疲れ様でした。
訓練後は、三沢加工体験館において、皆で屋外焼き肉!
いやほんと、雨が降らなくて良かったです。
前日の大雨が嘘のように、青空も雲間から見えました。
けど、さすが三沢高原、涼しいを通り越して寒い!!
慰労会を終えてから、全員詰所に戻って使用したホースの洗浄作業。
器具のメンテナンスも消防団員の大切な仕事です。
経験の浅い団員を中心に、いかにして早く、美しく仕上げるか。
個々のこだわりも見えてきます。
休日にもかかわらず、我らの部は欠席者1名のみ。
参加率が非常に高い!!!
村の安全安心を守るための活動、お見知りおきを!!