山の中を走破する「作業道」の完了検査。
それまで急斜面に囲まれた山林だったところに、
道ができあがった姿は、それまでの鬱蒼とした山林とは
一線を画するような変身を遂げます。
この作業道というのは、山林の手入れをするための道路。
効率的に山林の手入れを行うため、整備されます。
斜面が急で山深いところになると、森林施業するのも大変です。
間伐材が出たとして、それを市場出荷するためには、
間伐材ができるだけ安価に山林から切り「出される」必要があります。
安価に…ということは、効率的に。
道路が無い場合は1本ずつ引っ張り出すような形。
もしくは、架線を引いて空中を飛ばすか。
いずれにしても、「人」による地道な作業。高コストです。
道路がある場合に比べて効率は低下します。
すると、出材コストもかさみます。
コストがかさめば、材を市場に出荷しても利益がゼロどころかマイナスになることも…。
それでは、材を出荷しない方が良くなってしまう。
でも、それだと森林整備が進まない。
そんなわけで、こういった作業道ってのは大切なのです。
高性能林業機械が進入することが出来ます。
豊根村森林組合にもある、高性能林業機械。
↓こんな動きをします。
道路の規格でざっくり言えば、
高速道路>直轄国道>一般国道>県道>市町村道>林道≓農道>作業道
そんなイメージで、非常に規格の低い道路ですが、
それだけ安価に作ることができます。
安価な分、長時間保つものでもありませんが。
先輩が路線探査をされてルートを決定し、
私が工事を受け持って、業者さんと打ち合わせしながら進めました。
路線の開設というのは、世界が見違って変わるので、
感激します。ホント。
課長さんと2人で臨んだ検査で緊張しましたが、
現地現物、大変、勉強になりました。
未舗装のドロドロ道路を走破したので、車は泥だらけに。
村営バスの車庫に行って洗車していたら、
名古屋大学の花祭りの人を発見!
何故に、こんなところに!?
どこにでも出没されますね(笑)