ご住職の本葬に和尚様26人、消防ホース巻き

本社にて、宿直明け。
宿直明けもまた、出勤してくる社員さんを捕まえては懸念事項のディスカッションで、朝からお騒がせしております。

始業時刻になり、私は時間休をもらって礼服に着替え、こちらへ。

檀家でお世話になっている桂昌院。
旧豊根小学校の山手側に位置しています。

写真をご覧になって分かる通り、本日、ご住職の本葬儀。

先日、お亡くなりになられた際には密葬が行われました。

桂昌院和尚様の密葬参列→夜は娘さん誕生日会&村民運動会練習会 – kenta’s blog

和尚様は我々でいう通常の葬儀が密葬となり、49日において本葬が執り行われるのですね。

境内には檀徒総代で設けた受付テントがあり。

そのすぐ横には、和尚様が大切にされていた桜の巨木があります。

和尚さんの娘婿さんは、私が豊田自動織機へ勤務していた時、実際の機械設計業務に携わって最初の上司です。
偶然の運命です。

密葬を経て1か月ぶりの再会ですが、これでしばらくお目にかかれなくなってしまうのかな。
一抹の寂しさがあります。

そして、檀徒総代さんから、私頼まれました。

「けんたろくん、写真を撮ってくれんかのん?」

そんな話をうわさで聞いていたので、念のためカメラを持って行ってみましたが、うわさじゃなくて本当でした。
いやしかし…

葬式の写真なんて、撮ったことないし!!!

さらに、これが和尚さんの葬式・・・・・・

完全なる未体験ゾーンです。
聞くところによると、葬儀へ臨む和尚さんは26名もいらっしゃると。

そこに、カメラマンとして割って入るとなると…なかなか大変です。
葬儀の進み方も、一般とはまるで違って、和尚さんたちの動線もわからないので不安しかない。

断りたい気持ちをグッと堪えて、承りました!

恐らく、誰しもにとっても一生に一度しか巡り合わないであろうこの瞬間。
記録しておきたいという気持ちはわからないでもありません。

厳かなる葬儀は1時間半強、初めて見る儀式ばかり。

大変に、緊張致しました。

参列されている皆さんの前を小走りに横切るとか、私が立っている場所に和尚さんがやってこられて、その場所がその和尚さんが立つべき場所だったりとかして慌てて退いたり、冷や汗タラタラカメラマンでした。

やはり、初めて目にするセレモニーで写真を撮るってのは、難しいもんですね。気遣い的に。

最終的には怒られなかったのでよし。

きっと、天国の和尚さんも

「があぁーっはっは!!」

いつもの、あの調子で笑いながら、慌てふためく私を見下ろしているに違いありません。
民生委員も10年以上つとめられて、村の行政へも貢献してくださった和尚さん。

改めてご冥福をお祈りいたします。

葬儀が終わり、仕事へ戻ります。
お寺から徒歩圏内の職場。

帰ろうとしたところ、撤収作業をしている花屋さんは…!!!

新城から釜石へ「はるかのひまわり」を“お返し” | 東愛知新聞

先日、大きく取り上げられた記事にも掲載されております、紙谷充昭さん(34)だ!

縁あって、私が豊根村に来たばかりの頃に出会い、それ以来出会う度に面白い話題を提供してくれる紙谷くん。
豊根村で出会うのは、毎回葬式のときばかりですが(汗

釜石市へ行ったときのこと、作業する手を止めて教えてくれました。

そこで驚いたのが…。

なんと、秋篠宮さまと3分間も会話をしたと!!!

すっげ。
会話をする予定は全くなかったそうで、たまたま声をかけてくださったそうなのです。

活躍して、おりますな☆

私も、がんばるぞ!

というわけで、職場へ戻り仕事に専念。

そして、日が暮れる前に退社して、日曜日に使用したホース巻きでお片付け。

春ごろまではホース巻きの手がぎこちなかった若い衆も、操法訓練会において数え切れないほどのホースを巻き続けたことで、スムーズに、自発的に、きちんとできるようになりました。

そして、夕食!!

食卓には子持鮎が!

近所のプロフェッショナルおじさまが、おすそ分けしてくださいました。
妻がもう、大喜び!!!!

大入川の天然資源、おいしく味わいました。

いやはや、落ち着かない日が続きます。

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