東京出張1日目過疎対策

朝7時24分東栄駅発の飯田線目指して出発!

我が家から車で30分ほど…
と、思って出たら、スローに走りすぎたのか…

発車1分前に駅到着(汗

上りと下りの電車がすれ違い待ち状態で、遮断機は下がっており。
ホームに行けない!!!

なにぃ…このまま私を置いて出発してしまうのか…。
いやしかし、遮断機の前で高校生が余裕の表情。

大丈夫そう…かな。

そう思いながら、ホームに見かけた富山小中学校の先生に手を振る。

久しぶりに乗る飯田線。
基本は公共交通機関利用なので、たま~に、出張で利用しますが、
ノンビリ車窓を眺めて、景色の移ろいを眺めるのも良いモノです。

ま、そんな景色に飽きた高校生ばかりなので、
私の窓以外はブラインド下りていますけど(笑)

新城駅で、今回の出張に同行する新城、設楽、東栄の皆さんと合流。

豊橋駅から新幹線で東京へ。
やっぱり…

東京は車で行った方が早い気がするっす。

会場へ到着すると、早く着きすぎたのか、人はまばら。
今回は、全国各地から「過疎」に関わる関係者の皆さんが一堂に会する機会です。

200人近い方々が集まって、開会!

スタンダードな知識交換から意表を突くような情報も!!!

少しだけ紐解いてみましょう。

これまで人口増加を繰り返してきた日本が人口減少に移ったことで、ようやく日本の土地で日本人を食べさせていける規模に落ちついてきた。人口減少は悪では無く、むしろ喜ぶべきこと。○○とか、△△が金を呼ぶために作った言葉に従うべきではない。

いきなり、最初の話題がコレですよ。
我々が抱える問題を解決するためには、「今」だけを見て議論するべきではないと。

武田先生の書籍に関わった時は、嫌と言うほど思い知らされました。

歴史、長いスパン、マクロなデータを見ながら、判断するべき。

センセーショナルな情報が売れるこの時代だからこそ、
短期的な視点で次々に情報を出した者が勝つわけですが、
それは刹那的すぎて、原理原則から逸脱しているか確かめる術を持たないのです。

正確な歴史、データを元にすると、
歴史は繰り返すとはよく言ったもので、出来事だけでは無くデータも繰り返したり。

かつての研修室で、地球温暖化については、特にそのことを調べていました。

で、話を戻して、人口です。

「少子高齢化」とか、「人口減少」とか、「少子化対策」とか。
枕詞のように、意識無く使っている言葉。

それは、 何 に 対 す る Δ(変化量)なのか!!!

江戸や明治の初期、人口が3,000万人に達するまで、非常に長い時間を要し
そこから爆発的に人口が1億3,000万人へ。

その爆発した状態を取り戻そうというのか!?

豊根で言えば、5,000人時代を取り戻さねばならないのか。

人口が増えたから、エネルギーや「もの」が大量に必要になったわけで。
環境問題を解決するには、人口減少はうってつけなんですよね。

環境問題にはそれで良いんですが、人間生活の維持にはやはり、
人間の力が必要です。
人口減少が問題では無くて、年齢割合が問題。

いやしかし、その年齢割合が活気あった頃の状態になるためには、
高齢者を減らして若年層を増やさなければならない。

そんな、ある種、非人道的なことはできません。

人口ピラミッドは、いずれ、釣り鐘型近くに落ちつくわけで、
じゃあ、その時代、どんな社会システムだったら幸せなんだろうってことを考えるべき。

過疎地域は、逆ピラミッドを脱して如何に早く釣り鐘型に遷移するか!
を考えた方が良いんでしょうかね。

ピラミッドの横軸スケールは、あまり関係が無いようです。
(すなわち、ターゲット年齢を絞り込まない「人の誘致」は無意味?)

都市と田舎(過疎地域)の比較論議が非常に多くて、

生活の基礎力や資源力に欠けている都会の方が、田舎よりも厳しい時代に変わったと若い世代から気づきが始まっている。高齢層で考えてみても、都会で70歳を過ぎると仕事が無いが、田舎は「役」がたくさんあるため、年を取ってからも人材は引っ張りだこである(生きがい)。

というお話しや、

過疎対策において、「限界集落」という言葉を作って、行政が引いた線引きに従って集落を定義してしまったことが失敗であり、それに乗っかった○○や△△がステレオタイプ的な「農山村はダメ」という大合唱をしている状態である。

とか、

日本のこの50年は、家族と人間の生産システムを解体させながら、企業や都市と言った経済発展型システムを重視してきたが、トヨタは子供を生産できないし、介護保険だけでは人間の人生は全うできない。セコムだけでは、地域の安全性や共同性は確保できない。ということを深く認識すべきである。

などなど!

行政が引いた線引きで定義した集落っていうのは、なるほどなぁ~と思います。
土地は連続であって、行政境界に人の移動を阻害するバリケードがあるわけじゃありません。

そっくりそのまま鵜呑みにはしきれませんが、(納得できない部分は端折っていますが(汗))
なるほどなぁ~と思うエッセンスを抜き出し、ある種、武田イズム的な視点を久しぶりに味わいました(笑)

また、鳥取県智頭町長さんによる、バリバリトップダウン方式も面白かったです。

都会のストレスから逃避できる場所として「疎開の町」っていう、
なかなか度胸のあるテーマを掲げられていたり。

百人会とか森林セラピーとか。

まとまったレポートをネットで発見したので、詳しくは下記をご覧下さい。

(国内調査)智頭町のゼロ分のイチ村おこし運動、百人委員会などの取り組み ~鳥取県智頭町~ | 東京財団週末学校

テレビや新聞の影響って、本当に大きいですね。

今日の所は、ここまで。

夜の部は、奥三河の担当者による語らいの場として、
凄まじい量の酒の肴(話題)が会議で出てきちゃったので、
それぞれが抱える問題点とか将来像とか、深夜まで大変、議論が盛り上がったのでした☆

「東京出張1日目過疎対策」への4件のフィードバック

  1. お疲れ様です
    きのうはグッドタイミングでした^^
    ありがとうございました
    さっそく拝見しましたが・・・・・あんこに大量のザラメとサッカリンをぶち込んだような甘ったるさが・・・・
    空井1尉は今後、あちこちに転勤すると思われるのですが、東京勤務の稲葉嬢はどうするのでしょうか?
    気になります

  2. おはようございます。
    何を以って幸せか、楽しいかと云う事にも繋がりますね。
    都会で独居などよりも、田舎で忙しくしてた方が今の僕は楽しいと思う。
    僕も気付きつつある若い世代の一人なのかな?
    ⇒若くないが(笑)
    そう言えば、9月20日はどうする?
    無理しなくても良いぞ、本番に来て貰えれば。
    ⇒と云うか、付き人が本番に来られる様に此方も根回しせねば★

  3. >山のしんぶんやさま
    昨日は、まさかあそこでお会い出来るとは!
    あの車はもしや…と、減速してみたらビンゴ!でした☆
    もう、ご覧になったんですね♪
    そして、あの激甘シーンのてんこ盛りを味わって…(笑)
    原作とは異なるエンドシーンでしたが、これはこれで、独りで見てて良かったと思いましたww
    遠距離のまま結婚するとは、さすが空の男!
    空を飛びすぎて距離感が麻痺してしまったのでしょうか(笑)
    飛べばあっという間ですからねえ~出張も輸送機ですし☆
    子どもはどうするんだろう…とか、考えちゃいますね。

  4. >ウェスさま
    どちらが正しいということはなく、価値観の赴くままで良いような気がしますね☆
    都市も田舎も、どちらも人材は必要ですし!都市部で国外とビジネスする人も大切です!
    貴社のように☆
    余ってたら、田舎も宜しく的な気分ですよ。
    ウェスさんは、ぜーんぜん若い方ですよ。
    自分的には、消防団に入れるか否かが、ひとつの線引きですかねぇ。
    さて、9月20日、予定確保しております!
    残った夏休みを使って…。
    また、ご案内、宜しくお願いします!
    もっと重要な、本番の根回しも是非…!!

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